浮気した旦那と離婚しないメリット・デメリット

椅子に座って考え事する女性

旦那の浮気がわかったときは、大きなショックを受けるものです。今後の夫婦関係にも大きな影響を及ぼします。だからこそ、「離婚したくない」という感情だけで離婚しない選択を選ぶと、なお一層苦しい思いをするかもしれません。辛いときの決断こそ、冷静な分析と判断力が重要です。

そこで今回は、浮気した旦那と離婚しないメリットとデメリットを解説。離婚しないと決めた後の心構えについてもお話します。

浮気した旦那と離婚しないメリット

まずは、浮気した旦那と離婚しないメリットから解説します。

離婚にまつわる面倒な雑務をしなくて良い

もしも離婚を選んだ場合、さまざまな雑務が発生します。

  • 離婚に向けて夫婦で話し合い
  • 話し合いで離婚話が進まなければ離婚調停
  • 離婚調停で解決しなければ離婚訴訟
  • 財産分与の話し合い
  • 慰謝料を求める場合は請求手続き
  • 子供がいる場合、親権、養育費、面会等細かな決め事
  • 離婚届とそれに関わる書類申請、記入、提出等
  • 引っ越しと新居の準備(旦那が出ていくだけなら部屋の整理のみ)

夫婦関係が壊れてギスギスした空気の中、これらの膨大な雑務と決め事をしなければなりません。しかし、離婚しないなら上記の手間が全て省けます。精神的な問題は別として、今と生活が大きく変わらないのは、離婚しない大きなメリットです。

浮気が旦那の弱みになれば自分が主導権を握れる

旦那が浮気を反省し、あなたに対してとても申し訳ない気持ちになっているなら、これをきっかけに主導権を握れます。今まで言い辛かったことも、「私を傷つけたむくいを受けよ」と、強気で言えるようになれば、結婚生活のストレスは大きく軽減されます。旦那も今までよりもずっと、真摯に受け止めてくれるでしょう。

ただし、旦那が開き直るタイプならば、このメリットは期待できません。また、あなたが横暴な独裁者となれば、せっかくの良いきっかけが、むしろ夫婦関係を悪化させる原因になってしまいます。主導権を握って大きなメリットを享受できるか否かは、あなたのさじ加減にかかっているのです。

経済的な安定感を継続して得られる

現在旦那の収入が家計を支えているならば、離婚しないことで引き続き経済的な安定を維持できます。「お金を渡し過ぎると、また女性と遊ぶから」という名目の元、あなたが家計を一手に握り、旦那の小遣いを減額することも可能です。

経済的安定は、精神的安定にもつながります。仮に浮気が許せなかったとしても、「お金のため」と割り切れるなら、離婚しない経済的メリットは大きいです。

浮気夫でもいざというとき大切な人手となる

浮気発覚直後は、一緒にいるだけでストレスがかかり、「いない方がマシ」と思うかもしれません。しかし、浮気夫でも、いざというときは家族の一員として大切な人手になります。例えば、小さなことなら「重い家具の移動を頼める」、大きなことなら「万が一自分が体調不良で入院した場合、子供の面倒や家のことを最低限やってもらえる」などです。

浮気だけが大問題で、それ以外は子煩悩で家事もできる旦那ならば、今後も何かと活躍してくれるでしょう。この際、浮気した罰として、とことん使ってやれば良いのです。尚、浮気関係なく、前からずっと単なるお荷物夫は例外です。

旦那が改心すれば夫婦の絆が強まる

旦那の浮気は夫婦の危機です。しかし、危機を一緒に乗り越えた夫婦の絆は深まります。あなたと旦那が逃げずに向き合い、話し合って、旦那が改心し、あなたが許すことができれば、今より強い絆で結ばれる可能性は高いです。

浮気は裏切りですから、すぐに許すのは難しいでしょう。それでも、一度は正面からぶつかる価値があります。あなたが完全に失望していないなら、苦しくても今の気持ちと、旦那にどうして欲しいのかを伝えた方が良いです。旦那の誠意と愛情を見られるかもしれません。

浮気した旦那と離婚しないデメリット

携帯を見る女性

浮気した旦那と離婚しないのは、メリットばかりではありません。浮気しないデメリットについて解説します。離婚しない選択を選ぼうと思うなら、デメリットをあなたが受け止められるかが重要です。

許せない場合一生旦那への恨みを抱えなければならない

もしも、あなたが浮気した旦那を許せないまま離婚しない選択をした場合、その恨みを一生抱えることになります。普段は心の底に押し込めていても、ふとした瞬間「浮気したくせに」「裏切ったくせに」と、どうしようもない恨みの感情が沸いて出てくるでしょう。その度に、記憶が鮮明に思い出され、あなたは苦しまなければなりません。

恨みの感情は、想像以上にキツいものです。時がたっても恨みを持ち、それを旦那にぶつけることで、修復した夫婦仲が悪くなるリスクも抱えています。

不信感がぬぐえず不安でストレスが増える

信じていた旦那だからこそ、たった一度の浮気でも「裏切られた!」という強烈な感情が刻み込まれます。綺麗に水に流せないと、「浮気しないと約束したけど、また裏切られるかも」という不信感がぬぐえません。すると、疑心暗鬼になり、小さなことで「もしかして、また浮気?」と不安が募り、相当なストレスになります。

もしも、あなたが旦那の浮気を疑うたびに、「浮気してないよね?」「怪しいんだけど」と確認作業を続ければ、次第に旦那は「妻に信頼されていない」と、うんざりしてしまうでしょう。不信感はお互いにとってストレスなので、夫婦仲に悪影響を及ぼします。

旦那が浮気公認と勘違いする恐れがある

恨みや不信感が多少あっても、旦那が浮気を心から反省すれば、次第に信頼関係が回復する可能性は高いです。しかし、あなたが浮気を許して離婚しないことで、「浮気しても許される」「浮気公認になった」と、旦那が勘違いして、より一層浮気に走る恐れがあります。浮気した旦那と離婚しない最大のデメリットと言えるでしょう。

離婚しない選択肢をする場合、旦那を信頼するのも重要ですが、「次浮気したら自分はどうするか」のシミュレーションも必要です。自分の未来の幸せについて、じっくり考えましょう。

浮気した旦那と離婚しないと決めた後の心構え

浮気した旦那と「離婚しない」と決めたなら、気持ちを切り替えつつ、幸せな家庭のためにポジティブ思考になりましょう。そのために必要な心構えを伝授します。

しっかり話し合って解決できたら無闇に疑わない

「離婚しない」と決める前に、夫婦でしっかり話し合うのが必須です。その際、「もう浮気はしない」と、旦那に約束させましょう。最低でも口約束、できれば誓約書を書いてもらうと良いでしょう。あなたが旦那を許すために、罰金やペナルティを与えるのもありです。

浮気についてキッチリ話をつけたら、今回の件はこれにて解決としましょう。まずは旦那を信じて、無闇に疑わないことが重要。もちろん、新たな浮気の決定的な証拠を掴んだ場合は別です。

また、今後旦那と喧嘩したとき「浮気したくせに」と言いたくなるかもしれませんが、過去の過ちを引っ張り出さないように注意しましょう。いつまでもあなたが浮気を引きずると、旦那の方が先に参ってしまいます。

過度な期待を捨て幸せのハードルを低く設定する

一度旦那に裏切られているため、小さなことでも不満を溜めやすくなっています。以前よりも狭量で、怒りの沸点が低くなると、結婚生活がギスギスして雰囲気最悪です。そうならないためにも、旦那への過度な期待は捨て、求めるハードルを限りなく低く設定するのがおすすめです。例えば、以下のような感じです。

  • 旦那は無駄遣いせず真面目に働けば良しとする
  • とりあえず健康なら良しとする
  • 夫婦2人の時間へのこだわりを捨てる
  • 察してもらうのを諦めてやってほしいことは口頭で指示する
  • 自主性を期待しない

「浮気せず、きちんと働き、家で邪魔にならなければOK」と思えれば、旦那に寛容になれます。あなたが優しい気持ちをキープできれば、穏やかな関係を築けるでしょう。

旦那に依存せず自分の幸せを優先する

離婚しない決断後は、夫婦間で適度な距離が必要ですが、あなたに家庭優先意識が染みついていると、「浮気したくせに、なんで旦那だけ自由なの?(楽しそうなの?)」とイライラしてしまいがちです。これでは、離婚しない選択をしたのに、結婚生活が苦痛になってしまいます。

これを機に、もっと自分を大切にすると良いでしょう。旦那に依存せず、旦那を優先せず、あなたの欲求を第一に叶えるくらいの心構えでいるのです。仕事や趣味に打ち込んだり、休日は友達と出かけたり、旦那不在でも楽しむ方法をどんどん増やしましょう。旦那へのこだわりがなくなれば、気持ちが楽になります。あなたはもっと自由で良いのです。

経済的な備えを怠らない

経済的安心感は、精神的余裕に繋がります。経済的に備えていれば、いざというときの選択肢が増えます。自分が選べる立場になれば、旦那の一挙一動に過剰な反応をせず穏やかに過ごせます。それが、家庭の雰囲気を良くし、如いては夫婦仲の安定につながるので、経済的備えは重要です。

以下のような方法で、しっかり備えましょう。

  • 家計をあなたが握る
  • 働きに出て自分の経済力を上げる
  • 自分名義の貯金をしっかり作っておく

自分の経済力を上げれば、自信につながり、夫の一挙一動に対して過度に気にせずに済むでしょう。

離婚の選択肢を常に用意しておく

あなたの「離婚しない」という選択は、今に限った話で、未来は未知数です。葛藤に苦しんで導き出した答えならば、真っ当したくなるでしょう。

しかし、離婚しないことにこだわると、あなたの幸せを見失うかもしれません。なぜならば、今後結婚生活が辛くなった場合、離婚して幸せになる選択肢がなくなってしまうからです。更には、旦那から「何をしても妻は離婚を選ばない」と、舐められてしまうリスクもあります。

旦那と対等になり、自分の幸せを追求するためにも、いつでも離婚の選択肢は用意しておきましょう。「離婚したいけど経済的不安から離婚できない」という事態にならないためにも、前述した経済的な備えは重要です。

お互い居心地の良い家庭作りを心掛ける

旦那と良好な関係を継続するためには、適度な距離が必要ですが、一緒の時間も同じくらい大切です。「お互い放置状態」では、心が離れてしまいます。適度に自由に、適度に協力がポイントです。浮気問題を乗り越えたからこそ、お互い居心地の良い家庭作りを心掛けましょう。

そのためには、夫婦の会話が必要です。報告や連絡、相談はもちろんですが、他愛のない雑談や、これからについての話もたくさんすると良いでしょう。相手の話に耳を傾け、自分の意見は言葉を選んで丁寧に伝えるようにしましょう。

家庭内でのある程度の役割分担も効果的です。ただし、役割にしばられると逆効果。疲れている時は助け合うなど、思いやりと臨機応変な思考を持ちましょう。

浮気した旦那と離婚したくないときこそ良く考えよう

離婚しない選択は現状維持なので、離婚する選択肢よりも楽と言えます。旦那から離婚を言い出さないなら、あなたが何もしなければ自動的に結婚生活継続です。「どうしよう」と問題を先送りしている内に、うやむやになってしまう可能性もあります。それで、結果的にわだかまりが残らず元に戻れば良いのですが、「なんであの時離婚しなかったのか」と、後悔するかもしれません。

もちろん、考えて出した結論が正解とは限りません。後悔するときはするものです。それでも、真剣に考えたならば、「あの時一生懸命悩んだ答えだから」と、少なくとも人のせいにせずに納得できるでしょう。離婚したくない感情に流されるのではなく、冷静に考えた上で結論を出しましょう。