結婚前に彼氏・彼女について確認しておきたい19個のこと
結婚することにより、お互いの人生はこれまでとは大きく変わることになります。良い方に変わればいいですが、中には結婚することで悪い方に向かってしまうことも。この記事では、幸せな結婚生活を送るために、結婚前に彼氏・彼女について確認しておきたいことを13個紹介していきます。
「早く結婚したい、この人と結婚できなければ一生独身かも…」という焦りを感じている人も、一度立ち止まって結婚前に本当にこの人と結婚していいのかどうかを考えてみてください。それが幸せな結婚への一番の近道です。
1.家族構成
最近では、結婚は本人同士のものだからお互いの家族は関係無い、と思う人も多いかもしれません。確かに、昔ほど義理の実家との付き合いを大切にするという考えは少ないでしょうが、大なり小なり相手の家族との繋がりは続いていくものです。
両親が健在なのか、兄弟姉妹はいるのか、兄弟姉妹がいるのならパートナーは長男なのか次男なのか、また、現在の関係性はどのようになっているのかということを結婚前に確認しておくべきです。例えば、義実家が自営業で、パートナーが長男だった場合、いずれは家業を継がなければならないのか、という問題が出てきます。それ以外には、暴力団関係者が親族にいるかもしれません。結婚してからパートナーの義実家との間でトラブルにならないよう、家族構成や家族関係についてはよく話を聞いておきましょう。
2.宗教や思想
日本では、家に仏壇があるのにクリスマスをお祝いしたり、お正月に神社に初詣に出掛けたり、あまり宗教や思想について考えることがないので、結婚前にも相手の宗教や思想については見落としがちになります。しかし、もしパートナーや義実家が熱心に信仰している宗教があれば、結婚を決めてからトラブルに発展してしまう可能性があるでしょう。
例えば、結婚式は絶対に教会のチャペルでおこなうと決めていても、パートナーや義実家が仏教徒だから神前式以外はあり得ないと衝突したり、宗教団体に入信するようしつこく勧誘してきたり、宗教が原因で思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
そのようなトラブルを避けるためにも、必ずパートナーの宗教や思想については確認しておくようにしましょう。
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3.両親との同居について
これから結婚生活を送るにあたり、パートナーがお互いの両親との同居についてどう考えているのかということはとても重要です。最近では核家族化が進み、両親と同居する家庭は昔に比べて減ってきてはいるようですが、両親が介護を必要とする状況になった場合は同居せざるを得ないということもあります。
また、同居ではなくても義実家の近所に家を構えることを強制されることもあります。その場合は、子育てについて色々口出しされることを覚悟しなければならないでしょう。
パートナーが両親との同居を快く受け入れてくれるか、最初から同居することなど頭にないのか、反対にパートナーの両親との同居、または、近隣に住みたいのかなど、結婚話を具体的に進めていく前にパートナーの考えをきちんと確認しておかなければ、後になって大きなトラブルになってしまうので注意してください。
4.友人との付き合い方
普通に考えれば、友人が多く交友関係が広い人は、コミュニケーション能力が高く、一緒に楽しく過ごすことができるのでとても魅力的です。しかし、これが結婚相手であればどうでしょうか。結婚して子供も出来たにも関わらず、週末になれば家族はそっちのけで友人と遊びに行ってしまうようなパートナーと生涯添いとげることができますか?
交友関係が広く、友人を大切にするのはとても良いことです。しかし、家族を蔑ろにしてまで友人を優先する人は問題があります。そういう人は、基本的に自分が楽しければそれで良く、家族を持つということに責任も感じません。
彼氏・彼女でいる間は相手の交友関係が広ければ一緒に楽しむということもできたかもしれませんが、結婚して子どもが出来れば、どちらかは家で子どもの面倒を見なければなりません。結婚前に、相手が友人とどういう付き合い方をしているのかよく見ておきましょう。
5.喧嘩したときに声を荒げるか
どれほど仲が良い夫婦でも、まったく喧嘩をしない、ということはまずあり得ません。
小さな喧嘩から大きな喧嘩まで、夫婦は様々なトラブルを解決しながら進んでいくものです。
だからこそ、喧嘩のときの態度というのはとても重要です。身体的な暴力はもちろんですが、言葉の暴力も看過できない問題です。
付き合っている中で喧嘩したことはありますか?そのとき、どのような対応でしたか?大きな声で言うことを聞かせようとしたり、ヒステリックになったり、手を出してきたことがある場合は、十分にお気をつけください。その状態が「スタート地点」ですから、喧嘩に慣れれば慣れるほど、さらにエスカレートしていくでしょう。
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6.家族を大事にしているか
現在、実家住まいであれ、一人暮らしであれ、家族を大事にしているかどうかはよくチェックしておきましょう。
父母を大事にし、兄弟とも仲が良い人であれば、「家族は仲が良いもの」という考えが当たり前のように染みついています。結婚をして自分の家庭を持ったとしても、調和を大切にしながら良好な関係を続けていくことでしょう。
しかし、家族の仲が悪いと、「家族は仲が悪くて当たり前」と誤った思考が定着している場合が多く、少しの夫婦喧嘩でも調和を図るどころかヒートアップしがちです。けれど、家族の問題は家族にしか分からないもの。不仲の背景にきちんとした理由があり、「家族は仲が悪い。だからこそ、自分の家庭は大事にしたいんだ」と家族問題を反面教師にしているようなら、結婚後に安心できるでしょう。
7.自分のことよりも家族のことを第一に考えてくれそうな人か
結婚をしたら、自分のことは二の次三の次に考えなければなりません。ましてお子さんが生まれたら、お子さん、家族の幸せを第一に考え、それをサポートする役回りであるべきでしょう。
しかし、結婚をしても、自分優先の言動を人は多くいます。例えば「休日は私と子どもを家に残して、一人でどこかへ出かけてしまう」「子供を預けて夜に出かけてしまう」など、家庭を顧みないことで離婚をする家庭は数知れません。
自分のやりたいことは後回しにして、「調和」や「協力」を大事にする人であれば、きっと助け合いながら幸せな家庭を築けるでしょう。
8.「ありがとう」「ごめんね」が当たり前に言える人かどうか
長い間連れ添って気心が知れている相手だと、当たり前のことをおろそかにしがちです。
例えば、「ありがとう」という感謝の言葉や、「ごめんね」という謝罪の言葉。どちらも簡単なフレーズですが、一緒にいる期間が長ければ長いだけ、「別に言わなくてもいいだろう」と省略する方は多くいます。
感謝や謝罪の言葉は、良好な関係を長く保つための大前提のフレーズ。言葉の力はとても大きく、「ありがとう」ひとつで嬉しく思えるものです。
当たり前のことですが、そんな当たり前のことを当たり前にできるような優しい人であれば、きっと末永く幸せな関係でいられるでしょう。
9.子供を持つつもりか
結婚して子どもを持つつもりなのかどうかということは、結婚前に必ず相手に確認しておく必要があります。子どもについての考えが一致していなければ、どんなに好きで結婚したとしても、結果的に離婚してしまうということもあり得ます。
多少相手に気になる癖や嫌いな所があったとしても我慢すればすみますが、子どもが欲しくて結婚したのに相手に「子どもは要らない」と言われてしまえばどうしようもありません。
「結婚前に子どもが欲しいかどうか聞いたら重いと思われるかも…」となかなか聞けない人もいるかもしれませんが、結婚するのであれば避けて通れないことです。きちんと相手の考えを確認しておきましょう。
子どもが好きかどうかも確認するべき
ショッピングモールで走り回る子どもを見たときや、電車で赤ちゃんの大きな泣き声を耳にしたとき、相手はどのような反応をしていますか。
いやな顔をする態度だったり、舌打ちをしたりしていませんか?
人によっては、子どもが苦手という方は少なくありません。「子どもは嫌いだったけれど自分の子どもが生まれてみたらかわいく思えた」というケースもありますが、一人の人間を育てるに当たり、「とりあえず生んでみる」というギャンブル思考は避けるべきです。
「自分の子どもがかわいく思えない」と、子どもの心を傷つけるような行いをする親もいるのが事実。
「子どもは好き?」とストレートに聞くのも良いですが、口頭なら何とでも誤魔化せます。子どもと関わる機会があるときに、さりげなく反応を伺ってみるのが良いでしょう。
10.家事の分担をどうするか
夫婦共働きの予定であれば、結婚前に家事の分担をどうするのかは、相手に確認しておいた方が良いでしょう。女性の方は、共働きなのだから家事は分担するのが当たり前と思っている人が多いですが、残念ながら男性はそうでない人も多いようです。家事や育児、家庭内のことは女性にしてもらいたいと思っている男性は案外たくさんいます。
いざ結婚生活が始まってから、相手が家事に協力的でなければストレスが溜まり、そのうち爆発してしまうことになります。そうならないためにも、結婚前に相手が家事の分担についてどう考えているのかを聞いておきましょう。
11.家計の管理はどちらがするのか
結婚して大きく変わることの一つがお金の使い方です。結婚前はお互いに自由に使えていたお金ですが、結婚すると生活費や子どもの教育費、家のローンや貯金など毎月の収入をきちんと振り分けて管理していかなければなりません。
家計の管理は夫婦のどちらがおこなっても問題ありませんが、「自分が稼いだお金なのに相手に管理されたくない、小遣い制は嫌だ」と管理されることに強い嫌悪感を抱く人もいるでしょう。結婚してから家計の管理をどうするかで喧嘩することがないよう、結婚前からどちらが家計管理を担当するのか話し合っておく方が無難です。
12.浪費癖
浪費癖がないかどうかということは、結婚を決める上でとても大切なポイントの一つです。
基本的に浪費癖はなかなか治るものではありません。「独身時代は派手にお金を使っていたけど、結婚したら変わってくれるはず」と期待していると裏切られることになります。
相手にブランド物など高価な買い物を頻繁にするような癖がないかどうかは、結婚前からしっかりと見極めるようにしてください。結婚してから浪費癖が分かった場合、貯金ができないだけでなく借金を抱え込んだり、結婚生活そのものが破綻してしまう恐れもあります。
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13.転勤や海外赴任があるかどうか
相手の仕事に転勤や海外赴任がついてまわる場合、自分の人生設計もそれに合わせて大きく変わってしまうことになります。もし、「自分はどうしてもここでこの仕事を続けたい、ここに住みたい」という強い希望がある場合は、相手に転勤や海外赴任の可能性があるかどうかを結婚前に必ず確認するようにしましょう。
また、相手が転勤や海外赴任になった場合、一緒についていくのか、それとも単身赴任してもらうのかということも合わせて話しておく必要があります。仮に単身赴任してもらう場合、せっかく結婚したのに夫婦で過ごす時間がとれなかったり、子どもがいる場合は子どもの成長を見ることができないなど、「結婚する意味はあったの?」という状況になってしまうことも。
自分の理想の結婚生活のためにも、転勤や海外赴任の可能性の有無は相手にしっかりと確認してください。
14.結婚後の仕事についての考え方
結婚後の仕事についてのお互いの考え方は、結婚前に必ず確認しておきましょう。一昔前までは、女性は結婚したら家庭に入り、家事や育児をおこなうというのが一般的な考え方でしたが、最近は女性の社会進出も進んで結婚後の仕事の考え方についても多様化しています。結婚してもそのまま仕事を続ける人、一旦育休に入って職場復帰する人、結婚を機に退職する人などさまざまです。まだまだ少ないですが、女性が家計を支えるために外で働き、男性が家庭に入って専業主夫になるケースもあります。
自分がこのまま仕事を続けたいのか、結婚後は家庭に入りたいと考えているのか、必ず結婚前に相手にきちんと伝えてください。結婚したらすぐに家庭に入るつもりだったのに、相手に一緒に働いて家計を支えてほしいと言われて仕事を続けざるを得なくなった場合、早々にストレスや不満を抱えることになってしまいます。
15.浮気・異性関係
あなたの相手の異性関係は大丈夫ですか?
彼氏・彼女の時に浮気などでトラブルがあったという人は、特に注意が必要です。元彼(女)や異性の友人と頻繁に会ったり、連絡を取り合っていないかということを結婚前にきちんと確認しておきましょう。
結婚前から浮気をしていて、結婚後に判明したという話も多く聞きます。
結婚してから浮気でトラブルに発展した場合、最悪の場合は離婚してしまうことになります。離婚は夫婦2人だけの問題だけでなく、子どもにも影響が出てしまうのだということを理解しておいてください。結婚生活が破綻してしまうことがないよう、結婚前にトラブルの種となる異性関係はすっきり片づけておきましょう。
16.不安定な職場ではないか
結婚をしたいなら、財政的な基盤は必須です。
転職を考えておらず、今の仕事で腰を据えて働きたいと思っているなら、職場が不安定ではないかどうかを確認しておいてください。
例えば転勤が多い職場や、残業や休日出勤が多い職場では、それをサポートするあなたも疲れ切ってしまうでしょう。また、パチプロやデイトレーダーなどの職種は論外。
いずれ子どもが生まれたときのことも考え、無理のない勤務状況で、安定した収入を得られる職場かどうかを今一度チェックしましょう。
17.ギャンブルが好きか
結婚前からギャンブルを好む人だと、「結婚をきっかけにギャンブルから足を洗う」ということはまずありません。
ギャンブル好きの人と結婚すると、「パチンコで今月の生活費を使い果たした」など、金銭面で生活に支障をきたすケースがほとんどです。勝って儲かるならまだしも、「負け分を取り返さなければ」と必死になりすぎると、生活が破綻するのも時間の問題でしょう。
「半年に1回くらい、気が向いたときにギャンブルをする」程度ならまだ許容範囲内ですが、「毎週土日は必ずギャンブル」のように依存傾向がある男性は注意が必要です。
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18.借金があるか
「金の切れ目は縁の切れ目」というように、金銭のトラブルは時に家族関係を壊してしまうことがあります。結婚前に、相手に借金がないかどうか、しっかり確認しておきましょう。
もし、借金をしていた場合、それが結婚前に判明したから安心、ではありません。必ず、借金の理由を追求してください。その理由に納得できるかどうかが非常に重要です。
しかし、結婚前に借金をきれいに片づけていたとしても、一度借金を作ったことがある人は、人からお金を借りることに抵抗が無いので、また繰り返すケースが多いようです。もし、相手に借金を作ったことがあるという過去があるのなら、家計の管理は全て自分がおこない、相手が借金できないように印鑑やカードを取り上げるなど何らかの対策を講じることをおすすめします。
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19.収入
結婚するにあたり、やはり一番大切なのはお金です。好きだからという理由だけで一緒にいることができるのは、恋人同士の間だけ。相手に現在どれくらいの収入があるのかということは結婚前に把握しておきましょう。
「お金の話をするなんてなんだかはしたない」と思う人もいるかもしれません。しかし、結婚後の生活を円満に送っていくためには、お金は必要不可欠です。相手の収入が分からなければ、結婚してからの生活を具体的にイメージすることもできません。2人の月々の収入、生活費や交際費やローンなどの支出をあらかじめ計算しておくことで、実際に結婚生活がスタートした時に「お金が足りない!」と焦ることもなくなります。
聞きにくいことかもしれませんが、2人の今後のためにも結婚前に相手にストレートに聞いてみましょう。
まとめ
結婚は2人にとってゴールではなく、新しい生活のスタートです。2人の生活を気持ち良くスタートさせるためにも、ここで紹介したことは必ず結婚前に確認するようにしましょう。
彼氏・彼女として付き合っている間は、結婚さえすれば幸せになれると誰もが結婚生活に理想を思い描きます。しかし、実際にはお金のことや子どものこと、お互いの両親のことなどトラブルの原因は山ほどあり、それらを一つ一つ乗り越えて行くためには夫婦の絆や信頼関係が必要不可欠です。
2人の絆や信頼関係を壊してしまわないために、例え聞きにくいことであっても結婚前にきちんと確認し、不安要素は取り除いておきましょう。