ストーカーになる前兆とその人物への対処法

ストーカーの被害は怖いため、未然に防ぎたいと考えるのは当たり前だと思います。少しでもストーカーだとわかれば、避けたいと思うのが普通ではないでしょうか。ただ、どういった行動がストーカーにつながるのかがわからないという問題があります。誰にでも分かれば被害は相当に減るでしょう。

そこで、この記事では、ストーカーの前兆をご紹介します。対象人物ごとに前兆となる行動を紹介しています。

恋人がストーカーになる前兆

恋人がストーカーになる前兆についてご紹介します。

行動を細かく聞いてくる

もし、恋人から一日の行動について細かく聞かれるならば注意しましょう。恋人が何をしているのか、すべて知らないと気がすまないというタイプの人は、ストーカーの素質があります。つまり、束縛が強い人は要注意ということです。

相手の行動をチェックして、少しでも異性の存在が見えると、嫉妬することが多いです。相手のすべてを知り尽くさないと満足できないのは、正常な恋人関係とはいえないでしょう。行動を細かく知りたがるのは自分のことが好きだからだと考えてはいけません。本当に恋人のことが好きであれば、恋人のプライベートも尊重するはずです。

外で相手を見かけても声をかけずに尾行する

普通の恋人関係であれば、外で恋人を見かければ声をかけるものです。あるいは、一人の時間を楽しんでもらうためにそっとしておくでしょう。

しかし、ストーカー気質のある人は、恋人の秘密を知りたいと考える傾向が強いため、外で見かけてもあえて声をかけず、恋人の後をつけて、自分と一緒にいないときにどんな行動をするのか監視します。恋人を尾行するような人は、正常な精神の人ではなく、将来的にストーカーになる可能性があるでしょう。

スマホやパソコンなどをチェックする

恋人のスマホやパソコンなどを調べたがる人は、ストーカーの素質があります。

スマホやパソコンは私的なものであり、たとえ恋人であっても見られたくないという人は多いでしょう。それなのに、スマホやパソコンを執拗にチェックしたがるようであれば、ストーカーになりやすいタイプの恋人といえます。

また、恋人に黙ってスマホやパソコンを調べるというケースもあるでしょう。なかには、恋人がパスワードを入力しているのを盗み見て、あとでこっそりとロックを解除してスマホなどの中身を確認するという人もいます。このような行為をする恋人には気をつけましょう。

突然怒り出す

突然、前触れもなく怒り出すような恋人は危険です。物事が自分の思い通りにならなければ気がすまないタイプであり、恋人を支配しようとします。恋人に暴力をふるう可能性もあるでしょう。乱暴な言葉使いをするケースもあります。恋人のこのような行動は、ストーカーになる前兆と考えられます。恋人を自分の所有物のように考えていて、自分の望んだ通りの行動や言動をしないと怒ります。

告白を断った相手がストーカーになる前兆

告白されて断ったときに、相手がストーカーになるかもしれないと考えると不安になります。そこで、告白を断った相手がストーカーになる可能性があるか、判断するための前兆についてご紹介します。

一方的に接近してくる

普通は相手に告白して断られると、気まずくなってしまい、自然と距離を置こうとするものです。それなのに、告白を断られても一方的に接近しようとするケースがあります。このような人は、相手が拒否していることを理解せずに、自分勝手な解釈をして行動しているため、ストーカー気質があると判断できるでしょう。特に約束をしてもいないのに、会いに来たり、接近したりするのは、おかしな行為です。告白を断られたことを、自分が拒否されたと理解できていないため、ストーカーの前兆だと考えられます。

告白を断ったあとにも電話やメールをしてくる

告白に断られてから、相手に電話やメールをする人はなかなかいません。相手に拒否されたのだから、自分から連絡をするのは相手に迷惑をかけるのではないかと考えるのが普通だからです。しかし、ストーカーはそのような発想をせず、拒否されたとしても、電話やメールを一方的に送ってきます。このような行動が見られるならば、その人はストーカーになりやすいと判断してよいでしょう。

自分の周囲の人に接近しようとする

告白をして断られた相手ではなく、その周囲の人に接近しようとするケースがあります。これは、周りの人間に連絡を取ることで、好きな人の情報を集めようとしています。あるいは、周りの人に協力してもらうことで、どうにかして告白をOKしてもらえないかと考えています。本人に告白をして断られても諦めず、このような行為に出ようとする人は、ストーカー気質のある人です。往生際の悪い人は、ストーカー的な思考をする人だと考えて、警戒しましょう。

告白を断ったことを責めてくる

告白を受け入れるのも断るのも本人の自由です。それは周りから責められることではなく、ましてや告白をした張本人が相手の判断を責めるのはおかしいでしょう。それなのに、自分が告白を断られたからといって、相手を責めようとする人がいたら、その人はストーカー気質があると考えられます。世の中のすべてが自分の思い通りにならないと気がすまない人なのです。このような相手からは、すぐに離れるようにしましょう。そうしないと、ストーカー行為に発展してしまい、被害を受ける可能性があります。

ネット上で知り合った相手がストーカーになる前兆

ネット上で仲良くなった相手がストーカーになる可能性があります。その前兆なる行動をご紹介します。

個人情報を執拗に聞いてくる

基本的にネット上で知り合った相手とは、できるだけ個人情報のやり取りをしないのがマナーとされています。実際に会ったことのない相手にプライベートなことを教えるべきではないとされているからです。また、個人的なことを質問するのも、基本的には失礼な行為といえます。それなのに、ネット上で仲良くなった相手が、個人情報を執拗に聞いてくるようであれば、その人はストーカー気質があると考えましょう。

プライベートな質問を拒否したのにしつこく尋ねてくる場合は危険です。本人が嫌がっているにもかかわらず、個人情報に関する質問を繰り返すような人とは、できるだけ付き合わないほうがよいでしょう。相手の迷惑を鑑みずに自分の希望を押し通そうとする人は、ストーカーになる可能性があります。たとえ、ネット上であっても、そのような人と付き合うとトラブルが生じるかもしれません。

会ったことがないのに告白してくる

ネット上だけの付き合いで、まだ相手の顔も声もわからないような状態で、告白をする人がいます。このような人は、思いこみの激しいタイプであると考えられるでしょう。

相手に恋をしているのではなく、自分の心のなかにいる理想の相手に対して恋をしているのです。このような人は、相手の気持ちを考えない行動を取る傾向があります。将来はストーカーに発展する可能性がとても高いです。会ったこともないネット上の知り合いから告白されたときは、すぐに拒否をして距離を置くことをおすすめします。

無視してもメッセージを送り続ける

SNSなどのみの付き合いだと、嫌な相手からのメッセージを無視することは珍しくありません。普通の人は、自分のメッセージを何度送っても無視されるならば、そこで諦めます。しかし、ストーカー気質のある人は、自分に都合のいいように解釈するため、無視されたとしても気にせずにメッセージを送り続けることが多いです。このような人は、自分が嫌われているから無視されているという発想をしません。無視しても接近しようとする相手は、ストーカーになる可能性が高いため、用心しましょう。

SNSの書き込みをすべてチェックしている

SNSで仲良くなった相手の過去の書き込みなどをチェックするのは珍しいことではありません。しかし、ストーカー気質の人は、SNSの書き込みをすべてチェックして、その人のライフスタイルや趣味、交友関係などを完璧に把握しようとします。SNS上での付き合いしかない相手が、自分のかなり昔の書き込みまで把握して話題に出してくるようなら注意しましょう。ストーカーになりやすいタイプの典型的な行動だからです。

これからお付き合いする人が過去にストーカーしたことがあるか注意する

これから付き合う相手が過去にストーカー行為をした経験があるかどうか確認することは大切です。過去にストーカーをしたことのある人物には注意するべき理由をご説明します。

ストーカー行為は繰り返されることが多い

ストーカー行為は、繰り返し行われる傾向があります。過去にストーカーをした経験のある人は、同じターゲットに対して、あるいは別の人に対してもストーカー行為をすることが多いです。ストーカー気質のある人は、ストーカー行為をしやすい精神状態にあるため、治療などを受けて更生しない限りは、同じことを繰り返す可能性があります。そのため、これから付き合いたい人がいたとしても、その人が過去にストーカー行為をしていないのかチェックすることが大切です。

過去にストーカー行為をしたことがあるかリサーチしておく

ストーカー行為をした経験があったとしても、そのことを自分から他人に伝える人はなかなかいません。基本的には、自分がストーカーだったことを隠す人が多いでしょう。そのため、普通に付き合っていただけでは、相手が過去にストーカーだったかどうか知ることはなかなか難しいです。

そこで、これから付き合いたい人について、相手の過去をしっかりとリサーチしておくことをおすすめします。そのためには、相手の周囲の人から過去を聞き出すことが有効です。過去にストーカーをしたことがあれば、周囲の人はそのことを知っている可能性が高いです。また、本人に、以前の彼女との別れ方なども聞いておくのもひとつです。その会話の中で不審点がないか、また、聞き出した情報をもとに友人に真偽を確かめてみるのもいいでしょう。

それ以外には、前述した予定を細かく聞いてくる、SNSなどの書き込みを細かくチェックしている、などの行動があるかないかもチェックしておきましょう。

相手と結婚することも考えている場合は、探偵に調査を依頼するとよいでしょう。素行調査によって、過去にストーカー行為をしたことがあるかどうかまで調べられます。

ストーカーの前兆を感じたときの対処法

身近な相手にストーカーの前兆を感じたときは、速やかに行動に出ましょう。具体的にどういう行動を取るべきなのかご紹介します。

過去のメールなどを保存しておく

万が一、ストーカー行為をされてしまったときには、すぐに警察や弁護士などに相談する準備をしましょう。その際には、ストーカー行為を受けたという証拠があれば有利です。証拠がないと真剣に取り合ってもらえない可能性があります。過去のメールなどは、有効な証拠となるでしょう。ストーカーからのメールは気持ち悪いと感じて、すぐに削除する人がいるかもしれません。将来的なことを考えると、メールやSNSのメッセージなどは、証拠能力が高いため、消さずに保存しておくべきです。

別れるときは信用できる人の助けを借りる

ストーカーの前兆を感じて怖くなり、恋人と別れたいと考える人がいるかもしれません。しかし、ストーカー気質のある人と別れるときには、注意しないと相手を刺激してしまい、トラブルに発展する可能性もあります。

ストーカーから離れるつもりが、かえってストーカー行為が酷くなることも多いのです。そこで、信頼できる人の力を借りて、できるだけ穏便に別れるようにしましょう。たとえば、別れ話の席に信頼できる第三者を呼びます。他人がいれば、ストーカー気質のある人も多少は冷静になります。万が一、相手が暴力的な行為をしたとしても、信用できる人に守ってもらうことができます。

極力二人きりで会わないようにする

ストーカーの疑いを持った相手とは、できるだけ二人きりで会わないことをおすすめします。二人きりになるのは、とてもリスクが高いからです。

たとえば、二人きりの状態で相手を拒絶したことで、刺されてしまう可能性も考えられます。どうしても会わなければいけないときには、ほかの信用できる人に同席してもらいましょう。あるいは、人のたくさん集まっている場所で会うことで、万が一のときには周りに助けを求めることができます。自宅などプライベートな空間で会うことだけは避けましょう。

相手の友達や家族などに相談する

ストーカーの前兆がある段階で、まだ酷いストーカー行為をしていないのであれば、止められる可能性があります。ただし、説得をするのは相手の家族や友達などにするべきです。ターゲットであるあなたが直接説得をしたとしても、聞き入れてもらえない可能性があります。相手の家族や友達などに相談すれば、それとなくストーカー行為をやめるように説得してもらえます。場合によっては、カウンセリングなどを受けさせることもできるでしょう。自分の力だけで解決しようとしてはいけません。

まとめ

ストーカーは、いきなり酷い行為をするのではなく、最初は前兆のようなものが見られることが多いです。前兆の段階で、ストーカーになる可能性のある人物だと見極めることができれば、リスクを回避するための行動が取れます。ストーカー気質のある人とは、できるだけ接近せずに距離を置くようにしましょう。

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