近所の要注意なママ友との上手な付き合い方

子どもが小さい間は食事やトイレの世話に手がかかって苦労し、早く手が離れるようになってほしいと願うものです。しかし、子どもが成長し、少し手が離れてほっとしたのも束の間、今度はまた別の苦労が待っています。

次にやってくるのが、ママ友との付き合い。多くのママが苦労する悩みの種、それがママ友との付き合い方です。「面倒だからできれば付き合いたくない、でも子どものことを考えると・・・」と考えるママが多いでしょう。

確かに面倒なママ友との付き合いですが、上手に付き合うことができれば子どもにとっても自分にとっても悪いことばかりではありません。ただし、こんなママ友には気をつけた方が良い要注意ママが存在します。厄介なトラブルに巻き込まれたり、近所のママ友と関係が悪くなり、居づらくなる場合があります。

ここでは、そんな気をつけるべき要注意なママ友の特徴とママ友との上手な付き合い方を紹介していきます。

要注意なママ友の特徴は?

要注意なママ友にはある特徴があります。ママ友との付き合いを始める前にある程度要注意なママ友を見分けることができれば、上手に付き合っていくことができるでしょう。

それでは、具体的に要注意なママ友にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

噂話が大好き

まず要注意なのは、噂話が大好きなママ友です。会う度に、自分の話ではなく他人の家のことばかりぺらぺらと喋っている人はいませんか?

噂話が大好きな人は、話を勝手に盛ったり事実を歪めたりして話すことが多いので、自分が知らない間に思いもよらない噂が流れて周囲に誤解されてしまうということがあります。噂話が好きな人には、人よりも多くの情報を持っていることで優位に立ちたい、ありもしない噂を流して誰かを蹴落としたいという心理が潜んでいることが多いです。いつも噂話ばかりしている人には、あまり深く関わらないよう気をつけておきましょう。

他人の悪口が多い

次に注意するべきなのは、他人の悪口が多いママ友です。いつも他人の悪口を言っている人と付き合う時は、「この人は自分のこともどこか別の所で悪く言っているのだろうな」と考えておきましょう。

また、よく悪口を言う人は、悪口を人に話す時に「誰かに聞いたんだけど、~さんが言っていたんだけど」と伝聞形式で話す傾向があります。つまり、相手に「私は悪くない」ということを印象づけようとしているのです。こういう人の悪口には、間違っても乗ってしまってはいけません。軽く同意しただけなのに、「あの人がこんなことを言っていた」と悪口の言い出しっぺにされてしまいます。

込み入ったことを詮索してくる

他人の家庭の込み入ったことにまで深く詮索してくるママ友にも注意するようにしましょう。よほど仲の良い関係であればいいかもしれませんが、他人の家の家賃や旦那様の収入、月々の食費などを詮索してくるのは普通ではありません。

他人の家の金銭状況や暮らしぶりを細かく詮索してくるママ友は、常に自分の家と比較しています。比較して自分の家の方が暮らしぶりが良ければ相手を見下し、相手の方が裕福であれば、取り入ろうとするでしょう。つまり、他人のことを地位やステータスだけで判断し、状況が変われば簡単に人のことを裏切る可能性があるということです。詮索好きなママ友のことは信頼しすぎないようにしましょう。

近所のママ友との上手な付き合い方

ここからは、実際に近所のママ友との上手な付き合い方を紹介していきます。ママ友との距離感や付き合い方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

一定の距離を保つ

上手にママ友と、付き合っていく上で一番大切なのは距離感です。どんなに癖があって付き合いにくい人でも、あいさつをする程度の関係にとどめ、深く関わらないようにしておけばそれほど被害を受けることはないはずでしょう。

最初からグループに入って深く付き合わなければ、最近よく耳にする「ママカースト」やママ友グループで仲間外れにされて、いじめられるというような事態にもなりません。特に、女性同士の付き合いは複雑で、深く関われば関わるほどトラブルが増えていきます。トラブルが起きてストレスを抱えないようにするためにも、ママ友とは一定の距離を保つようにしましょう。

大事な話をしない

心の底から信頼している相手であれば別ですが、ママ友には自分や家庭の大事な話はしないようにしておいたほうが無難です。「内緒のことだけど、あなただけに話すけど」という前置きで話したことほど、なぜか、すぐに噂となって流れてしまいます。周囲に知られたくない話は自分の胸のうちにとどめ、差しさわりの無い話だけをするようにしておきましょう。

子育て方法に口出ししない

他人の家の子育て方法に口出しをすることもやめておきましょう。子育てには、それぞれの家庭のやり方や方針があるものです。たとえ自分の家の子育て方法と違っていても、そのやり方はおかしいと感じても、それを頭から否定するようなことは絶対にしてはいけません。

もし、子育てについて相談されるようなことがあれば、相手の考えを聞き、一旦その考えを受け止めた上で、自分の意見を主張するようにしましょう。最初から批判してしまうと、反感を買い、今後の付き合いが難しくなってしまいます。

SNSを多用しない

最近は、家族のイベントや子どもの成長の記録をFacebookやInstagramに日記代わりに頻繁に投稿しているママも多いです。しかし、このSNSの使い方にも注意が必要です。自分はただの日記と思っている内容でも、他人には「幸せアピールがうざい」と思われてしまうことがよくあります。

SNSは今の大切なコミュニケーションツールの一つでもあるので全く使わないということは難しいかもしれません。しかし、投稿する際には、誰がこれを読むのか、この投稿を読んでママ友がどう思うか、ということを意識するようにしてみてください。

自分たち家族のことは極力話さず、聞き役に徹する

ママ友と上手に付き合っていくには、極力自分たち家族のことは積極的に話さず、聞き役に徹するのがベストです。週末はどこで外食した、夏休みはどこに旅行に行ったという内容は、ただの事実を話しているだけでも人によっては自慢話だと捉えます。

ただ、ママ友に具体的に質問されたことに対して、いつも曖昧な返事をしたり隠したりしていると、「どうしていつもこの人は自分のことを話してくれないの?」と不信感を持たれてしまうことも。何でも隠すのではなく、自分の中でママ友に話してもいい内容を取捨選択するようにしましょう。

近所のママ友と付き合う時に心がけること

次に、心がけることについてご紹介します。付き合い方は方法ですが、ここでご紹介する2点は、常に心の中で留めておくことです。

1人でも大丈夫という強さを持つ

ママ友同士の付き合いが全く無くなってしまうと、色々な情報交換ができなくなり、自分一人だけが取り残されたような感覚に陥ってしまって不安になるという人も多いでしょう。しかし、ママ友の関係は子どもが大きくなるまでの期間限定のものです。子どもが成長して学校が離れてしまえば、だんだんと顔も合わせなくなり、疎遠になるものです。

ママ友同士の付き合いがストレスになって子どもに八つ当たりしてしまうくらいなら、1人でも大丈夫だと割り切り、ママ友の関係を勇気を出して断ち切ってしまいましょう。ママ友の輪の中にいる間は、「このグループに仲間外れにされたらどうしよう」と不安になってしまうものですが、実際に離れてみるとどうってことはありません。ママ友の付き合いが嫌で、1人でいるママもたくさんいることに気付くことができるでしょう。

大人の事情に子どもを巻き込まない

ママ同士で仲良くなったり、逆に仲が悪くなったりした時に子どもまで巻き込んでしまうことはやめましょう。大人の事情に子どもは全く関係ありません。

「あの子と遊んじゃダメ、~ちゃんと遊ぶようにしなさい」とママが子どもに言ってしまうと、子ども同士の付き合いの中でも仲間外れやいじめなどの悪影響が出てしまうことがあります。親は子どもの鏡であるということを忘れないでください。ママがしていることは、必ず子供も同じように繰り返します。同じ理由で、子どもの前でママ友の悪口を言うことも絶対にしてはいけません。平気で他人の悪口を言う大人になってしまいます。

まとめ

子どもを通して始まるママ友は、年齢や性格もバラバラで、付き合いやすい人や苦手な人などさまざまです。付き合い方を間違えれば、思わぬトラブルに発展してしまうということもあるでしょう。

しかし、自分の気の合う人と気の合わない人をきちんと見分け、上手に付き合っていけばトラブルに巻き込まれることもなく、同じ年齢の子どもをもつ仲間として良い関係を築けることができるはずです。

大切なのは、ママ友同士の付き合いで無理をしてストレスを溜めないこと。子どもの前ではいつも笑顔で過ごせるようにしましょう。

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