ストーカー気質がある相手をストーカーにさせない別れ方

別れた恋人や配偶者がストーカーになってしまうケースがあります。それは、もともとストーカー気質があり、ストーカーの前兆があったというだけでなく、全く兆候がない人でも、別れ際の別れ方で相手をストーカーにさせてしまう場合があります。

別れるときこそ遺恨なく別れる必要があり、相手をストーカーとして目覚めさせないようにしなければなりません。

そこで、恋人や配偶者と別れる際に、ストーカーにさせないための方法を紹介します。

元恋人や元配偶者がストーカーになる

統計ではストーカーのほとんどが顔見知り

ストーカーに関する統計調査によると、ストーカー加害者のほとんどは顔見知りの犯行とされています。最近は、見知らぬ人からのストーカー被害がニュースになることがあり、知らない人が自分をストーカーするのではないかと恐れている人は多いでしょう。

しかし、実際にはストーカーの大部分は自分の顔見知りの人が行うものです。したがって、身近な人がストーカーになってしまわないのか心配するほうがよいでしょう。日頃、自分と関わっている人のなかに、将来はストーカーになる可能性のある人が含まれているかもしれません。特に元恋人や元配偶者がストーカーになるケースが多いです。

復縁を迫ってくるケースが多い

元恋人などがストーカーになるケースでは、復縁をしつこく迫って、最終的にストーカー行為に発展するというパターンが多いです。別れを切り出した側にとっては、恋人としっかり別れることができたと思っていても、相手がその現実を受けとめているとは限りません。未練が残っていて、復縁したいと考えており、その気持ちが強くなってしまい、結果的にストーカーになってしまうのです。たとえ、離婚したあとであっても、また再婚できるかもしれないと考えて、復縁を迫るストーカーのケースもあります。

リベンジポルノの被害もある

復縁を迫るストーカーによって、リベンジポルノの被害にあってしまうケースがあります。付き合っているときに性的な画像や動画を撮影された場合は、復縁を迫るための脅しの道具に使われることが多いです。復縁してくれないと、撮影した画像や動画をネット上に拡散させるといって脅します。このようなリベンジポルノの被害は世界中で増えていて社会問題となっています。

自分の個人情報を知られているため危険

元恋人や元配偶者がストーカーになるのは、普通のストーカーよりも厄介な問題を抱えています。相手は自分の個人情報を熟知しているため、避けることが難しいからです。たとえ、通話やメールなどを無視したとしても、自宅で待ち伏せされる可能性があります。学校や職場なども知られていることが多く、これらの場所で待ち伏せされたり、後をつけられたりすることもあるでしょう。恋人や配偶者と別れるときには、相手をストーカーにさせないように対策を取ることが大切です。

相手をストーカーにさせる別れ方

突然、音信不通になる

恋人と別れるために相手との連絡を突然、断つ人がいます。たとえば、恋人がなかなか別れを了承してくれないときに、面倒くさくなり、音信不通を選ぶ人がいるかもしれません。

これは、相手にとって未練が残ってしまう方法であり、ストーカーにさせる可能性があります。きちんと話し合いをして相手を納得させることができておらず、相手はあなたを探して復縁を求めてくるでしょう。ひょっとしたら、相手はまだ終わっていないと考えているケースもあります。あなたにしつこくつきまとうようになり、最終的にはストーカー行為へと発展する可能性が高いです。

別れたい理由を曖昧にする

別れ話を切り出すと、相手はどうして別れたいのか理由を聞いてくるものです。それにちゃんとした返答をせずに、曖昧なままにしてしまうと、相手をストーカーにさせる可能性があります。

別れたい理由が曖昧なままだと、ひょっとしたらまだ復縁のチャンスがあるかもしれないと相手は考えるかもしれません。本当は別れたくないのではないかと、勝手な解釈をするケースもあります。相手に期待をもたせてしまうことになるため、別れた後もしつこくつきまとってくる可能性が高いでしょう。

別れてからも連絡を取る

別れてからも、それまでと変わらずに連絡を取り続けるケースがあります。嫌いになったから別れたのではないのかと、相手は混乱するでしょう。ひょっとしたら、連絡を取ってくるのは、復縁をしたいからなのではないかと、都合のいい解釈をされる可能性があります。

別れてからも連絡を取ることによって、相手に余計な期待をもたせる結果となります。このような行為は相手をストーカーにさせる可能性があります。

侮辱する、責めるようなことを言う

別れ話では感情的になってしまい、相手を侮辱したり責めたりすることがあるかもしれません。そのようなことを言ってしまうと、相手も感情的になります。あなたのことを恨むかもしれません。別れた後も相手は怒りがおさまらずに復讐しようと考えるケースがあります。その結果、リベンジポルノのような被害が生じる可能性があるため注意しましょう。

好きな人がいると伝える

ほかに好きな人がいるという理由で別れ話を切り出す人がいます。これは、相手の嫉妬心を刺激する可能性があるため注意しましょう。

好きな人がいると言われれば、相手はどんな人を好きになったのか気になってしまうものです。あなたの後をつけて、好きな人のことを確認しようとするかもしれません。浮気をしたと判断して、あなたのことを恨み、復讐しようとするケースもあります。あなただけではなく、あなたの好きな人まで被害にある可能性もあり、危険です。

相手をストーカーにさせないコツ

別れたい理由をはっきりと伝える

別れるときには、相手に未練を残させず、期待をもたせないことが大切です。そのためには、どうして別れたいのか、理由をはっきりと伝えるとよいでしょう。相手に不満を抱いているならば、それをすべてぶつけます。相手に遠慮する必要はなく、自分の正直な気持ちを素直に伝えるようにしましょう。その結果、相手が傷ついてしまうかもしれませんが、もうよりを戻すことはできないと諦めさせることができます。理由を伝えることによって、別れることは避けられないのだと納得させられるでしょう。

別れてから一切連絡しない

別れても連絡を取り続けるケースがあるのですが、これは相手に期待をもたせることにつながります。連絡を取るということは、自分は嫌われていないのだと相手は考えてしまいます。ひょっとしたら復縁したがっているのではないかと、相手に勘違いされる可能性もあるでしょう。恋人同士の関係でなくなったならば、基本的に一切連絡をしないようにすることです。どうしても必要な連絡があるかもしれませんが、その際には事務的な内容のメールを送る程度にしましょう。定期的に近況を報告し合うようなことも、しばらくは避けたほうがよいです。連絡をしないことで、相手に別れてしまったことを実感させることができます。

相手に余計な配慮をしない

相手を傷つけたくないと考えている人は、別れ話を切り出すときに余計な配慮をすることが多いです。それによって、相手のダメージは軽減されるかもしれませんが、余計な期待をもたせることでストーカー化するリスクを高めてしまいます。別れ話のときには、別れたいという意思を伝えて、その理由もきちんと説明しましょう。別れるという結論を曖昧なままにしておくと、復縁の可能性がまだ残っていると相手に誤解されてしまうかもしれません。

これまでの感謝をしっかりと伝える

きちんとしたお別れを果たすためには、別れ話の際にこれまでの感謝をきちんと伝えましょう。あらたまった話し方で感謝を伝えることで、相手は二人の関係がこれで終わったのだと納得することができます。最後に気持ちのよい別れ方をすることで、後腐れなく別れることができるでしょう。また、最後に感謝を伝えて別れることでお互いがスッキリとした気持ちになれます。

直接会って別れ話をする

別れ話はできるだけ直接会って伝えるべきです。メールなどでは、相手に未練を残させてしまいます。ひょっとしたら、冗談だと解釈されてしまうかもしれません。実際に会って、顔を合わせて、相手に別れ話を伝えることで、真剣味を理解してもらうことができます。直接、話し合いをすることで相手の言い分や不満を聞くこともできます。相手の意見を聞く機会を設けることで、ストーカー化するのを避けることができるでしょう。

恋人が別れてくれないときの対処法

不穏な空気を演出する

別れるのを嫌がるのは、自分たちはまだ仲がよいと幻想を抱いているからです。そこで、不穏な空気を作り出すことによって、恋人関係をこれ以上続けることは無理だろうと恋人に思わせることが大切です。わざと不機嫌な態度を見せたり、恋人に怒ったりしてみましょう。恋人のほうから別れたいと思ってくれるようにすることがポイントです。わざと恋人が嫌がるようなことをしてみるのもよいでしょう。自分をよく見せようと考えてしまうと、相手はまだチャンスがあると考えてしまいます。とことん嫌われて別れるぐらいのほうが、相手がストーカー化するリスクも避けられます。

付き合うことが無理だと何度も伝える

ストーカー気質のある恋人の場合は、一度別れを切り出したとしても諦めてくれません。別れて欲しくないという気持ちを訴えてきて、引き留めようとします。そのような恋人には、付き合うことが無理であると何度も伝えましょう。相手が諦めてくれるまでしつこく無理だと伝えることで、最終的には諦めてくれる可能性が高いです。相手が嫌になるほど繰り返し別れたいという意思を伝えましょう。それで相手が傷ついてしまうと遠慮する必要はありません。

第三者に相談する

恋人に別れ話を切り出してもスムーズに別れられないときは、話し合いをしても解決しないことが多いです。そこで、第三者である共通の友達などを頼りましょう。第三者を交えて話し合いをすることで、相手も冷静になってくれます。そこで、自分はこれ以上関係を続けていくつもりはないことを伝えれば、相手も理解してくれるでしょう。

物理的に離れる

どうしても別れてくれない場合には、物理的に距離をおいてみるとよいでしょう。たとえば、遠くの地域に引越しをしてみるのです。引越し先も相手に伝えないようにしましょう。そうすれば、相手は諦めてくれる可能性が高いです。よく顔を合わせているから諦めきれなくなるのであって、離れた場所で生活するようになれば、相手のあなたへの興味関心は徐々に薄れていくはずです。ただし、この方法では、相手がストーカー化してしまうリスクもあるため注意しましょう。引越し先がバレてしまわないように気をつけてください。

元恋人によるストーカーの被害の予防策

画像や動画などを撮らない、残さない

これから恋人と別れたいと考えている人は、事前に自分の性的な画像や動画などを削除させるようにしましょう。性的な画像などは、あとでリベンジポルノに利用されるリスクがあるからです。そもそも、付き合っているときに性的な画像などを撮影させないことを心がけましょう。また、削除させるのは別れ話をするまえのほうがよいです。別れ話をしてから削除してもらおうと思っても、相手が断ってくる可能性があります。事前に自分が公開されては困るような画像などをすべて目の前で削除してもらってから、別れ話を切り出すとよいでしょう。

引越しをする

付き合っている相手であれば、自分の住所を把握しています。その状態で別れてしまうと、相手がストーカーになって、自宅で待ち伏せされる危険性があります。ストーカー気質のある恋人と別れたいと考えているならば、引越しを検討しましょう。できれば、引越しをしてしまってから別れ話をするとよいです。もちろん、どこに引越ししたのかは相手に伝えないようにしましょう。できるだけ相手の行動範囲から離れたエリアに引越しすることで、街中で出くわすようなリスクを避けることができます。また、恋人の友達などにも、自分が引越しをすることは伝えないようにしましょう。

携帯の番号やSNSのアカウントを変える

ストーカー化を避けたいならば、できれば携帯の番号やSNSのアカウントといったものも変更しておくべきです。番号を変えることで、何度も電話がかかってくるという事態を避けられるでしょう。

また、SNSのアカウントは変更しておかないと、別れたあとも相手にチェックされる可能性があります。ひょっとしたら、あなたのIDやパスワードを密かに入手していて、不正ログインするかもしれません。そういったリスクを考えると、ストーカー気質のある恋人と別れる際には、SNSのアカウントも変更しておいたほうがよいでしょう。

元恋人の友人などに協力してもらう

恋人と別れる際には、相手の友人や家族などの力を借りることが大切です。二人きりで別れ話をしてしまうと、話がこじれてしまい、相手がストーカー化するリスクがあります。また、別れたあとも、元恋人の友人などと連絡を取り、ストーカー行為をしないように注意や監視をしてもらうとよいでしょう。そうすれば、ストーカー化するリスクを下げることができます。ストーカー行為は、被害者が加害者に注意してもやめないことが多いです。相手の友人や家族であれば、ストーカー行為を未然に食い止めることができるかもしれません。

まとめ

元恋人がストーカー化する可能性は常に存在します。別れ方に問題のあるケースが多いため、相手をストーカーにしない別れ方を心がけましょう。ストーカー気質のある恋人と別れるときには注意してください。

ストーカー対策と調査の料金・費用相場

ストーカー対策と調査の1日あたりの相場:

約12.4万円

ストーカー対策と調査の料金・費用の割合

10万円未満 --件 (--%)
10万円~30万円未満 --件 (--%)
30万円~50万円未満 17件 (12.7%)
50万円~70万円未満 39件 (29.1%)
70万円以上 78件 (58.2%)