GPSでの浮気調査は自分でできる?おすすめツールと注意点
GPSを使用した浮気調査は、自分でやるケース・探偵事務所に依頼するケース、どちらにおいても有効な調査方法の一つといえます。実際に「GPSでパートナーの浮気・不倫の証拠をつかみたい…」と考えている方は多いのではないでしょうか。
GPSでの浮気調査を自分で行う際は、失敗のリスクを避けるために、さまざまな点に注意する必要があります。また、調査成功を目指すには、GPS搭載のおすすめツールなどもチェックしておきたいところです。
そこで今回は、GPSでの浮気調査を自分自身で進める際のポイントや、積極的に活用したいおすすめツールなどを解説していきます。
GPSを使った浮気調査を自分でするメリット
GPSでの浮気調査はよく活用される手法の一つですが、ポイントに注意すれば、プロに依頼せずに自分で行うことも可能です。そのため「自分で調べたいが、迷っている」という方は、まず、GPSを使った浮気調査を自分でするメリットを整理しておきましょう。
主なメリットは、下記の3つです。
- 調査費用を抑えられる
- 尾行する必要がない
- 忙しい人でもパートナーの位置をリアルタイムで把握できる
いずれも効率的な調査をするうえでは、重要なメリットといえます。では、メリットを一つひとつ詳しく解説していきます。
調査費用を抑えられる
GPSを活用し自分で浮気の事実確認の調査をすることで、調査にかかる費用を大きく抑えられる可能性があります。
浮気の事実や夫の行動を追えている状態で探偵事務所に浮気調査を依頼する場合と、そうでない場合とでは費用に大きな違いが出ます。
「探偵事務所の調査費用を安くするコツ」の記事で詳しくご覧ください。
自分で調査を完結させてしまえば調査費用も掛からずに済みます。
探偵の浮気調査費用は、安くても10万円代、高ければ数十万円、100万円単位もの費用がかかることも珍しくありません。実際に「探偵に相談したいけど、どうしても費用の高さがネックで…」と困っている方も多いでしょう。
もちろん、自分で調査するときはさまざまなリスクが伴うため、メリットばかりではないのも事実です。しかし費用を大幅に削減できる可能性があることは、大きなメリットになり得ることは間違いないでしょう。
調査にかかるお金を最小限に抑えられれば、今後の離婚裁判における弁護士費用や、離婚後の新生活費用などとして蓄えられます。
自分で尾行する必要がない
GPSでの浮気調査を自分で行えば、パートナーを尾行する必要がなくなります。
リアルタイムまたは履歴等でパートナーの動きを追跡できれば、自ら危険を冒して尾行しなくても、そのときの行動を把握できるからです。
特にリアルタイムで位置情報をキャッチできるGPS機器・ツールは、離れた場所からでも実質的に相手を尾行しているような状態を作れるため、自分は安全圏にいた状態でパートナーの怪しい動きをチェックできます。
ただし、素人の尾行は失敗しやすく、相手にバレるリスクも高いのが難点です。実際に、慣れない尾行をすると、たとえば以下のような失敗につながることがあります。
- すぐにバレてパートナーや浮気相手から逆上された
- 距離を取りすぎたせいで見失ってしまった
- 途中で相手の移動手段が変わったせいでうまく追跡できなくなった
このような失敗を避けたうえでパートナーの行き先や現在地を知るには、GPSは、活用しやすいツールの一つです。
忙しい人でもパートナーの位置をリアルタイムで把握できる
GPSを活用し自分で浮気調査することは、普段忙しい人にもメリットがあります。
GPS機器があれば、時間が割けない人でも、遠隔地からパートナーの状況をチェックできるからです。
「自分で夫の浮気の事実を確かめたいけど、普段忙しいせいで、尾行したりSNSをじっくりチェックしたりする時間がない…」と悩んでいる方は多いでしょう。自分で行う浮気調査は時間・手間・根気が必要なため、忙しい人にとっては現実的ではありません。
しかしGPSなら、遠隔地からでもリアルタイムでパートナーの動きを監視できますし、そのとき時間が取れない場合は記録をたどることもできます。GPSは、多忙な状況下でも浮気調査を可能にしてくれる効果的なツールになります。
GPSを使った浮気調査を自分でするデメリット・リスク
GPSを使った浮気調査は、自分でできる調査の一つですが、やはりデメリットやリスクも伴います。「GPSを使えば簡単に浮気調査ができる」と、安易に考えないことが重要です。
主なデメリット・リスクは、下記の3つが挙げられます。
- ツールの購入・レンタル費用だけでなく結果的に費用がかさむ場合がある
- 仕掛けたGPS発信機やアプリを発見されるリスクがある
- 常に位置情報が気になるせいで仕事等に影響が出る
いずれも、GPSを使って自分で浮気調査をする際は、しっかりチェックしておきたいデメリット・リスクです。では、それぞれどのような点がデメリットになるのか、詳細を見ていきましょう。
ツールの購入・レンタル費用だけでなく結果的に費用がかさむ場合がある
自分でGPSを使った浮気調査には、当たり前ですが、GPS機器やアプリの購入、もしくは、レンタル費用がかかります。
例えば、探偵事務所も利用する株式会社エムエスティのグループ会社の株式会社ドンデで販売している商品で説明すると、費用は以下のようになっています。
番犬ドンデ
販売価格:37,400円
(機器代金と月額費用6か月分を含む)
※延長料金もかかります。
この費用で浮気の事実確認ができれば非常に費用を抑えられることになりますが、これで確認できず、探偵事務所に結局依頼してしまった場合は、費用がGPS代金分、かさんでしまいます。
「自分で浮気調査」と聞くと、費用的にかなり安く済むことに期待してしまいますが、安く済むかどうかはそれぞれの状況によります。
人によっては「こんなに高い出費があるなら、最初からプロに依頼しておけば良かった」と後悔することもあるでしょう。自分でGPSを使った浮気調査を考えるなら、ツールの購入費も考慮したうえで、「自分でするべきか、探偵に依頼すべきか」を判断することが大切です。
仕掛けたGPS発信機やアプリを発見されるリスクがある
GPSでの浮気調査には、仕掛けた機器やアプリがパートナーに見つかってしまうリスクも伴います。
もしパートナーに知られれば、以下のような状況を招く恐れがあるため注意が必要です。
- パートナーや浮気相手から訴えられる場合がある
- より警戒されることで、普段の行動でボロが出にくくなる
- 浮気が勘違いだった場合、信頼関係が壊れてしまう
確かに遠隔地に居ても成功できる可能性があるため便利です。しかし発信機が完全に自分の元から離れ、相手に見つかるかもしれない場所にあるのは、自由に管理できないという意味では危険といえます。
そのためGPS機器での浮気調査は、バレずに完遂できる自信がないときは、進んでやるべきではありません。
常に位置情報が気になるせいで仕事等に影響が出る
GPSで浮気調査をすると、人によっては常にパートナーの行動が気になってしまい、仕事等に影響が出る恐れがあります。
特に、まだ浮気・不倫しているか定かではなく、「もしかしたら浮気かも…」「浮気だったらどうしよう」くらいの疑念から調査するときは注意が必要です。常にパートナーの行動や行き先を気にしてしまい、その都度一喜一憂する場合があります。
近年はテレワークやフレックス制など、さまざまなワークスタイルがあります。ある程度自由にスマホをチェックできる状態だと、パートナーの動向が気になるせいで、仕事が手につかなくなるかもしれません。
GPSでの浮気調査におすすめのツール
GPSを活用した浮気調査では、さまざまな機器・アプリなどを使用できます。実際に自分で調査する際は、どのようなツールがおすすめなのか気になるところです。
主に利用できるツールは、下記が挙げられます。
- GPS専用機器(受信機・発信機)
- 位置情報の共有アプリ
それぞれどのようなツールなのか、そしてなぜおすすめなのか、詳細を見ていきます。
GPS専用機器が安定的でおすすめ
結論からいうと、安定的でおすすめ度の高いツールは、位置情報の受発信ができる専用機器です。何らかの追跡・監視・見守りなどの用途として作られた機械のため、位置情報の受発信と記録に特化しており、浮気調査には活用しやすいからです。サイズもさまざまで、中には見つかりにくい小型の製品も存在します。
GPS発信機は、大きく分けると下記の2つに分類できます。
- ロガー型
- リアルタイム型
ロガー型のGPS機器では、簡単にいうと調査対象者の移動経路を記録できます。そのため主に、毎日の動線や浮気相手とよく会う場所などを知るうえで役に立つと言えるでしょう。しかし、リアルタイムでの追跡には活用できません。
一方でリアルタイム機器は、その名の通りリアルタイムで位置情報の発信ができるため、実際に尾行しているように本人の動きを観察できるのが特徴です。浮気調査では、たとえば浮気現場を押さえて証拠写真を撮影したいときなどに、主に役立つでしょう。
どのような目的・用途でGPSを活用したいのかで、使うべき機器の種類も変わってきます。まずは種類ごとの違いを理解し、浮気調査に活用しやすい機器の購入やレンタルを検討してみましょう。
GPS共有アプリも検討できる
GPSを使った浮気調査といえば、スマホアプリも挙げられます。
よくあるGPS共有アプリは、同じアプリをインストールしておくことで相手の現在地がわかるのが特徴です。一般的には、小さな子どもや高齢者の見守り用として活用されています。
アプリはGPS発信機より比較的気軽に取り入れることができ、かつ無料で利用できる場合もあるのがメリットです。「発信機を使うのは本格的すぎてハードルが高い」と悩んでいる方は、GPS共有アプリを検討してみましょう。
ただし、アプリはアプリで別のリスクがあるのも確かで、考え方によってはアプリのほうが活用のハードルは高いといえます。こっそり相手のスマホにアプリをインストールしておくなどの、下準備が必要になることが多いためです。
なお、アプリの種類や使い方はさまざまで、ものによって有料・無料も分かれます。有料アプリはより多機能で、浮気調査にはうまく活用できる可能性があるため、興味がある方は検討してみましょう。
GPSを取り付けるに適している場所
探偵にGPS調査を依頼する場合でも、GPSの取り付けは調査対象者の身近な場所に取り付けるため、ご自身で行わなければならないケースが多いようです。
取り付け場所の指示は探偵が行いますが、主だった取り付け場所にあわせて、取り付ける際の注意点をご紹介致します。
車
もし夫が車を使用する機会が多いのであれば、車に取り付けるのがおすすめです。
車の底部で、バンパーやスペアタイヤがある場所を目安に設置しましょう。なぜなら、そこが一番見つかりにくいうえ、高温にならない場所なのでGPS本体の故障も避けられるためです。
ちなみに車内に設置してしまうと、電波が飛ばなくなることがあるので、トランクの中や座席の下なども避けておいたほうが無難でしょう。
また他人の所有する車には、絶対にGPSを取り付けないでください。設置できるのはあくまで、夫本人やあなたが所有する車のみです。他人の車に取り付けると、器物破損や住居不法侵入として罪に問われる可能性があることを、頭に入れておきましょう。
バイク
バイクにGPSを取り付ける場合、ステップの下やタンクの下あたりが適切です。
バイクは地面の影響を直に受けるため、走行中に振動でGPSが落下してしまうこともあるので、設置には注意が必要です。
マグネットで設置するだけではなく、強力な両面テープも併用すると安心でしょう。
人間
もし夫が徒歩移動をメインにしているのなら、夫に直接GPSを仕掛けるという方法もあります。
着るであろう服の裏地やポケットにあらかじめ縫い付けておいたり、カバンの底の部分に忍ばせておくと良いでしょう。
ただ、頻繁な回収は必要です。発見されるリスクを避けるためには、こまめに回収して、立て続けに持たせないよう細心の注意を払いましょう。
GPSを使った浮気調査を自分でするときの注意点
GPSを使用して自分で浮気調査をする際は、以下の注意点をチェックしておきましょう。
- 本格的な調査には高性能なGPS機器が必要
- Appleユーザーはエアタグも検討できるがリスクは高い
- 相手にバレたときの違法性について
- GPS調査だけの証拠では裁判資料にならない
自分で行う浮気調査にはさまざまなリスクが伴うため、いずれの注意点も、事前に整理しておくべき重要事項といえます。では、それぞれの注意点を詳しく解説していきます。
本格的な調査には高性能なGSP機器が必要
GPSを使った本格的な浮気調査には、高性能な機器が必要になります。そのため、自分で機器・ツールを用意する場合は、万単位での調査資金が必要です。
GPS発信機を使う場合、料金・契約形態は期間限定のレンタルか、または通信費・端末代コミコミの買い切り(端末返却不要)になることが多いです。たとえば1か月機器を借りるなら、費用は通信費込みでおおよそ1万円以上が目安になってくるでしょう。より性能の高さにこだわるのなら、さらに費用は上がります。
株式会社ドンデの製品例
販売価格:37,400円
(機器代金と月額費用6か月分を含む)
※延長料金もかかります。
費用を節約して安い機器を用意してしまうと、GPSの精度が低く、間違った位置情報が記録されてしまうことも少なくありません。
情報に誤りがあると調査の意味がなくなってしまうため、調査を成功させるには相応の費用をかける必要があることを、まず理解しておきましょう。
Appleユーザーはエアタグも検討できるがリスクは高い
Appleユーザーは、エアタグも一つのツールとして活用を検討できますが、結論からいうとリスクが多くあまり現実的ではないのが実情です。
エアタグ(AitTag)は本来、大事なものを紛失しないようにつけておくことができるアイテムです。そのため当然ながら、浮気調査などの人の追跡行為に適した作りではありません。
エアタグがついたアイテムが自分の元から離れれば、iPhoneなどのApple端末に通知が届くため、アイテムの現在地がスムーズに把握できる仕組みです。ではなぜ浮気調査で、エアタグの仕組みが活用しにくいのかというと、以下の理由が挙げられます。
- 調査対象者であるパートナーに通知が届く可能性がある
- 長時間手元にないと、エアタグ自体からアラートが鳴る
エアタグはストーカー・いたずらなどの悪質行為にも使われる恐れがあるため、所有者が自分でないエアタグを持って移動していると、今度は相手に通知が届くようになっています。
さらに自分の手元からエアタグが長時間離れた場合、エアタグ自体がアラートを鳴らしてしまうため、浮気調査に活用すると高確率でバレることになります。
上記のリスク対策をしてエアタグで浮気調査をするのは、やはり現実的でないといえるでしょう。うまくエアタグで調査できる可能性もゼロではありませんが、別のツール活用も積極的に検討しましょう。
相手にバレたときの違法性について
GPSを使って自分で浮気調査するときは、やはり「違法行為ではないのか」という点が気になるところです。
結論からいうと、GPSを使用した浮気調査自体を取り締まる法律はありません。そのためGPSでの浮気調査は「違法」とは断定できませんが、しかしそうは言っても、「合法」と簡単にいえるわけではないのが難しいポイントです。
「GPSで浮気調査してはならない」という法律はないものの、相手の許可を得ずに対象者の位置情報を取得しようとする行為は、不正アクセス禁止法やストーカー規制法において違反になる可能性があるためです。
違法になり得る理由 | |
---|---|
不正アクセス禁止法 | 相手のスマホを無断で操作し、位置情報取得アプリを入れるなどの改変行為を無許可で働いているため |
ストーカー規制法 | 当該法の中には「位置情報無承認取得等」を禁止する条文が追加されたため |
また、他人の車やその他私物に発信機を仕掛ければ、住居侵入罪や器物損壊罪にあたる恐れもあります。
GPSでの浮気調査を直接的に禁止する法律はないものの、さまざまな面で浮気調査は違法になるリスクが伴うため、あらかじめ理解を深めておくことが必要です。
GPS調査だけの証拠では裁判資料にならない
GPSの履歴だけでは、裁判資料として使えません。怪しい行動履歴があっただけでは、不貞行為を立証できません。
仮にGPSの履歴で、夫がラブホテルへの出入りする記録を確認したとしましょう。しかし、「出入りの記録があった」というだけでは、残念ながら浮気の証拠にはなりません。例えばラブホテルへの出入りを追求したところで、「具合が悪くなったから、近くにあったラブホテルの駐車場に車を停めて車内で休んでいただけだ」と言われたら、それまでです。
GPSは、あくまで「手段」に過ぎないと心得てください。
裁判の際に証拠として使えるのは、写真や動画です。GPSは、あくまで相手の位置情報を把握するだけのツールとして使いましょう。裁判証拠を集めたいのであれば、不貞現場への出入りを確認できたら、その後の本格的な浮気調査へ進展させる必要があります。
一連の作業をご自身で行うことも可能ですが、バレずに、浮気証拠までを考えているのであれば、プロの探偵に依頼するのが一番安全で確実です。
GPSでの浮気調査を探偵に依頼するメリット
GPSを使えば自身でも浮気調査ができますが、さまざまなリスクを考えると、やはりプロである探偵に調査を依頼するほうがおすすめです。
とはいえ、探偵に相談・依頼する際は、不安や疑問が伴うことも少なくありません。
そのためGPSでの浮気調査を探偵に依頼するか迷ったときは、まず、メリットを整理しておきましょう。
主なメリットは、次の3つです。
- プロが本格的な調査を行うためバレずに成果が出る可能性が高い
- 自分で機器を選定する必要がない
- 必要に応じて弁護士や夫婦問題解決のプロを紹介してもらえる
では、具体的にどのようなメリットがあるのか整理していきましょう。
プロが本格的な調査を行うためバレずに成果が出る可能性が高い
探偵に調査を依頼すれば、バレないこと、成果が出やすいことにそれぞれ期待できます。
探偵は浮気調査のプロのため、対象者にバレずに行動するノウハウ、決定的な証拠をつかむためのポイントを熟知しているからです。少なくとも、「GPS機器の使い方を間違えてしまった」「尾行で近づきすぎたせいで怪しまれてしまった」などの下手をすることはないでしょう。
さらに探偵は、調査にあたって高性能なGPS機器や盗聴器、撮影機材などを活用できます。浮気の証拠をしっかりと押さえられる可能性が高いため、離婚を有利に進めるうえでは、大きなメリットがあるといえます。
探偵による浮気調査費用は決して安くありませんが、費用をかけた分、大きなリターンに期待できるということです。自分自身でGPSを使って浮気調査するのが不安な場合は、やはり探偵に相談したほうが安心につながりやすいです。
自分で機器を選定する必要がない
浮気調査を探偵に依頼すれば、自分でGPS機器や盗聴器などを調べたりする必要はなくなります。どの機器がいいかなどは探偵事務所が教えてくれます。
探偵事務所が貸し出しするのか、機器を選定してもらって自分でレンタルするのかは、探偵事務所によります。
また、どうすれば違法になってしまうのか、GPSを設置する際のリスクも教えてくれるので依頼する価値はあります。
必要に応じて弁護士や夫婦問題解決のプロを紹介してもらえる
探偵事務所は、さまざまな専門家と提携していることが多いため、必要に応じてプロを紹介してもらえる場合もあります。
たとえば、探偵は浮気の証拠をつかむことはできても、その後の裁判のサポートはできません。裁判における弁護は、当然弁護士の仕事のため、有利に裁判を進めるには腕の良い弁護士に相談する必要があります。
しかし弁護士に相談する際は、どこの弁護士事務所が良いのか迷ってしまうことも少なくありません。そういったときに探偵からの紹介サービスを受ければ、離婚問題に強い弁護士をスムーズに選べる可能性があります。
また、夫婦の関係修復を目指したいときは、夫婦問題に強いカウンセラーなどを紹介してもらえる場合もあります。
GPSでの浮気調査を探偵に依頼するデメリット
GPSでの調査は、自分でやるのではなく探偵に相談することもできますが、依頼にはメリットだけでなくデメリットも伴います。探偵事務所に相談すべきか迷ったときは、メリットとともにデメリットも整理しておきましょう。
主なデメリットは、次の2つです。
- 依頼費用が高くなる
- プロとはいえ必ず成果が出るわけではないので過度な期待はNG
では、デメリットとして具体的に何に注意すべきなのか、詳細を見ていきます。
依頼費用が高くなる
GPSでの浮気調査といえども依頼には高額な費用がかかるため、まずは、費用面でのデメリットを理解しておきましょう。
最初に触れたとおり、自分でGPSを使って浮気調査をすれば、場合によってはほとんど費用をかけずに浮気の証拠をつかめる場合もあります。ある程度高い費用がかかったとしても、探偵への依頼料よりは安く済むことが多いでしょう。
一方で探偵にGPSでの浮気調査を依頼した場合、かなり安く抑えられたとしても、費用は期間にもよりますが、7日間で30,000円程度、2週間、1か月だと10万円前後かかると考えられます。
しかも、短時間かつ安価で浮気調査が終わるケースはあまり多くないため、やはり予算は数十万レベルを想定したほうが良いでしょう。結局のところ、依頼するとなった際は証拠写真の撮影など追加で頼むパターンが多いため、単純なGPSによる追跡のみで終わらないことが多いです。結果、合計の費用は数十万単位になる場合が多いです。
プロとはいえ必ず成果が出るわけではないので過度な期待はNG
GPSによる浮気調査は、探偵事務所に依頼すると成果が得られる可能性に期待できますが、プロとはいえ過度な期待はNGです。「探偵に依頼すれば必ず証拠をつかんできてくれる」ととらえないように、注意しましょう。
成果が出ない理由は、たとえば以下が挙げられます。
- 調査期間中に不審な行動がなかった
- 多少の怪しい行動はあったが、どれも浮気の証拠につながるものではなかった
「浮気しているかも」程度では、このように成果に至らないケースも少なくありません。
また、GPSでの調査は、探偵事務所の方針によっては実施しないこともあります。GPSでの浮気調査は、他人の位置情報を無断で取得する行為であり、ストーカーなどの違法行為に該当するリスクが高いからです。
成果が出ないケース、そもそもGPSによる調査は受け付けてもらえないケースがあるため、依頼は慎重に考えましょう。
探偵が行うGPSを活用した浮気調査
それでは、浮気調査のプロである探偵は、GPSをどのように活用していくのでしょうか。GPS調査だけの依頼であれば、1週間数万円で済みます。GPSで怪しいことが疑われた場合に、現場に急行してもらうなど追加で調査を依頼することもできます。
では、実際にGPSを活用した浮気調査をご紹介します。
GPSを1~2週間取り付けたままににして、履歴を確認する
もしも夫が、車やバイクなど自分専用の乗り物を持っているのでしたら、そこにGPSを取り付け、1~2週間程度そのままにします。
パートナーの行動がどこか怪しいと思った際には、行動履歴を追うためにGPSを活用することが適していると言えます。
24時間体制で尾行を続けるよりもずっと経費が削減できるので、GPSの履歴を確認することは、とても効率的な浮気調査方法といえます。ですので、料金も安く済みます。
GPSから現在進行形でラブホテル等、疑わしき場所への出入りを確認したら本格的な浮気調査へ
探偵事務所や調査プランにもよりますが、ラブホテル付近の履歴が現在進行形で取得できたら、別料金で探偵にその場に向かってもらい、証拠の写真を抑えてもらいます。または、別で調査プランを組み、本格的に浮気調査を依頼するかです。
GPS調査で疑いから確信に変わったら、追加で調査を依頼するという使い方が適していると思います。
探偵に依頼する場合の費用相場
GPS調査だけの費用相場ですが、おおよそ7日間で30,000円程度、2週間、1か月だと10万円前後かかります。本格的な浮気調査に入る前としては、手頃な金額です。
GPS調査後に本格的に調査を依頼する場合は別途調査プランが組まれます。GPS調査を依頼する前に、その後の調査も検討しているのか決めてから探偵事務所に相談されることをおすすめします。
まとめ
GPSを活用した浮気調査についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
最近パートナーの行動が怪しい、本格的な調査を依頼するには高い、それでも追いたい、知りたい、と思っている場合にGPS調査は役立ちます。探偵事務所でも割と安く提供しているので、相談してみてはいかがでしょうか。
確かに、ご自身で調査するよりも費用はかかりますが、リスクも少なく安全で、その後のことを考えると探偵に依頼するほうが懸命でしょう。