バイト先でお客さんがストーカー行為をする理由と4つの対処法

バイト先のお店

有名人だけではなく一般の人がストーカーに遭うケースも少なくありません。最近は、バイト先でお客さんからのストーカーに頭を悩ませている人が増えています。コンビニや居酒屋などの店頭で接客をしていると、たくさんのお客さんと接することになり、そのなかにストーカー予備軍である人が紛れこんでいる可能性があるのです。

お客さんがストーカーになってしまうと、接客をするうえで邪険に扱うわけにはいかず、対応に困ってしまうケースがよくあります。強い対応に出ることができず、ストーカー化したお客さんが調子に乗ってしまい、被害が大きくなってしまうケースもあるのです。

そこで、バイト先でストーカーの被害に悩んでいる人のために、効果的な対処法について紹介しましょう。また、お客さんがストーカー化する理由についても記載しているため、ぜひ参考にしてみてください。

お客さんがストーカー化する理由

バイト先で日々接しているお客さんがストーカーになってしまう理由をまずは確認してみましょう。

接客上の態度を自分への好意と勘違いした

接客業のバイトでは、どんなお客さんに対しても笑顔で接することになります。丁寧な言葉遣いを心がけて、できるだけよい印象を与えられるように努めることが求められているでしょう。

そうすると、お客さんのなかには、店員が自分に愛想よくしてくれるのは、好意を持っているからだと勘違いしてしまうケースがあります。実際には、誰に対しても同じような接客態度をしているにもかかわらず、ストーカー予備軍の人は勘違いしやすい傾向があるのです。

お釣りを渡すときに手を支えてくれたことで自分に気があると考える

バイトでレジ打ちをしていると、お釣りを渡すときに小銭が落ちてしまわないように、手を支えるように指示されることがあります。これを異性のお客さんにすると、相手が勘違いしてしまうケースがあるのです。自分の手を握ってくれたと思いこんで、それは自分に気があるからだと勝手に頭のなかで解釈してしまいます。

世間話をよくしてくれたことで自分に好意があると思いこんでしまう

バイトをしていると、お客さんと世間話をすることがあります。そこで、話が盛り上がると、ストーカー予備軍のお客さんは、店員が自分に好意を持っていると考えることがあります。プライベートな内容の話をした場合は、特に危険性が高いです。私生活の話までしてくれたのだから、自分に好意があるのだと判断してしまいます。

お客さんによるストーカー行為のパターン

バイト先でお客さんからストーカー行為をされる場合、いくつかのパターンがあります。どんなパターンがあるのか確認していきましょう。

バイト先でのみ、つきまとってくる

お客さんがバイト先にしか現れず、それ以外の場所でつきまとわれることのないケースがあります。

この場合、接客の妨げとなってしまう可能性はあるのですが、私生活に影響が出ないため、比較的被害が少ないといえます。それでも、ストーカー行為が進んでしまうと、自宅や学校などを特定されてしまい、私生活でもつきまといの被害を受けるケースがあります。

この段階で早めに対処しておかないと取り返しのつかない事態に陥る可能性があるため、注意しましょう。

自宅や学校などに現れる

さまざまな方法を用いてお客さんが、あなたの個人情報を入手してしまう可能性があります。

たとえば、バイト先でネームプレートを着用していて、そこに本名が記載されていることがあります。あるいは、帰宅するときに後をつけられてしまい、自宅や学校を特定されることもあるでしょう。最近では、本名や通っている学校などから、SNSのアカウントまで特定されるケースもあるのです。

個人情報を知られると、自宅のまえで待ち伏せされてしまったり、学校の近くであなたのことを監視したりするかもしれません。最初は、自宅や学校の周辺をうろつくだけで済むかもしれませんが、ストーカー行為がエスカレートしていき、直接話しかけられたり、乱暴な行為をされたりすることもあるため注意しましょう。

差し入れやプレゼントを頻繁に渡してくる

バイト先や自宅、学校などでストーカーから差し入れやプレゼントを渡されることがあります。バイト先で親しいお客さんからプレゼントされるのは、それほど珍しいことではありません。しかし、あまりにも頻度が多かったり、高価なものを渡されたりすることもあります。受け取るのを拒否するわけにもいかず、受け取ってしまうと好意を示すことになりかねないため、対応に困ってしまうことが多いです。

ストーカー化したお客さんへの4つの対処法

お客さんがストーカーになってしまったならば、早急に対処しましょう。しかし、どんな対処をすればいいのか分からなくて悩んでしまう人は多いです。そこで、ストーカーへの対処として効果的な方法を紹介します。

店長に相談してシフトを変えてもらう

もし、ストーカーがバイト先にしか現れず、こちらの個人情報を知らない状態ならば、シフトを変えてもらうことは有効です。たとえば、昼間のシフトを夜に変えてもらったり、出勤日を平日から休日にしてもらったりするのです。

そうすることで、ストーカーがバイト先に現れなくなる可能性があります。ストーカーにも生活があって、バイト先に現れる時間帯や曜日が限られていることが多いです。これまでとはまったく異なる曜日や時間帯に出勤するようになれば、ストーカーと顔を合わせる機会を減らせるかもしれません。

ただし、店内にシフト表がお客さんでも見えるような場所に貼られているケースがあるため注意しましょう。せっかくシフトを変えても、それがストーカーに知られてしまっては意味がありません。その点は、よく店長と相談をして、ストーカーへの対策を考えてもらいましょう。

はっきりと迷惑であることを伝える

ストーカーに対して自分が迷惑を受けていることをはっきりと伝えるのは有効な方法です。

そもそも、ストーカーは自分のしている行為が相手に迷惑をかけているとは考えていません。逆に、自分の行為が相手に受け入れられていると勘違いしているケースが多いです。そこで、ストーカーにはっきりと自分の気持ちを伝えることで、ストーカーであることを自覚させましょう。

ただし、この方法は初期の段階のストーカーにしか効果を期待できません。また、逆効果となってしまう可能性もあるため注意しましょう。直接、ストーカーに対峙して相手を非難する言葉を発したことで、相手が逆上してあなたに危害を加えてくる可能性もあります。

もし、ストーカーに注意したいならば、できるだけやわらかい言葉遣いを心がけましょう。万が一、相手に襲われたとしても安全な場所を選ぶことも大切です。

警察に相談する

ストーカーの問題は、警察が真剣に動いてくれないと話題になることが多いです。これは、基本的に警察は民事不介入であり、事件性があるケースでないと動くことができないからです。ただし、近年はストーカーの被害が増えていて、殺人事件にまで発展するケースもあるため、警察は以前よりもストーカーへの対策を強化しています。

各地の警察がストーカー被害の相談窓口を設けていて、被害者保護に努めてくれるようになりました。

たとえば、ストーカーから脅迫されたり、暴力的な振る舞いをされたりした場合には、事件性があるため、警察も真剣に動いてくれます。ストーカーの被害が大きくなったときには、躊躇せずに警察を頼りましょう。

バイトを辞める

バイト先でのみストーカーの被害にあっているならば、バイトを辞めてしまえば、もう悩むことがなくなります。ストーカーがあなたの個人情報をまだ知らない段階ならば、バイトを辞めることでストーカーとの関わりを一切なくすことができるのです。バイト先に愛着がある場合は、この選択はつらいものがあるのですが、ストーカーに怯えることがなくなるメリットがあるため、よく検討してみましょう。

まとめ

真面目にバイトをしているだけなのに、お客さんがストーカーになってしまい、悩んでいる人は多いです。

そんなときには、慌てずに冷静な対処をすることが大切です。店長に相談してシフトを変更する、警察に相談する、バイトを辞めるなど、さまざまな方法で対処できます。

もし、不安になったならば、周りの人や警察、専門機関を頼りましょう。

ストーカー対策と調査の料金・費用相場

ストーカー対策と調査の1日あたりの相場:

約12.4万円

ストーカー対策と調査の料金・費用の割合

10万円未満 --件 (--%)
10万円~30万円未満 --件 (--%)
30万円~50万円未満 17件 (12.7%)
50万円~70万円未満 39件 (29.1%)
70万円以上 78件 (58.2%)