既婚なのに好きな人ができたときの対処法
「既婚なのに好きな人ができた…」
配偶者に愛情があり、離婚する気も全くない状態で別の異性を好きになってしまった場合、罪悪感を持ったり、酷く悩んだりしてしまうかもしれません。久しぶりのときめきに動揺が大きく、気持ちの整理が難しいでしょう。
そこで今回は、既婚なのに好きな人ができたときの対処法を徹底解説します。
既婚なのに好きな人ができた…不倫はあり?なし?
好きな人ができたとき、「もしかしたら、上手く付き合えるかも…」という考えが頭を過ぎるかもしれません。しかし、好きな人が独身者だったとしても、あなたが既婚者である限り交際=不倫です。既婚の恋愛は独身時代とは違い、既婚者の婚外恋愛は以下のようなリスクがつきまといます。
バレた場合
- 不倫は民法では不法行為にあたり、慰謝料等の責任を負う
- 配偶者に離婚を切り出される
- 離婚までいかなくても夫婦仲が冷え切る
- 子供の信頼を失う
- 職場や友人の信頼を失う
- 実際に離婚になり、親権もとれず一人ぼっちになる
バレない場合
- 家族や周囲に隠し続けるストレスを抱え続ける
- 金銭的負担が増えて家計が圧迫する
- 軽い気持ちで始めた不倫が本気になり泥沼化する
- 不倫相手が本気になり、自分の家庭を壊そうとする
- 謝って妊娠する(させてしまう)
もちろん、中には全て上手に調整し、内と外を両方充実させるケースもあります。しかし、多くは金銭的精神的余裕が元々豊富な環境下にあり、しかも不倫相手の割り切り上手なケースが殆どです。
最終的には個人の判断の自由となりますが、「不倫はありか、なしか」の2択ならば、「なし」を選択するのが賢明と言えるでしょう。
既婚なのに好きな人ができたときの対処法6つ
既婚なのに好きな人ができたときの選択肢はさまざまです。中には「家庭を顧みず不倫する」「バレないよう徹底して不倫する」という選択肢もあるでしょうが、非常にハイリスク。おすすめはできません。
そこで、既婚なのに好きな人ができたときにできる穏便な対処法を解説します。
推しを応援する気持ちで密かに片思いを楽しむ
既婚の場合、好きな人を心の中のアイドル的存在にして、「リアルでは付き合えない」という前提の元、密かに片思いを楽しむ方法もあります。推しを応援するファン心理と同じです。「今日も笑顔が見られてハッピー」と、パワーの源にしてしまうのです。
片思いを楽しみつつ、しっかり家族への愛情を注いでいるなら、何も問題はありません。むしろ、好きな人がいるだけで毎日が楽しくなって、何事もポジティブに取り組めるようになるでしょう。
親しくなってプラトニックな関係を楽しむ
「片思いだけじゃ物足りないけど、不倫なんてとんでもない」という人におすすめなのが、好きな人とプラトニックな関係を楽しむこと。友達以上愛人未満というと聞こえは悪いですが、恋愛感情は誰にも悟られないようにしつつ親しくなり、会話などのコミュニケーションや、ときには食事などを楽しむのです。
ただし、不倫を少しでも疑われるようなスキンシップはNG。思わせぶりな言動で好きな人を困惑させるのも良くありません。あくまでも、精神的な距離だけを縮めて、親しい友人や同僚プラスアルファの範囲内で楽しみましょう。
周囲を巻き込んでグループ交際的に楽しむ
「プラトニックは良いけど、さすがに2人きりは抵抗がある…」という場合は、周囲を巻き込んでグループ交際にしてしまう手もあります。親しいグループ関係を作り上げ、飲み会やバーベキューなどを企画して、みんなでワイワイ楽しむのです。
この場合、好きな人がグループ内で恋人を作ってしまう可能性があります。しかし、元々不倫に踏み込む気はないのですから、むしろ「これで完全に自分と好きな人が付き合うことはない」と、良い意味で切り替えができるでしょう。
距離を取って忘れる
「好きな人と親しくなったら、恋愛感情を抑える自信がない」という場合、距離を縮めるのは危険です。理性が感情に負けて暴走し、するつもりのなかった不倫をしてしまうリスクがあります。
上手く好きな人との関係を楽しめないなら、距離をとって徐々に忘れる方向で気持ちの整理をつけるしかありません。と言っても、あからさまに避けると場の空気を悪くしたり、返って不自然に思われたりしてしまいます。ですので、好きな人との物理的接触は必要最低限とし、別の対象(人でも趣味でもなんでもOK)に興味を向けるようにしましょう。
改めて家族を大切にして気持ちを整理する
好きな人への気持ちが既にかなり大きく、簡単に忘れられないときこそ、改めて家族の大切さについて考えましょう。何気ない毎日が、実はとても幸福なことだと気付けば、何を優先すべきか自ずと答えが出るでしょう。
この時、あなたから初心を持って家族を大切にするのが重要です。普段以上に家族を思い、丁寧に声をかけ、「喜んでほしい」という気持ちで行動すれば、更に愛情深く強い結ばれた家族関係を築けます。「やっぱり自分は家族が一番大切」と強く実感でき、好きな人への気持ちを徐々に昇華できるでしょう。
リスクを理解した上で気持ちを伝える
好きな人への気持ちを無理に抑え込むと、「告白すれば、相思相愛になれるかもしれない」という思いが膨らみ、好きな気持ちが更に大きくなってしまうケースもあります。もしかしたら、元々障害のある恋、秘密の恋への憧れや嗜好があるのかもしれません。黙っていられないならば、いっそ気持ちを伝える選択肢もあります。告白してキッパリフラれれば「仕方ない」と諦めがつくでしょう。
ただし、既婚のあなたが告白するなら、リスクを理解してからが絶対条件です。仮にフラれても、あなたが告白したと配偶者にバレれば、修羅場は避けられないでしょう。また、配偶者にバレなくても、周囲が何かを感じ取り、妙な噂が立つかもしれません。更には、好きな人があなたからの告白を誰かに話す可能性もあります。
また、万が一好きな人があなたの気持ちを受け止めて交際に発展した際どうするべきか、しっかり考えておきましょう。どちらにしても、あなたの想いは好きな人以外に絶対バレてはいけません。
既婚だけど本気で好き!離婚すべき?
「軽い気持ではなく、本気で好き。出会う順番を間違えてしまった」と思うほど気持ちが強い場合、当然ですが「離婚」が頭に浮かぶでしょう。一刻も早く、好きな人の元へ行きたいと思うかもしれません。
しかし、焦りは厳禁です。あなたは今の配偶者とも同じように恋愛をして、「あなたしかいない」という気持ちで結婚したのではないでしょうか。既婚だからこそ、「猛烈に好きな感情は永遠に続かない」と知っているはずです。本気はいつか日常となり、穏やかな愛情に、あるいは幻滅という名の失望に変わるなど、感情は時間と共に変化します。
ですので、既婚だけど本気で好きな人ができたときは、今ではなく5年先、10年先を見据えるべきです。結婚を続けた場合、離婚した場合、それぞれ真剣にシミュレーションしましょう。あなたの気持ちだけではなく、好きな人や配偶者がこの先どんな気持ちを抱くのか、どんな行動をするのかも考えた方が良いでしょう。結論を急ぐメリットは少ないです。じっくり考えた上で、離婚するか否か決断しましょう。
既婚者の恋愛はいばらの道です
既婚者に好きな人ができても不思議はありません。配偶者以外との交際経験があるなら、「好きな気持ちが変わる可能性」「1回の人生に何人も好きになる可能性」は大いにありえると納得できるでしょう。結婚しても、新たに素敵な出会いがあれば、好意を抱くのはむしろ自然と言えるかもしれません。
しかし、新鮮なものは、とりわけ素敵に見えるものです。配偶者と築いた長い歴史と比較するのは、なかなか難しいものです。
また、日本の法律は一夫一妻制。結婚相手以外との交際は不貞行為とみなされます。既婚者の恋愛は、公にできないだけではなく、多くのリスクが伴ういばらの道です。引き返せるなら引き返した方が良いでしょう。