ママカーストで苦しまないための対処法や対策をご紹介!

朝方のビル群

ドラマや本などでよく取り上げられるママカースト。ドラマの世界で描かれる壮絶なママたちの格付けによる虐めを、「こんなの本当にあるの?」と半信半疑で見ているという人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にママカーストに巻き込まれて苦しむママはたくさんいます。この記事では、もしママカーストに巻き込まれたとしても苦しまないよう、対処法や対策を詳しく紹介していきます。

これから子どもの幼稚園や習い事でママ友と付き合いが始まるという人はぜひ参考にしてください。

ママカーストって何?

もともと「カースト」とは、インドのヒンドゥー教における身分制度のこと。つまり、ママカーストとはママ友付き合いに見られる序列や格付けを身分制度のカーストになぞらえた表現です。

ママを取り巻く環境によって、様々な物差しで格付けがおこなわれるママカースト。カーストとはピラミッド型の身分制度なので、カーストの頂点に立つボスママがその下のママたちに多大な影響を与え、それがママ友いじめにつながることになるのです。

ママカーストは何で格付けされる?

では、ママカーストの階級は一体何で格付けされるのでしょうか。ここでは、具体的にどういうことで格付けされていくのかを詳しく見ていきましょう。

夫の年収・職業

最も多く見られるのは、夫の職業や年収による格付けです。ママたちにとって、夫の職業や収入は自分のステイタスそのもの。一番格付けの対象として分かりやすい基準になっているようです。

また、某ドラマでもありましたが同じ会社の社宅の中であれば、夫の地位によってママも格付けされてしまいます。

住居

住んでいるエリアや持ち家か賃貸か、もしくは社宅や市営住宅なのかによって格付けされてしまうことも多いようです。当然、高級住宅地エリアに一軒家を持っているとなるとママカーストの最上層に。また、タワーマンションであれば、高層階に住んでいると最上層として仲間入りし、低階層に住んでいる場合は最下層に位置付けられる場合があります。

住居を見れば大体の暮らしぶりを想像することができるので、ある意味とても分かりやすい基準と言えるでしょう。

年齢

ママの年齢も、ママカーストの格付け対象になってしまうこともあるようです。当然年功序列で、一番若いママは最下層、一番年上のママは最上層に君臨することになります。

子どもの習い事

子どもの教育にどれだけのお金をかけているのかということも、ママカーストの格付け基準になってしまいます。子どもの教育方針は家庭によりさまざまですが、裕福な家庭が多いエリアの場合は、どんなに小さな子でも複数の習い事を掛け持ちするのが当たり前。そんな中で何も習い事をさせていないと、「あの子は教養がない」と勝手なレッテルを貼られてしまうことがあります。

学歴

夫やママの学歴も時にはママカーストの格付け対象に。就職活動の際には、学歴はやはりある程度の判断基準になってしまいますが、何の関係もないママ友付き合いの中でも、学歴で判断されてしまうことがあるようです。

やはり、有名な私立大学や国立大学を卒業していればママカーストの最上層に、高卒や短大卒であれば最下層に格付けされてしまいます。

中には、職業や収入よりも学歴が最優先される条件になることがあります。旧帝国大学出身(東京大学、京都大学など)が最上層とし、その次に、有名私立大学が来るということも。

ママカーストの最上層、最下層に分けられる人たち

夫の職業や年収、住居、学歴、子どもの習い事によって格付けされてしまうママカースト。では、実際ママカーストの最上層、最下層にはどんな人が振り分けられているのでしょうか。

ここでは、ママカーストの最上層と最下層への具体的な振り分けられ方を見ていきましょう。

最上層

ママカーストの最上層に君臨するのは、やはり夫が誰でも羨むような職業についているママ。

具体的には下記のような職業です。

  • 医者
  • 弁護士
  • 会社経営者
  • 第一種国家公務員(外交官、官僚など)
  • 有名大手企業の社長や会社役員

夫の職業以外に、下記のような点もママカーストの最上層に位置付けられます。

  • 高級ブランドのベビーカー(バガブー、ストッケなど)を使用している
  • タワーマンションの高層階
  • 夫が旧帝国大学出身
  • 子供がバレエやバイオリンなど費用がかかる習い事をしている
  • 子供の洋服がブランドもの

いかがですか?ママカーストの最上層に君臨しているママ達はこういったことを条件に階層を振り分けています。

最下層

逆に、ママカーストの最下層に格付けされてしまうのは、夫が下記のような職業についている場合です。

  • 中小企業の会社員
  • 看護師や介護職
  • 夫が旧帝国大学出身
  • 飲食業
  • 美容師
  • とび職

また、下記のような点も最下層ママとして振り分けられます。

  • タワーマンションの低階層
  • ベビーカーが国産の安いもの
  • 子供に習い事をさせていない
  • 夫の最終学歴が高卒、ないしは、難関私立大学ではない
  • 子供の洋服がいつもファストファッション

ママカーストで最下層になるとどうなる?

実際にママカーストで最下層になるとどうなってしまうのでしょうか。

ここでは、ママカーストで最下層に格付けされた場合に、どういう扱いを受けることになるのかを具体的にお話します。

雑用を押し付けられる

ママカーストで最下層に格付けされてしまうと、誰もやりたがらないような雑用ばかりを押し付けられてしまうことが多いようです。

例えば、幼稚園や小学校でのクラス委員や学校主催のイベントの係など、当たり前のように最下層のママは押し付けられてしまいます。

これがママカーストの怖いところではありますが、自分が一番下に格付けされてしまうと自信も自尊心もなくなってしまい、その状況を大人しく受け入れてしまうことに。そうなってしまうと、悪循環を繰り返し、子どもが卒園・卒業してママ友グループの付き合いが終わる時がくるまで抜け出せなくなってしまうのです。

除け者にされる

最下層になると、ママ友グループから除け者にされてしまうことも。はたから見ていると、「本当に大人がこんなくだらないことをするの?」と思ってしまうようなことですが、実際にはよくあることです。

自分がママ友グループに近づいていったら会話がストップしたり、ランチに自分だけ誘ってもらえなかったり、一緒にいても自分だけ会話の輪の中に入れてもらえなかったり。

子どもじみた嫌がらせですが、実際にこんな目に毎日遭わせられてしまえば精神的にも追い詰められてしまいますよね。

子どもも仲間外れにされる

ママカーストで最下層になってしまうと、残念ながら子ども同士の関係にも影響がでることが多々あります。

ボスママやその取り巻きのママ達が、「あの子には教養がないから遊んじゃダメ」と子ども同士の付き合いを制限してしまうのです。子どもは良い意味でも悪い意味でも素直ですから、ママの言いつけを守ってその子を仲間外れにしてしまいます。

親は子どもの鏡。自分のママが、他のママの悪口を言っていたり嫌がらせしているのを目にすると、子どもも自分たちの付き合いの中で同じような行動をするようになっていくでしょう。

馬鹿にされる

ママカーストの最下層のママは、他のママから収入や住宅などさまざまな面で比較され、馬鹿にされることになってしまうでしょう。

人は、とにかく他人と何でも比較したがる生き物です。最下層のママと自分を比較し、「あの人の家よりマシ」「うちのほうが裕福だわ」と自分よりも生活レベルが劣っている人の存在に安心感を覚えます。くだらないことですが、そういう風にすることでしか自尊心を保てない人が存在するのです。

ママカーストに巻き込まれた時の対処法

どんな対策をとっていても、ママカーストに巻き込まれてしまうことはあります。適切な対処をしないと、ストレスが溜まり、ひどい場合にはうつ病を発症するほど精神的に追い詰められてしまうこともあります。

ここでは、ママカーストに巻き込まれてしまった時の対処法をご紹介します。

無理に付き合わない

ママカーストに巻き込まれてしまった時は無理に付き合おうとしないことが一番です。無理に付き合い続けたところで、ストレスが溜まるだけで何も良いことはありません。むしろ、一旦離れた方がママカーストの陰湿な虐めは早く収まるでしょう。そのママ友グループに固執する必要はないのです。「夫の収入や学歴で他人を見下したりするような人とは付き合わない方がいい!」と割り切ってしまいましょう。

子どもを巻き込まない

ママカーストに巻き込まれた時にしてはいけないのは、子どもを巻き込むこと。子どもは、親が思っている以上に親のことを見て、影響を受けて成長するものです。もし、あなたがママカーストの最下層に格付けされ、毎日を卑屈になって過ごしていると、子どもまで影響を受けて、自信を喪失したり他の子どもたちから一歩引いて付き合うようになってしまいます。

ママカーストで最下層の扱いを受けてしまったら、精神的にも辛い日々を過ごすことになってしまうでしょう。しかし、それを子どもの前で出してはいけません。他のママの悪口を子どもの前で言うことも絶対にしてはいけません。ママ友付き合いに子どもは関係ないのです。子どもの前でだけは、笑顔で過ごし安心させてあげましょう。

相手の良い所を探す

一度嫌いになってしまうと、相手の嫌なところばかりに目がいくようになり、嫌悪感しか抱かなくなってしまいます。そうすると、当然表情や態度にも出るようになり、ますますママ友関係が険悪な雰囲気に。そうならないためには、どれだけ嫌いな相手であっても、どこか一つ良い所を探すことです。

「この人のことは大嫌いだけど、ここだけは尊敬できる!」というポイントがあれば付き合い方も少しは変わってくるはずです。相手のあら探しをし、悪態ばかりついていると、あなたもママカーストでふんぞり返っている他のママ達と同じレベルになってしまいます。

グループ以外の友だちに相談する

ママカーストに巻き込まれ辛い思いをしたとしても、間違っても同じママ友グループの友達に相談してはいけません。相談した相手が、ボスママや他のママに相談内容を伝えてしまうかもしれません。悩んでいることがボスママに伝わると、ますます居心地も悪くなってしまうでしょう。

もし、誰かに相談したいのであれば、全くグループの関係無い友達や両親に相談するようにしましょう。ママ友付き合いで相手のことを信頼しきってしまうのは危険です。大事な話はせず、「笑っていても裏ではどう思っているのか分からない」と一歩引いて話すようにしましょう。

まとめ

耳を疑いたくなるようなママカーストのお付き合い。できることなら避けて通りたいところですが、気づいたら巻き込まれていたという人も多いでしょう。ママカーストで最下層に格付けされてしまえば、精神的に追い詰められ、毎日が苦痛でしかなくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、ママ友付き合いは期間限定のお付き合い。子どもにまで影響が出てしまう前に、自分で見切りをつけて対処するようにしましょう。まず守らなければならないのは、自分と自分の家族。そのことを充分理解し、上手に対処して乗り越えてください。

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