結婚前に彼氏・彼女がモラハラ気質か確認!特徴や見分け方を解説
セクハラ、マタハラ、パワハラ・・・など、○○ハラスメントはたくさんあります。その一種であるモラハラをご存知でしょうか?モラハラは被害者になっていることに気づきにくい嫌がらせの一種です。そのため、長期間継続するためダメージが蓄積されやすく、うつ病などの精神疾患を発症してしまう恐れもあります。結婚相手がモラハラだった場合、結婚後の生活が苦しくなります。
そこで、今回は、結婚前に彼氏、彼女がモラハラ気質か見分けるチェック項目とモラハラを受けやすい人の特徴について説明していきます。彼氏、彼女がモラハラするタイプなのか、また、自身がモラハラにあいやすい特徴を持っていないか確認してみてください。
モラハラとは?
被害者の特徴を説明する前に、まず、モラハラについての理解を深めていきます。
モラハラはモラルハラスメントの略称です。モラルは倫理や道徳を意味しています。この点から、モラハラは倫理や道徳に反している嫌がらせと解釈できます。
殴るけるなどの直接的な暴力を振るうということはなく、言葉や態度で相手に不快感を与えます。家庭でいえば、気に入らない妻に対して、夫が離婚をほのめかしたりする行為が一つの例です。暴力では証拠が残るため、嫌がらせの存在がわかりやすいです。しかし、言葉や態度では、嫌がらせがあるかどうかの判断はグレーになりやすいといえます。
モラハラが起きていても、単に仲が悪いだけだと、見過ごされてしまいやすいです。悪質な場合は、仲良くしていると見せかけながら嫌がらせが行われることもあり、そこまでくるとほとんどの人がモラハラの存在を認知できないといえます。
これらの点を踏まえると、モラハラは陰湿ないじめと似たような部類で、倫理や道徳に反しているという表現がピタリと当てはまります。
具体的なモラハラの行為
より詳しくモラハラの実態にせまるために、具体的な行為を列挙していきます。
- あからさまにていねいに話しかける
- 家庭で起きた失敗を外で吹聴する
- 無視する
- 周りの家庭と比べてできていないところを責める
- 夫の給料を他人の給料と比べる
- 妻に対して微々たる生活費しか与えない
- 容姿についてからかう
- 掃除や食器を洗ったすぐ後にまた同じことをする
- 馬鹿にする
- 料理について毎回だめだしする
これらの行為の共通点は、自分が優位に立とうとして、相手を下げています。自分の優位性を確認するために行われているとの見方ができます。
モラハラを受けやすい人の5つの特徴
モラハラを受ける人には特徴があり、前もって認識しておくだけでも、モラハラを回避できる可能性が高まります。
その1.要領が悪い
要領が悪いと相手から指摘が入り、それが続くと指摘の回数が増え、相手をモラハラに仕立て上げてしまうことになります。要領が悪いことが”かわいい”というのは、結婚前に付き合っているときだけ。結婚後はそれが相手のイライラにつながってしまいます。
その2.自己肯定感が低い
自己肯定感が低いとどうしてもネガティブな発言や思考になっています。そうなると横にいる人にとってはストレスの原因になります。毎日顔を合わさない結婚前であればストレスが続きませんが、一緒に生活するとストレスが続き、相手がストレス発散にモラハラ化していくことになります。
その3.真面目で几帳面
真面目で几帳面、いいことではありますが、度を越している場合に相手にストレスをかけてしまいます。例えば、お金に几帳面すぎて結婚後夫のお小遣いの管理まで始めてしまいます。そうなると、夫のストレスが溜まっていく一方でモラハラ化してしまう要因になります。
ただ、度が過ぎる真面目で几帳面は、自身もモラハラしていることが多いので気を付ける必要があります。
その4.決まって人の顔色を窺う
相手の顔色を窺う人はモラハラにあいやすいです。顔色を窺って相手が楽しんでいるか、喜んでいるかを気にしているため、相手の意見を受け入れる傾向にあり、何を言っても受け入れるから相手も知らず知らずモラハラ化してしまいます。
その5.我慢してためこみやすい
相手に何か言われたときにその場で反論や意見を言える人は、相手にとっても手ごわい存在ですので、モラハラにあいにくいです。一方、相手が文句を言ってきたときにそれを受け入れてしまい、それを我慢をしてため込んでしまう場合、相手は何を言ってもいいんだという無意識のうちに覚え、徐々にエスカレートしてしまい、モラハラ化してしまいます。
結婚前にパートナーのモラハラ気質を見分けるチェックリスト
結婚前にパートナーのモラハラ気質が心配になったら、チェックリストを見て当てはまる部分がないかチェックしましょう。事前にチェックリストを知っておけば、落ち着いて相手を見極められます。
結婚後に気付いて後悔がないよう、しっかり見極めてください。
- 価値観の違いを受け入れない
- 否定的な発言が多い
- 感情の起伏が激しい
- パートナーの行動を制限する
- 謝らない
- 外面がいい
- プライドが高い
- 嘘をつくのを気にしない
- 他罰的
価値観の違いを受け入れない
いくら親しいパートナーでも、すべての価値観が一致するケースはほとんどありません。多くのカップルがお互いの価値観を受け入れている中、モラハラ気質の人は自分が正しいと思っており他者の考え方を受け入れられない傾向があります。
デートの行き先や食事を選ぶときに、自分の意見が通らず嫌な気持ちになった経験がないか考えてみましょう。パートナーにモラハラ気質があれば、こちらの意見を聞き入れずに拒否している可能性があります。
結婚したら、結婚式や子育て、話し合わなければいけない問題が数多くあります。モラハラ気質の人と結婚してしまうと、大切な話でも自分の意見を通してもらえずつらいことが続くかもしれません。
否定的な発言が多い
結婚前のデートで、パートナーといるとき他者の悪口を耳にしたことがあるか考えましょう。「頭が悪い」「育ちが悪い」といった否定的な発言があれば、モラハラを疑う必要があります。
結婚前は自分に向いていなかった発言でも、結婚後は自分に向けて言われる可能性もあります。否定的な発言は内容によって人格否定にもつながり、言われ続ければ自分への自信をなくす原因にもなるでしょう。
感情の起伏が激しい
感情の起伏が激しいのも、モラハラ気質の人が持つ特徴です。パートナーと喧嘩したとき、気に入らないことがあると物に当たったり大きな声を出す癖がないかチェックしましょう。
モラハラ気質の人は感情のコントロールを苦手としており、自分の意見を否定されただけでも不機嫌になる可能性があります。他者を否定する瞬間を探しているため、相手を責められるタイミングを見つければ過度に叱責するのが特徴です。
パートナーの行動を制限する
モラハラ気質がある人は、パートナーの行動を制限する傾向があります。行動を制限することでパートナーの視野を狭め、自分の考えが正しいと思いやすくすることが目的です。
パートナー自身の交友関係が狭まり、モラハラに気付かなくする効果もあります。付き合っている人の束縛がひどく、もともとの交友関係にも支障をきたすならば、モラハラを疑ったほうがいいでしょう。
謝らない
長くカップルをしていると、喧嘩をした経験がない人のほうが少ないでしょう。
モラハラ気質の人と付き合っている場合、喧嘩が起きても謝ってもらえることはほとんどありません。モラハラする人は自分の考えが正しいと信じて疑わないため、パートナーと意見が食い違っても「相手がおかしいのだから自分が謝る必要はない」と考えています。
たとえ喧嘩中に怒鳴ったり暴言を言ったりしても、自分の気分を損ねた相手が悪いと思うのが特徴です。そもそも悪いと思っていないため、本人にとっては謝る必要はないのでしょう。
外面がいい
モラハラする人の意外な特徴は、パートナーや身内といった親しい関係の人以外から評判がいい点です。日常的に接してない人には、おだやかな人柄に見えるでしょう。
モラハラ気質の人は考え方が特徴的なため、家庭外の会社やプライベートでストレスを感じています。そのストレスを抱えたままではいられず、心を許している家族やパートナーに発散してしまうのです。
結婚前はおだやかだったのに、結婚した途端パートナーが豹変したという話も少なくありません。これは、家族になったからこそモラハラが本当の自分を見せていることになります。
プライドが高い
モラハラする人は、男女ともにプライドが高いケースがほとんどです。もともと他者を見下しているため、同じ目線にたつ人が許せません。
プライドを傷つける人を許さず、否定してきた人を徹底的に攻撃します。そのため、接する時間が長く意見の食い違いが起こりやすいパートナーに対してモラハラが出やすくなります。
ただし、モラハラする人はプライドの高さから、社会的に成功している人も多いのです。仕事では成果を残し、家庭外の交友関係にも支障を出しません。
嘘をつくのを気にしない
モラハラ気質の人は、嘘をつくのを気にしない傾向もあります。
普段から言っていることがころころ変わるため、混乱する人も多いでしょう。ただし、意図的に嘘をついている場合と、新しい情報を得て自分の考えを改めているケースがあります。
モラハラする人がつく嘘にはいくつか種類があり、悪意のある嘘以外に高すぎるプライドから自分を大きく見せるための嘘をつくケースも少なくありません。理想と実際の自分が離れていると、自分自身を守るために嘘をつくときもあります。
他罰的
他罰的とは、失敗や不幸の責任を自分ではなくほかの人に押し付ける人の傾向を指します。
モラハラする人は自分に責任があると考えていないため、なにかトラブルが起きた場合もほかの人に原因があると考えがちです。
喧嘩しているときに不機嫌になるのも、「自分の機嫌を損ねた相手が悪い」と信じて疑いません。自分は常に正しいと考えており、物事の責任が自分にあるとはまったく考えないのが特徴です。
モラハラ気質の彼氏、彼女とはさっさと別れるのがベスト
モラハラ気質のチェック項目はいかがでしたか?一緒にいて該当する項目が多ければ一旦結婚を立ち止まってよく考えてください。結婚後、ずっと続く生活の中でモラハラが続くと離婚という選択肢が出てきます。
好きという感情だけではなく、結婚後の生活をイメージして現実的に判断しましょう。
一方、自身がモラハラに遭いやすい性格、行動をしているかもしれません。そのことで相手にそうさせてしまっている可能性もあるかもしれません。自身の行動も見直し、モラハラが改善されるか確認してみましょう。