夫婦喧嘩の原因7選と絶対に言ってはいけないNGワード6つ!仲直りのコツも!

夫婦喧嘩をした嫁

「喧嘩するほど仲が良い」とはいいますが、喧嘩はしないに越したことはありません。

夫婦喧嘩にはおおよそ決まった原因があります。そのポイントをおさえておくことで夫婦喧嘩を回避できるかもしれません。

また、絶対に言ってはいけないNGワードがあります。喧嘩をしているときは、頭に血がのぼってお互いにヒートアップしてしまいがちですが、どんなときでも「絶対に言ってはいけないNGワード」は常に意識しておく必要があります。

失言は、相手の心を深く蝕みます。「言い過ぎたごめん」と謝っても、「つまり本音はそういうことなのよね」と、NGワードを発した瞬間から、相手を見る目がガラリと変わってしまうので要注意。

そこで、夫婦喧嘩が原因で離婚しないように、絶対に言ってはいけないNGワードを知っておきましょう。あわせて仲直りのコツもご紹介するので、良好な夫婦関係をキープするためにお役立てください。

夫婦喧嘩と独身男女の喧嘩の違い

独身カップルが喧嘩をすると、「頭にきた!もう嫌い!別れる!」と別れを選択したり、あるいは「一週間まったく連絡をしない」などの冷却措置を取ることもあるでしょう。そう、独身カップルは、喧嘩をした後の行動が自由なのです。

それに対して、夫婦が喧嘩をすると、どんなに頭にきても距離を置くわけにいきません。「顔も見たくない!」と思っても、家は生活の拠点ですから、結局はそれほど時間を置かずにパートナーと顔を合わせることになります。「それなら私がしばらく実家に!」と思っても、子どもを家に残していくわけにもいかず・・・。

このように夫婦喧嘩は、独身カップルの喧嘩と違い、喧嘩をした後になかなか身動きが取れないという特徴があります。

もし、冷却期間があれば、「あの人と会わなくなってから心にぽっかりと穴が空いた気分」など、離れることでパートナーの大切さに気付くこともあるはず。しかし、同じ家で生活をしている分、お互いに頭に血がのぼっている状態で頻繁に顔を合わせることになり、結果として喧嘩が長期化する傾向があります。

みんな何が原因で夫婦喧嘩をしているの?原因7選

他人の家庭の事情というのは、なかなか踏み込みにくいものです。世の中の夫婦は、いったいどんなことが原因で喧嘩をしているのでしょうか。

聞きたくても聞けない、現代の夫婦喧嘩事情についてまとめてみました。

価値観の違い

離婚原因の第一位は、「性格(価値観)の不一致」です。

結婚とはつまり、他人同士が同じ家で生活をすることですが、価値観が合わない者同士が同じ家で生活をするのはなかなか辛いでしょう。

結婚するまでは、「相手によく思われていたい」と猫をかぶっている男女がほとんどでしょう。しかし、年月が経つにつれて次第に「素」の姿に戻っていき、お互いが「素」で生活をした結果、「あんなことするなんて有り得ない」など、相手の価値観に疑問を抱くようになります。

この疑問が、ストレスの元。

第三者からしてみれば小さなことでも、当人たちにとっては重大問題です。「歯磨き粉が洗面台に飛び散っているのよ、まったくもう!」「なんで空のトイレットペーパーを変えないのよ!」など、小さなイライラが積もっていくと、「この人とずっとやっていくなんて考えられない」と離婚さえ考えるように。

しかし、まずは大体が「相手に直してもらおう」と提案から始めるはずです。ただ、その提案の言い方などで、注意された、怒られたと思い、「俺はそんなの気にならない」とその提案を受け入れず、自分の価値観を主張したり、「それをいうならお前だって・・・」と別の件を持ち出して非難してしまうことがあります。それが夫婦喧嘩へと発展してしまいます。

根本的な性格はなかなか変わらないので、このケースでの夫婦喧嘩は、話し合いを重ねてお互いの「妥協点」を見つけることが重要です。妥協や歩み寄りを繰り返すことで、家庭ごとのルールが次第に出来上がっていくことでしょう。

お金の使い方について

共同生活をする以上、避けては通れないのがお金の問題。

収入の少なさはもちろん喧嘩の原因になりますが、手元に入るお金が多かったとしても、それだけ生活レベルが高くなり、結局あまり貯蓄に回せない・・・という問題も発生しがちです。

例えば、夫が毎週のように高価な買い物をすると、「いい加減にしてよ!その分を貯蓄に回すとか考えられないの?」と喧嘩の原因に。逆に妻が、「お金に少し余裕があるから日本産の高級牛肉を買いましょう」など生活レベルを上げると、やはりそれだけ手元に残るお金は少なくなります。

「お金があるから使う」のか、「お金があるけど貯蓄に回す」のかは、人それぞれ考えが違います。このように、お金の使い方ひとつで、「なんであなたはそういうふうに使うの?」と夫婦喧嘩が勃発することも珍しくありません。

それ以外にも、多すぎる会社の飲み会、休日のギャンブルなど、「お金がないのに支出が多い」ということも当然喧嘩の原因に。

お金は、生活の基盤を支えるものであり、将来の生活にも関わってきます。「子どもが中学を卒業するまでには〇〇円を貯蓄しておきたい」など、具体的な数値を出し、現状の生活を照らし合わせながらよく話し合うことが重要です。

子どもの面倒を見ない

育児中、特に幼い子どもを抱える母親にとって、「ワンオペ」であることはとても負担になります。

「子どもの面倒を見てほしいのに」と、妻が夫に不満を抱き、それが夫婦喧嘩の原因になることも。

「仕事から帰宅して疲れているのは分かるけど、私が食器を洗っているときくらい面倒を見る気ないの!?」など、育児を任せきりの夫に対して妻の怒りが爆発することは珍しくありません。

しかし実際には、指摘しないで黙って怒りを溜めている方がほとんど。なぜなら、夫の機嫌を損ねると、その機嫌がそのまま子どもへの態度に影響してくるからです。「はあ!? うるせーな、遊べばいいんだろ遊べば!」と不愛想な態度で子どもに向き合われても、むしろ子どもがかわいそうです。そのため、あからさまな怒りは表現せずに、黙って冷たい態度で示すことが多いのが実態ではないでしょうか。

家政婦扱いされる

家庭に入った女性が最も嫌がるのは、夫から家政婦扱いされることです。「ご飯まだ?」など、妻を手足のように使うことで、妻の不満は一気に溜まります。

また、専業主婦に対して、「子どもと遊ぶだけの毎日がうらやましいよ」など、妻の働きを軽視した発言も喧嘩の原因に。

家事や育児は、お金がもらえないボランティア活動であり、どんなに頑張っても誰からも評価してもらえません。それにも関わらず、妻は皆が快適に過ごせるように日々気を遣っています。そのため、妻の価値を軽視するような発言をされると、「じゃあ一人で暮らせば?」と離婚さえも考えるようになるでしょう。

休日の過ごし方に不満

疲れているのは、誰もが同じ。状況は違えど、それぞれのステージで、皆が頑張っています。

だからこそ休日は、昼過ぎまで寝て気が向いたときにゆっくり起きて・・・と過ごしたいものですが、そうもいかないのが主婦。

朝早く起きて皆の朝ごはんを用意しなければいけないし、ホコリや髪の毛が落ちている部屋をそのまま放置しておくわけにもいきません。洗濯ものだって、早めに洗って干さないと乾きません。それどころか、子どもの世話で早朝からバタバタ過ごすこともあるでしょう。

それなのに夫は、まったく起きてこない。昼過ぎにようやく起きてきたと思ったら、「ご飯は?」と自分のことばかり。

妻のことをまったく顧みない夫に、妻の不満は溜まり続けます。「あなたいい加減にしてよ」と自分の思いを伝えたところで、「俺だって疲れてるんだよ。休日くらい休ませてくれたっていいだろ」と自分本位な返答をされ、ますます不満が過熱・・・。

休日は夫が1日家にいる日だからこそ、欠点が目につき、イライラの種が溜まりやすいのかもしれません。

親戚・身内の問題

結婚は、ふたりだけの問題ではありません。

相手の家族や親戚など、今までの人生で接点がなかった人たちが、結婚を通じてあなたの身内になります。

義理とはいえ、無下に扱えないのが厄介なところ。問題なく健全な付き合いができれば良いのですが、何の前触れもなく「義理の父が多額の借金を抱えていることが判明した」などということもあるでしょう。

もし、自分の身内であれば親身に奔走したいところですが、「あまり関わりがない義理の父がギャンブルで作った借金なんて私には関係ない」と関係を割り切りたいときもあるでしょう。

それを夫に相談したところで、「でも俺は今まで育ててもらった恩があるから、父の借金を肩代わりしたんだ」など、むしろ積極的に関わるような提案をされることも少なくありません。

「うちの状況分かってる!?」というあなたの主張と、「俺の親を見捨てろって言うのか!」という夫の主張。家庭内トラブルだけではなく、親戚に関するトラブルも降りかかってくるのが、夫婦という関係の面倒臭さといえるでしょう。

言葉が悪い

また、意図的ではなくても、トゲのある言葉も妻の心を蝕みます。

例えば「仕事してない生活がうらやましいよ」のような、無意識のモラハラ。

あるいは、「疲れているところ悪いんだけど、この雑用やっておいてくれる?」と頼めばよいものの、「暇なんでしょ、これやっておいて」と不躾な頼みごと。

「育児と家事が両立できないの」と必死の思いで出したヘルプサインも、「でも他のママはみんなやっているんでしょ?」と、相談したことを後悔するようなアドバイス。

言葉を発した本人の自覚がないからこそ、言葉にあるトゲは厄介なものです。

「それひどくない?」と、傷ついたことをアピールするのも一つの方法ですが、毎回指摘し続けるのもお互いに疲れます。「この人はこういう言葉しか知らないのね」と、割り切ってスルーするのが最善の策かもしれません。

絶対に言ってはいけないNGワード6つ

イエローカード

では、言葉が悪い中にも絶対に言ってはいけないNGワードがあります。具体的にご紹介します。どんなにヒートアップしていても、絶対に口にしないようご注意ください。

NGワードその1「結婚するんじゃなかった」

性格の不一致で喧嘩をするとき、「なんでこんな人と結婚したんだろう」など結婚した事実そのものを後悔しがちです。

けれど「結婚するんじゃなかった」と口にすることはタブー。

ふたりが話し合わなければならないのは「今現在のトラブル」であって、過去への後悔を吐き出す時ではないからです。

たまたま怒りを抑えきれず言ってしまっただけで、心の底から「結婚するんじゃなかった」と思っているわけではないとしても、吐いた言葉はずっと残ります。

「いつから結婚を後悔していたの?」と、相手は何年も前まで遡って考えるでしょう。もし、しばらくして仲直りしても、楽しい時間を過ごしている最中にあの言葉がフラッシュバックするかもしれません。

どんなに頭に血がのぼっていても、「結婚するんじゃなかった」は口にしないようにしましょう。

NGワードその2「離婚よ」

「結婚するんじゃなかった」と同じようなものに、「離婚よ」があります。

両者は似ているようですが、「離婚よ」のほうが具体的な行動を示している分、切迫感があります。

相手が繰り出してくる言葉に対抗できなくなり、怒りがこみ上げてきて、相手の口を封じる一言として使われがちですが、安易に使うのは考えもの。

「離婚?喜んでしてやるよ!ああせいせいする!」など離婚の話がどんどん進んでしまっては、「嘘から出た真」になりかねません。まして、お互いが頭に血がのぼっている状態なら、尚更です。

もし、子どもが近くにいたら、「パパとママが離れるなんて嫌だ!」と泣きじゃくるかもしれません。

夫婦喧嘩の際に「離婚」を突き出すことは、ある意味でルール違反です。「これを言えば引き下がってくれるだろう」と安易に使いがちですが、それは、例えるなら「明日から生活費をやらないからな」のように、相手の都合を無視した一方的な『切り札』です。あなたの人間性を疑われるうえ、流れで本当に離婚に向けて動き出すといけないので、絶対に口にしないようにしましょう。

もし、本当に前々から離婚したいと考えていて、喧嘩を機に本当に離婚に向けて動き出すとしても、いったんは冷却時間を置いたほうが賢明でしょう。

NGワードその3「~のくせに」

「男のくせに、そんなこともできないの?」など、『~のくせに』を付けて話さないようにしましょう。

「男のくせに」「女のくせに」をはじめ、「社会人のくせに」「専業主婦のくせに」など肩書に付けて話すのも同義です。

『~のくせに』は、相手の価値を軽視するのと同時に、モラハラに該当することもあります。

夫婦それぞれの働きのうえで「家庭」というコミュニティが成立していることを、喧嘩の最中も常に頭に置いておきましょう。

NGワードその4「そんなこともできないの?」

『~のくせに』と同じように、「そんなこともできないの?」も口にしてはなりません。

誰にだって、得意分野と不得意分野があります。

男性なのに配線関係が苦手だったり、あるいは女性なのに料理が苦手な方もいるでしょう。

しかし、どんなときでも、決して「そんなこともできないの?」と言わないようにしてください。上から目線の言葉なので、言われた方はとても不快に感じます。

できないものは、できない。「そんなこともできないの?」と言われたところで、急にできるようになるなんてことはない、と覚えておきましょう。むしろ、相手のやる気さえ削ぐ、とても不毛な言葉なのです。

NGワードその5「親があの親だしね」

「この親にしてこの子あり」。

子は親の性質を受け継ぐもので、生物学的な遺伝はもちろん、性格や性質もある程度は似通ってしまう、という考え方のことを指します。

この世に生まれた瞬間から一緒にいるのですから、確かに親と子は通ずる部分はあります。それゆえに、子にとって親は、どんなに歳を重ねてもずっとかけがえのない存在。

だから、喧嘩のときでも、パートナーの親をけなすようなことは絶対に口にしてはいけません。それは例えるなら、怒りのベクトルを子どもに向けるようなもの。二者間のトラブルに、第三者の存在を持ち出すことは火に油をそそぐ行為で、ただの八つ当たり。パートナーの親の尊厳だけでなく、あなた自身の人格も疑われかねないので注意しましょう。

NGワードその6「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」

特に男性が口にしがちなのが、「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」というフレーズ。

育児に専念するために休職している主婦は多いですが、この言葉は、奥さんの働きを全否定します。

確かに実際にお金を稼いでいるのは夫かもしれませんが、夫が家を留守にしている間、奥さんは一生懸命に小さな命を守り、家も綺麗に保ち、栄養のある料理を作っているのです。「誰のおかげで」を持ち出すなら、奥さんにも同じくらい「誰のおかげで」の言い分があることを覚えておきましょう。

夫婦喧嘩からの仲直りのコツ5つ

一度喧嘩をすると、なんだかお互いに意地になってしまい、仲直りのタイミングを見失うこともあるでしょう。

では、世の中の夫婦はどうやって関係を修復しているのでしょうか。

冷静になるまで互いに距離を置く

夫婦は、ひとつ屋根の下で暮らしています。顔を合わせる頻度が高いため、頭に血が上っている状態のときにパートナーの顔を見てしまうと、それだけでイライラが蘇ってくることも。

喧嘩の最中は、なかなか冷静な判断ができません。お互いにいったん別室に籠るなど、距離を置いて頭を冷やす時間を設けましょう。

第三者の意見も聞いてみる

または、第三者に相談するのも一つの方法です。

「パートナーはこういうことを言っているんだけど、どう思う?」と聞いてみれば、目から鱗のアドバイスが返ってくるかもしれません。

当事者だけの間だと、どうしても視野が狭くなりがちです。第三者に相談すれば、どちらの主張が正しいのかを客観的に判断してくれるうえ、ふたりの言い分をどちらも尊重できるような妥協点を提案してくれるかもしれませんよ。

直接が無理ならメールや手紙も

謝ることが苦手な方なら、メールや手紙を活用するのも一つの方法です。パートナーも「ごめんね」の一言が口にできずにモヤモヤしているかもしれないので、あなたの一言をきっかけに関係が修復できるかもしれません。

謝罪ではなくても、問題解決の提案を文にして送るのもおすすめです。例えば『先日あなたが言っていたお小遣いの件で考えてみたの。あなたの要望通り毎月3万円を渡すのは無理だけど、隔月で3万円ならなんとか大丈夫よ』など、要点をまとめて提案をすれば、読む方もスムーズでしょう。

気晴らしをする

もし、気分を引きずってしまう性格なら、一度問題から離れて、気晴らしをするのも良い方法です。

例えばショッピングに出かけたり、友人に愚痴を聞いてもらったり・・・。ポイントは、「喧嘩をした場所から離れる」ということです。家にいるとなかなか気分を変えにくいので、外に出てリフレッシュをしましょう。

そのうちに、「なんであんなことで怒ってしまったんだろう?」と冷静になれるかもしれませんよ。

何事もなかったかのように振舞うのも一つの方法

もし、仲直りのタイミングを探っているなら、いっそのこと何事もなかったように振舞うのも有効です。

「おはよう。朝ごはん置いてあるからね」という簡単な一言でも、その威力は充分。「あ、あぁ・・・」と、あなたの一言を皮切りに、いつもの日常に戻れることでしょう。

ただ、この方法が有効なのは「つまらないことで喧嘩してしまったな」と思うような、程度の軽い喧嘩のみです。問題について真剣に話し合っている最中の喧嘩であれば、問題は何も解決していないので、いずれまた解決に向けて話し合わなければならないでしょう。

しかし話し合いも、険悪な雰囲気から始めるのではなく、リラックスした雰囲気から始めればスムーズに進みやすいのは確か。いずれにしろ、早めに和やかな雰囲気に戻しておくに越したことはないでしょう。

夫婦喧嘩をする際に注意すべきこと5つ

イラッとくると喧嘩に発展しがちですが、喧嘩にはルールがあるのでご注意ください。

取り返しのつかない事態にならないよう、また周囲にいる大事な人たちまで傷つけないよう、喧嘩になりそうになったらこれらのルールを頭の中で反すうしましょう。

子どもの前で喧嘩をしない

もし、お子さんがいるなら、子どもの前で喧嘩をするのは絶対に避けましょう。

子どものことで怒っているわけではないにしても、大事なパパとママが喧嘩しているのを見た子どもの心には、深い傷が残ります。また、子どもの面前で怒鳴り合うこと自体が、心理的虐待に該当するのでご注意ください。

言葉での喧嘩にしても、暴力での喧嘩にしても、目撃した子どもにとっては「威圧的な態度を取れば相手が言うことを聞く」と覚えてしまいます。親の背中を見て子どもは育つということを、どんなときでも頭に置いておきましょう。

発言の前に「本当に言っていいことなのか」を考える

前項でお伝えしたとおり、喧嘩のときでも「言ってはいけないNGワード」が存在します。

しかし、それらのワードだけ気を付ければ後は何を口にしても構わない・・・、というわけではありません。

大人である以上、どんなときでも思いやりの心を忘れないようにしましょう。自分が言われたら嫌な言葉は、相手だって嫌なもの。「あのときはイライラしていて、つい」とポロッと出てしまった失言も、パートナーの心には一生残ることをどうかお忘れなく。

手を出さない・物に当たらない

どんなに喧嘩がヒートアップしていても、どんなに相手の理論が間違っていても、喧嘩はあくまで「言葉のみ」にしましょう。

手を出したり物に当たって発散することは、あまりにも大人気がないうえ、怪我などの危険もあります。

苛立ちがどうしても抑えられないときは、外の空気を吸いに行くだけでもだいぶ気分が変わりますので、一旦、間を取るようにしてください。

過去の話を蒸し返さない

喧嘩の際、過去の話を蒸し返す夫婦はかなり多くいます。

過去に類似した出来事があったとしても、そのときに話し合って決着したなら、それはもう終わった話。

出来事を並べて「あのときもそうだった」とパートナーの進歩の無さを説明したいお気持ちは分かりますが、過去を持ち出すのはルール違反なのです。

あくまで「今この出来事」だけに目を向け、「解決するにはどうすれば良いのか」を話し合うこと。建設的な喧嘩でなければ、険悪になるだけで何の意味もないことを覚えておきましょう。

「どちらが正しいのか」の結論をその場で求めない

喧嘩をすると、すぐに白黒をつけたくなるものです。あなたとパートナーの主張がまったく違っているなら尚更、自分のほうが正しいとすぐに証明したくなることでしょう。

しかし、あまりに結論を急ぎすぎると、表面的な答えしか見えなくなってしまいます。本当の意味で解決をするには、じっくりと考えて、互いの主張の背景まで考えて、妥協点を探り、考えうるすべての解決策を頭の中で並べたうえで、最善の一択を選ぶのです。

決着がつかないとモヤモヤしますが、数日寝かせると、より良い案が浮かんでくることもあるでしょう。

まとめ

夫婦は何でも言える間柄な分、喧嘩をすると、言うべきではないことまで口から出てしまうことがあります。

でも、一度発した言葉は、なかったことにはできません。

夫婦喧嘩が多発したり、長引くと他の人と浮気する理由になってしまいます。パートナーとは合わないとなって、他の人に居心地を求めてしまいかねません。

ですので、夫婦喧嘩を未然に防ぐことと、長引かせないことが重要です。

未然に防ぐためにも、絶対に言ってはいけないワードだけは、間違っても口にしないようにしましょう。そして仲直りのタイミングに悩んだときは、この記事の内容を参考にして良好な関係を取り戻していただければ幸いです。

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