浮気検査キット(精液検査)を使って浮気調査はできる?
「浮気検査キット」をご存知ですか?
「パートナーに浮気疑惑があるものの、確証がなくてヤキモキしている」・・・という方は、ぜひ浮気検査キットを使ってみてはいかがでしょうか。
浮気しているのかどうなのかずっと悩み続けるよりも、この検査キットを使えば「白か黒か」が一発で判明するので、結果がどうであれ、判明して気持ちがすっきりすることは間違えがありません。
この記事では、浮気検査キットの特徴や使い方について、細かく解説いたします。円満な夫婦生活のために、ぜひ浮気検査キットをご活用ください。
浮気検査キットとは
浮気検査キットとは、パートナーの体液を元に、浮気の有無を調べられるキットのことです。
夫と妻のどちらにも使えるうえ、専門の検査機関などにわざわざ提出する必要もないので、今「自宅でできる本格的な浮気調査」として利用するカップルが急増しています。
浮気検査キットはどこで売ってる?買える場所について
浮気調査キットは、主にインターネットで購入できます。一般的なドラッグストアなどでは販売されていないため、入手したいときはネット通販を利用しましょう。
また、ほかには探偵事務所経由で購入する選択肢もあります。たとえば有名な精液検査薬「チェックメイト」は、探偵事務所やその他の通販サイトなどで、10,000円~15,000円ほどの値段で購入できます。
なお、浮気調査キットはある程度高い精度でチェックできなければ意味がないため、オークションやフリマアプリなどで購入するのは避けましょう。オークションやフリマで販売されているものは、個人間の取引ゆえに、品質が担保されない場合があります。
浮気検査キットで浮気調査するメリット
浮気調査キットを使用して夫・妻の浮気を調べれば、以下のようなメリットがあります。
- 本格的に調べる前の事前調査として役立つ
- 今後についての話し合いを有利な立場で進められる
- 女性は言い逃れが難しい
浮気検査キットを使って自分で浮気調査をするか迷った際は、まずメリットを考えておきたいところです。では、期待できる3つのメリットについて、詳細を解説していきます。
本格的に調べる前の事前調査として役立つ
浮気検査キットを活用して浮気の可能性を調べれば、相手を特定したり証拠写真を撮ったりする本格的な調査前の、事前調査として役立ちます。
証拠につながる要素が何もなく、「浮気しているかも」程度の疑惑では、本格的な調査をスタートさせた際に大きな手間と費用がかかる可能性があります。
たとえば探偵事務所に浮気調査を依頼する場合、すでに浮気がほぼ確定している状態で依頼するのと、浮気しているかどうかも含めて依頼するのではかかる日数と手間が違ってきます。
浮気しているかわからない場合は対象者の動向を調べるところからスタートするため、ある程度長期的な調査になり、依頼費用もかさむでしょう。これに対してすでに浮気がほぼ確定している状態なら、調査日を絞り込むなどの対策ができるため、少しでも費用は抑えられる可能性があります。
自力で証拠をつかむ際も同様で、先に「浮気しているかどうか」がある程度明らかになっていれば、手間と費用を抑えて調査できるでしょう。浮気調査すべきか悩んでいるときに、事前調査として気軽に試せるのが浮気調査キットの大きなメリットです。
今後についての話し合いを有利な立場で進められる
浮気調査キットで「精液が検出された」という結果を出しておけば、今後の話し合いを有利な立場で進められる可能性があります。
裁判における証拠資料としての有効性については後述しますが、いずれにしても「精液反応があった」という主張をもって問い詰めれば、多くのパートナーは動揺するでしょう。不利な立場だと感じ、言い訳や逆ギレはしにくくなる可能性があります。
今後の夫婦のあり方については、人によってさまざまな考え・要望があるでしょう。離婚について話を進めたい人もいれば、関係修復を目指したい人もいるはずです。
しかしどのような場合でも、相手にとって不利になり得る要素を持っていれば、こちら側の主張を通しやすくなるのは確かです。
- 財産分与で有利になるように調整して離婚したい
- 子どものために今はまだ離婚しないけど、子どもが独立したら離婚してほしい
- 離婚はしないが、こちらが納得するまでGPSアプリを入れて監視させてほしい
たとえばこのような主張も、話し合いの中では通しやすくなるでしょう。「話し合いはまだしないが、いつか揉めたときのために取っておきたい」というときも、役立つ可能性があります。
女性は言い逃れが難しい
浮気調査キットで精液反応が出れば、女性は特に、言い逃れができません。潔白の状態で下着から精液反応が出ることは考えにくいため、妻や彼女を調べて精液が検出された場合、ほぼ「クロ」といえます。
そのため妻・彼女を調べる場合は、浮気調査キットは大きく役立つと期待できます。言い訳の余地をなくすことで、話し合いによって浮気を認めさせられる可能性は高いでしょう。
「自分で調べて問い詰めることで、自白させたい」と考えている人には有効なツールといえるでしょう。
浮気検査キットの使い方
浮気検査キットの使い方は、非常に簡単。
下着など衣類に付いたシミを綿棒でこすって、その綿棒を精液検査溶液の中に入れるだけ。そのシミが精液なのかどうかを調べることで、浮気の有無を確かめるわけです。
夫の浮気を検査する場合
性行為の際、精液の中には前立腺特異抗原という成分が含まれます。検査する対象のシミに、この成分が含まれていた場合、溶液が反応する仕組みになっています。
浮気をしている場合、浮気の痕跡を少しでも無くそうと、性行為が終わった後にシャワーなどで体を綺麗に流すことが多いでしょう。しかし男性の体の仕組みとして、いくら体を綺麗な状態にしても、しばらくの間は、性器から精液が少しずつ出続けるのです。
性行為の後に、下着までわざわざ変える男性はまずいません。そのため、下着を洗わなければ、一週間くらいは下着のシミから浮気検査をすることが可能です。
「今日の帰宅時、なんだか行動が怪しかった」など浮気を疑った日には、洗濯物の中から、夫の下着だけを分別して保管しておきましょう。先述のように、浮気当日から一週間程度は検査可能なので、相手にバレないタイミングを見計らって利用するのが良いでしょう。
妻の浮気を検査する場合
また、妻の浮気を検査する場合も同じです。女性の場合も、下着に付いたシミから検査可能です。
「女性なのになぜ精液検査を?」と、疑問が生じることでしょう。女性は確かに精液が出ませんが、下着を介して、女性の膣内および膣周辺に付着した男性の精液を検出するのです。
ですから浮気検査キットの使い方としては、男女問わずに共通です。
浮気検査キットの確実性
自宅で手軽に利用できる、浮気検査キット。簡単な分、「効果に信用性はあるの?」と不安が生じることでしょう。
実は浮気検査キットは、元はアメリカの警察で利用されていました。現代でこそDNA鑑定が主流になりましたが、DNA鑑定が普及するまでは、浮気検査キットを使って性犯罪の有無を確かめていたのです。
つまりその効果は、かなり信用に値するものといえます。
浮気検査キットを使用する際の注意点
また浮気検査キットを使用する前に、注意点も合わせて知っておきましょう。
慰謝料請求など裁判では使えない
浮気検査キットの結果でパートナーの浮気が判明したとしても、離婚の裁判の際にこの結果を「証拠」として持ち出すことはできないのでご注意ください。
浮気における離婚で裁判をする場合、有効資料は、あくまでラブホテルや浮気相手宅に出入りする写真や動画のみです。浮気検査キットの結果を提出しても、それは特に有利な材料にはなりません。
浮気検査キットは、あくまで「写真や動画を探偵に依頼するためのきっかけ」だと心得ておきましょう。
探偵への依頼は、どうしても少々敷居が高いように感じてしまうもの。ですから「浮気しているのかな?どうなのかな?」と悶々と考えている段階では、なかなか依頼までに一歩踏み出しにくいでしょう。
このように悩んでいる時期に、手軽な浮気検査キットを利用するのがおすすめです。浮気検査キットで「浮気」の判定が出たら、そこでようやく、裁判で使える浮気の証拠を入手するために、探偵に依頼すれば良いのです。要するに浮気検査キットは、探偵に依頼するための一つのきっかけとして考えてください。
男性には言い逃れをされる可能性がある
また、精液反応を検出したとしても、言い逃れをされることもある、ということを覚えておきましょう。
例えばあなたが浮気検査キットの結果を持って、夫に詰め寄ったとしましょう。
「精液反応が出たんだけど、どういうこと!」と夫に伝えても、「実は自慰行為を・・・」と嘘を付かれる可能性がゼロとは言い切れないのです。
しかし女性に対する浮気検査では、下着から精液反応が検出されるなんて、浮気以外にまずあり得ません。
つまり浮気検査キットにおいて、「精液検出=浮気」の図式が成り立つのは、あくまで女性の場合のみと覚えておいてください。
まとめ
浮気検査キットの特徴や使い方について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか。
インターネットなどから手軽に入手できて、手軽に検査できるということはメリットですが、裁判など公的な場には資料として提出できないことを覚えておきましょう。
「探偵に依頼するきっかけ」「パートナーの浮気疑惑を解明するきっかけ」など、目的を達成するための手段のひとつとして活用するのが理想です。