浮気を見てみぬふりするリスクと不倫が終わるとき

不倫が終わった女性

パートナーの浮気に気づいたとき、見てみぬふりしたり見間違いだと言い聞かせたりすることはありませんか?見てみぬふりをして不倫が終わるのを待っている方もいるのではないでしょうか?

今回は、浮気を見てみぬふりするリスクと対処法、不倫が終わりを迎えるときにについてご紹介します。

浮気を見てみぬふりする人もいる

パートナーが浮気相手と一緒にいる場面に遭遇したり、知人や友人から密告されたりと、パートナーの浮気に気づいてしまう人もいるでしょう。単純に「別れる」「別れない」の問題で解決すれば事は複雑にはなりません。

ただ、夫婦関係である場合、浮気によって結婚生活続けるかどうか、離婚するなら子どもの親権はどちらが持つのか、養育費や慰謝料、財産分与など解決しなければならない問題が山積します。

パートナーに浮気を問い詰めれば、自分ですら結論がどうなるのかわからない不安から、悩んでしまう人もいるようです。

浮気を見てみぬふりする理由

パートナーの浮気に気づいていても、あえて見てみぬふりする人がいるのはなぜでしょうか。ここでは、浮気を見てみぬふりする人の理由に迫ります。

パートナーの浮気を認めたくない

パートナーの浮気に気づけば、ショックを受ける人のほうが多いでしょう。ただ、浮気を認めれば、パートナーに裏切られた現実を受け入れなければなりません。裏切られた以上に傷つくのは、浮気されたことでプライドを傷つけられることでしょう。

浮気を認めれば、パートナーは自分よりも浮気相手に異性としての魅力を感じているのだと認めざるを得なくなります。少なからず、パートナーはあなたに不満があるからこそ、他の異性との浮気を選択しているのです。

パートナーの浮気という事実を認めることで自尊心を傷つけられるくらいなら、浮気を見てみぬふりしたほうが傷は浅いと感じてしまうためです。

一時的な浮気だと信じている

パートナーの浮気は一時的なものだと信じているために見てみぬふりする人がいます。浮気はあくまでも寄り道のようなものと捉えているのでしょう。

とくに、恋人関係よりも夫婦関係にある人に多く当てはまります。「結婚相手として選ばれたのは自分」「必ず自分の元に帰ってきてくれるはず」と、考えがちです。浮気はあくまでも一瞬の気の迷いという考え方を崩さないでしょう。

自分はパートナーにとって特別な存在だと鼓舞することで、パートナーとの関係に対する不安を払拭したいのが本心です。強がっているように見えても、内心では深く傷ついています。

パートナーの浮気に興味がない

そもそもパートナーとの関係が破綻していたり、ただの同居人と考えていたりと、パートナーの浮気に興味がない人もいます。

家庭内は破綻していても、建前上は夫婦として成り立っていれば、お互いに干渉しないというスタンスの夫婦もいます。また、政略結婚やお互いの条件だけを満たした愛のない結婚でもよく見られます。パートナーの収入や社会的な地位、外見、学歴など理想の結婚相手を満たす相手と結婚したいという人も少なくありません。

また、パートナーとの時間よりも、趣味や仕事など自分の時間を優先する人の場合にも当てはまります。惰性や情で関係を続けている人も多いでしょう。

パートナーと別れたくない

パートナーと別れたくない理由から、パートナーの浮気に気づいていても見てみぬふりをしてしまいます。パートナーから別れを告げられる不安を抱えている人も多いでしょう。

また、パートナーに浮気を問い詰めてケンカの末に別れることになるだろうと予測が立つために、別れるくらいなら見てみぬふりをしたほうが無難だと考えてしまう人もいます。

浮気現場に出くわしたなら話は別ですが、限りなくクロに近いグレーだとしても、クロではないと自分に言い聞かせているのでしょう。

確実な証拠がない

パートナーの浮気の可能性は高いけれど、確実な証拠がない場合に見てみぬふりする人もいるようです。浮気を問い詰めるには証拠が少なく、詮索していることがパートナーにバレれば、さらに浮気の証拠を探すのが難しくなるかもしれません。

なかには、確実な証拠がないからとホッとしている人もいるでしょう。「パートナーの浮気が自分の間違いであって欲しい」と、わずかな可能性を信じている人もいるかもしれません。

一方で、パートナーの浮気は許さず、確実な証拠を見つけるまでは見てみぬふりを装っている人も少なくないでしょう。パートナーの浮気を理由に離婚や慰謝料を請求する可能性も大です。

実は自分も浮気をしている

パートナーの浮気を見てみぬふりする人の中には、自分自身も浮気をしていることから何もアクションを起こさない人もいます。パートナーの浮気を問い詰めれば、その矛先は自分自身にも向けられるかもしれません。

パートナーの隠し事に気づけば「もしかすると、パートナーも自分の浮気に気づいているのでは?」と、考えてしまいます。お互いに浮気をしていて現状に満足しているなら、あえてパートナーとの関係を解消しなくてもよいと判断を下すのです。

夫婦関係にあるのなら、すでにその関係は破綻しており、仮面夫婦といえます。世間体や建前など表向きだけは夫婦を演じていたいという関係で繋がっているのです。

浮気を見てみぬふりすることで考えられるリスク

浮気を見て見ぬふりすれば、どんなリスクが考えられるのでしょうか。実際に起こり得るリスクを確認し、パートナーと向き合うことを考えなおしてみるのもよいでしょう。

浮気がエスカレートする

パートナーの浮気を見て見ぬふりすれば、パートナーは浮気をしていても大丈夫だと考えるようになり、浮気をやめるどころかエスカレートしていく可能性があります。浮気相手との関係を続けていく中で、浮気が本気になってしまうかもしれません。

とくに、あなたが浮気を見てみぬふりしていることをパートナーに気づかれれば、この現状に不満がないと思われる可能性もあるでしょう。あなたに浮気がバレているのにもかかわらず、何も言ってこないのをよいことに堂々と浮気相手に会いに行く機会も増えるかもしれません。

次第に、あなたへの愛情が薄れていき、パートナーの心は浮気相手に向かってしまいます。

パートナーから大切に扱われなくなる

一般的に、浮気をする人は浮気している罪悪感からパートナーに優しくなるといわれています。矛盾しているようにも思えますが、パートナーがいるにもかかわらず、別に交際相手を作っていることからあなたへの罪滅ぼしとして優しく接しているのでしょう。

この段階であればあなたへの関心も残っているといえます。ただ、浮気を見てみぬふりし続ければ、パートナー自身の浮気によるリスクが減るため、あなたへの気遣いも減っていくでしょう。

「この人に浮気がバレることはないだろう」「放っておいても支障はなさそう」と思われてしまうのです。結果的に、パートナーから大切に扱われなくなり、浮気相手との関係を深めていくだけでしょう。

パートナーの心が離れ、別れを切り出される

浮気を見てみぬふりし続ければ浮気はエスカレートし、あなたの扱いも悪い方向に変わってしまいます。おそらく、その先にあなたとパートナーの明るい未来はないでしょう。

パートナーの浮気を放置すれば、一時の気の迷いの浮気も本気の恋に発展してしまうかもしれません。浮気をしていても何も言ってこないあなたに、より不満を募らせることも。そして、パートナーから「別に好きな人ができたから別れよう」と、切り出されてしまうかもしれません。

浮気を見てみぬふりする行為は、パートナーと向き合うことを避け、いつまでも平行線を辿ることになります。もちろん、浮気を問い詰めた先にも「別れ」という結末はあるかもしれません。

今以上に傷つき苦しむことがあるかもしれませんが、パートナーとの絆を取り戻すのなら一線交えなければ関係は悪化するだけでしょう。

浮気・不倫が終わりを迎えるとき

不倫相手を本気で愛しすぎてしまったとき

不倫は、独身男女の恋愛とは違い、想像を絶するほど苦しいものです。

もし、お互いがただの「遊び」として割り切った関係で付き合っている場合は、この限りではありませんが、男女どちらか片方だけに「情」が入ってしまうと、途端に、険しく苦しい恋へと変わります。

例えば、家庭に戻っていくパートナーの背中を見送りながら、「これから家族で楽しく食卓を囲むのかな」など、あれこれ想像するのは日常茶飯事。その想像がもたらす嫉妬は、発狂して頭をかきむしりたくなるほどでしょう。

そして情が入れば入るほど、パートナーに「離婚して」と迫るようになります。それに対して一般的な返事は、「もう少し待って」と、うやむやにしながら関係を長引かせることでしょう。しかし、「もう少し待って」の返事が延々と続くことに嫌気が差したとき、身を引く選択をする男女は多いようです。

つまり、どちらかが本気になったら、それは苦しい恋の始まり。片思いの苦しい恋とは違い、「家族」「子ども」という大事な存在がバックにいるからこそ、発狂寸前の嫉妬と隣り合わせで関係を続けることになるのです。そんな精神状態に身を置き続けるのは、本気であればあるほど、やはり難しいことでしょう。

「秘密の恋」の関係性に疲れたとき

不倫は、バレてはいけない関係です。知り合いに一人見られただけで、うわさは爆発的に広まることでしょう。

不倫の恋にはルールがあります。「デートは車で1時間以上かかる場所で」「家族がいる時間帯には携帯を触らない」など、バレないための工夫がいくつも必要。

もし、独身男女の恋愛なら、誰の目も気にせず、どんな工夫も必要なく、堂々と手をつないで街を歩けます。でも不倫は秘密の関係である手前、そうはいきません。

一つでもバレたら、アウト。家族の耳に入るのは時間の問題でしょう。しかし現実問題、一分の隙もなく常に100%のアリバイを作り続けるのは、なかなか難しいこと。

だから、「もう嫌!この関係を続けるためにどれだけ苦労しなきゃいけないの!」と、演技だらけの毎日に疲れたときに、関係そのものを清算しようとするのです。

別の不倫相手の存在をカミングアウトされたとき

不倫をする方は、「浮気」が癖になっている場合が多いです。

もし、不倫中のカップルにインタビューをすれば、「今のパートナーで3人目かな」なんて答えが返ってくることも少なくないはず。

不倫にどっぷり浸かっている間は、まるでパズルのピースがぴったり合うように、運命を感じているかもしれませんが、現実は「二番手」。一番のポジションには「家庭」がありますから、どんなに情が入った関係であっても、所詮は二番手に過ぎないのです。

もし、パートナーが「以前もバレなかったから大丈夫」と浮気が癖になっている場合は、あなたと付き合いながら、別の相手と並行して交際することもあります。「なんで?私がいるじゃない!」と必死に伝えても、キョトン顔。「だって、君とは結局不倫の関係でしょ?」と、自分が「換え」が利く存在であったことを伝えられるのです。

どんなに熱が入っていても、所詮は「ただの浮気相手」。別のパートナーはいくらでもいることを思い知らされたとき、我に返って別れを選択する方は多いでしょう。

肝心なときに助けてくれない存在だと気づいたとき

不倫相手の存在は、公になってはいけません。水面下で関係を続けるからこそ、家庭や社会的地位を壊さずにいられます。

いわば、パートナーは「陰」の存在。決して前に出てきてはいけないし、存在を示したり証拠を残すようなこともタブーです。

そのため、あなたに何か大変なことが起きたときに、パートナーが力になってくれないことも多々出てきます。例えば、「具合が悪いの。苦しい」と電話しても、「大変なのは分かるけど、君の家に上がるわけにはいかないし・・・」と終了。また「職を失ってお金がないの」と困っていても、「俺も奥さんからもらっている少額の小遣いでやりくりしているだけだからさ・・・ごめん何も助けられなくて・・・」と終了。

「お互いに愛し合っているはず」と認識していた相手が、助けてほしいときにまったく頼りにならなかったとき、「未来のない関係」だと気づく方は多いようです。

どちらかの家族にバレたとき

最も避けたいパターンではありますが、どちらかの家族にバレたときも、別れを選択せざるを得ないでしょう。

もちろん、バレたことをきっかけにして、「もうこんな結婚生活にはうんざりなのよ!私は彼と結婚するわ」と潔く強行突破する方もいますが、あっさりと承諾されることはまず無いはず。

モメにモメて、離婚騒ぎや慰謝料請求騒ぎにまで発展したうえで、「あんなやつとはもう二度と会うな!」と、無理やりパートナーとの仲を引き裂かれることがほとんどです。

もし結婚生活を存続するとなると、当分の間は家庭がぎこちない雰囲気になることは避けられません。しかし、不倫発覚をきっかけにして、もともと冷え切っていた夫婦関係が修復されることもあるようです。「雨降って地固まる」ではないですが、「確かに俺にも悪いところがあった。お前が離れていくのも仕方ないよな」なんて、関係を軌道修正して、幸せを取り戻した家庭も少なくないんですよ。

パートナーの浮気を見てみぬふりをやめるための対処法

パートナーの浮気を見てみぬふりを続ければ、どんなリスクがあるのかがおわかりいただけたことでしょう。とはいえ、パートナーに浮気を問い詰めれば解決するのかということでもありません。具体的にどんな行動を取ればいいのかわからない人も多いでしょう。

ここでは、パートナーの浮気を見てみぬふりをやめるための対処法を紹介します。

パートナーの友人に相談する

見てみぬふりをやめるためには、行動を起こしましょう。パートナーに浮気を問い詰める方法もありますが、最初から冷静に話をするのは難しいかもしれません。まずは、信頼できるパートナーの友人や共通の友人に相談してみることをおすすめします。

パートナーのことを理解している友人だからこそ、パートナーに届く言葉を知っているものです。第三者を通して浮気を指摘されれば、自分が浅はかな行動を取っていたことにも気づくでしょう。

あなたが浮気に気づいていることを知れば、パートナーから何らかのアクションがあるはずです。パートナーと向き合うのは、それからでも遅くはないでしょう。

浮気に気づいているアピールをする

パートナーに「浮気に気づいているよ」と、遠回しにアピールするのも有効です。あなたが浮気を知っているか知らないかギリギリのラインでパートナーに釘を刺せば、自ら浮気相手から手を引こうと考えます。

たとえば、浮気相手の特徴から「あなたが○○の人と浮気している夢をよく見る」や「あなたは○○の人が好きなの?」と話しかけてみましょう。パートナーの態度や表情、言葉に詰まるしぐさなどから浮気の確信も得られるはずです。

パートナーから「突然何でそんなこと聞くの?」と返答されたら「なんとなく聞いてみたかっただけ」と、思わせぶりな態度を取っておきましょう。

また「もしも、浮気していたら慰謝料たっぷり取って別れるからね」と、浮気がバレたら「こんな未来が待っているよ」と想像させることも大切です。

コミュニケーションを取る努力をする

見てみぬふりをやめるには、パートナーとのコミュニケーションの取り方を変えてみることからはじめてみましょう。これまでお互いを尊重して1人の時間を大切にしてきたのなら、2人で過ごす時間を増やしてみます。

共通の趣味を持ったり、外食に出たり、旅行を計画してみたりするのもよいでしょう。また、パートナーに感謝の気持ちを伝えたり、あなたにとって大切な存在であることを伝えたりしてみましょう。

パートナーと出会った頃のような関係を取り戻せるかもしれませんし、家庭に自分の居場所があることの大切さを改めて実感してくれるかもしれません。何よりも、パートナーにとってあなたという存在の大切さを改めて気づいてもらうことが大切です。

浮気は見てみぬふりせず、相手と向き合う勇気を持とう

浮気を見てみぬふりしたからといって、自然と浮気をやめてくれるとは限りません。むしろ、放置すれば関係を悪化させてしまう可能性があります。もし、「今の関係を壊してしまうかもしれない…」という不安がある場合は、まずは、相手と向き合う勇気・覚悟を持つところが第一歩です。

最初の一歩として、浮気を見てみぬふりをやめるための方法を参考に、浮気に立ち向かう行動を起こしましょう。

浮気調査・不倫調査の料金・費用相場

1日あたりの相場 費用総額の相場
浮気調査・不倫調査 13.4万円 73.8万円

※実際に探偵ちゃんで紹介した探偵事務所に依頼した人の事例を元に算出しています。