ダブル不倫にハマる理由
不倫というと、既婚者と独身者が逢瀬を秘密裏に続ける。そんなイメージをもつ人も多いことでしょう。しかし、近年では既婚者同士がする「ダブル不倫」が増えているといわれています。実際に、映画やTVドラマでもダブル不倫をテーマに扱ったものが少なくありません。
お互いに家庭をもちながら、なぜダブル不倫にハマる人がいるのでしょうか。そこで、ダブル不倫にハマる理由についてご紹介します。まずは、普通の不倫とダブル不倫の違いについて解説します。
不倫とダブル不倫の違いとは?
不倫はどちらか一方が独身であることが前提ですが、ダブル不倫はどちらも家庭をもった既婚者同士の不倫です。既婚者同士となれば、お互いに家族があるので、その分リスクが高まります。
つまり、一方が独身者である不倫よりも家庭をもつ既婚者のダブル不倫の方がバレたときの代償は大きくなる可能性があるのです。
一方が独身者の不倫がバレたとしても、独身者が不倫相手の配偶者に慰謝料を支払い、関係を切ることで事が収まることがあります。しかし、ダブル不倫の場合、お互いの配偶者を納得させられなければ事は大きくなり、慰謝料も自分と相手の配偶者と2倍支払うことになるのです。
子どもがいれば、親がダブル不倫していた事実は子どもの心を傷つけることになるでしょう。ダブル不倫の出会いの場が子どもの学校や習い事などである場合、自分がダブル不倫のきっかけとなったことを後悔し、子どもの心はさらに深く傷つくことになります。
このように家族への裏切り行為は家族を深く傷つけ、家庭崩壊の一途を辿ることになります。また、職場や近所でダブル不倫の事実が明るみに出れば、社会的な制裁を受けることにもなるでしょう。
ダブル不倫にハマる理由
それでも、なぜリスクを冒してまでダブル不倫にハマってしまう人がいるのでしょうか。ダブル不倫には、普通の不倫と違って、ハマる理由があります。それらをご紹介します。
手軽に肉体的欲求だけを結ぶことができる
ダブル不倫にハマる理由の1つは、肉体的な欲求を手軽に満たすことができる点です。
配偶者とのセックスレスや性の不一致など肉体的な欲求が満たされていない場合、互いに欲求を満たし合う共通の目的を持っています。
ダブル不倫ではない場合、恋愛相手として存在する必要があるので、肉体的な欲求を全面に出すことはできないでしょう。
ダブル不倫の場合、相手も体を求めている場合は、手軽に欲求を満たすことができ、それだけのために会うこともできるのがハマる理由のひとつです。
別れをこじらせないで済む
相手が独身者の不倫と比べ、別れをこじらせないで済むことがダブル不倫にハマる理由の1つです。
独身者との不倫の場合、以下の2つのパターンが考えられ、別れ話を切り出す際にそれぞれ問題が生じる可能性があります。
- 不倫相手が既婚者だと気づいていない
- 不倫相手が既婚者だと知っている
既婚者だと気づいていない場合、別れ話で問題になりやすいのは、不倫相手が別れを受け入れなかったり、騙されて不倫関係になったと民事訴訟を起こされたりすることがあります。
仮に不倫相手が既婚者だと知っている場合でも、相手の気持ちが心変わりし、「離婚して欲しい」「一緒になろう」と言われることもあります。さらにこじれれば、不倫相手の行動によっては家庭崩壊や職を失うリスクもあります。
その点、ダブル不倫の場合、通常の不倫と同様のリスクはあるものの、互いに家庭を壊したくないという共通認識があるため、別れる際にこじれる可能性が低いといえます。
お互いスリルを共有できる
お互いにスリルを共有できることからダブル不倫にハマる人も少なくありません。とくに結婚生活が長く、家庭では感じられない刺激を求める人にとって、ダブル不倫はスリルを味わうことができる絶好のチャンスといえます。
不倫相手と2人だけの秘密であり、お互いにパートナーがいて、いかにバレないようにするかのキドキする感覚を楽しんでいるのです。人は時に辛いものを食べたり、絶叫マシーンに乗ったりと本能で刺激を求める動物といっても過言ではありません。
ダブル不倫にハマる人も同様に、本能でスリルや刺激を求めているのです。
パートナーへの不満など価値観を共有できる
既婚者同士であるため、パートナーや家族への不満や悩みをお互いに理解し合え、価値観を共有できる点がダブル不倫にハマる理由といえます。たとえば、以下のような不満や悩みが挙げられます。
- パートナーが仕事や子育てに忙しい
- セックスレス
- 家庭内で孤独に感じる
- 子どもの進路や教育ローン
- パートナーの両親との関係
不倫相手が家庭内の不満や悩みを共感してくれるからこそ、居心地のいい関係が続くのでしょう。
まとめ
ダブル不倫は通常の不倫とは異なり、最初から利害関係が一致しているため、互いの家庭を壊すことなく不倫関係を続けることができるのでしょう。とくに、パートナーや家庭への不満や悩みがある場合、不倫相手は良き理解者になってくれます。
このため、お互いの立場を理解し合える不倫相手として最適だと感じ、多大なリスクがありながら、ダブル不倫の深みにハマっていくのです。