結婚前調査をするべき?結婚相手の宗教を知らずに起きるトラブル5選
結婚前に結婚相手の宗教を知っておくことは大切です。知らずに結婚すると、結婚後に問題が待ち構えています。相手の信仰を知って、どういったトラブルが起きやすいのか頭に入れておくことで結婚後のトラブルを回避できるでしょう。
彼氏、彼女がどういった信仰があるのか知って、受け入れられないということであれば、結婚前に話し合いや別れるといった行動が取れます。
ぜひ、結婚前調査をして、宗教の状況について確認しておきましょう。それでは、相手の宗教を知らないとどのような不都合があるのか、宗教を知らずに結婚して起きるトラブルについて解説します。
宗教の勧誘を受ける
熱心な勧誘を受けるケースがある
相手やその家族が特定の宗教の信者だと、結婚して新しい家族になるあなたを熱心に勧誘する可能性があります。特に、家族ぐるみで同じ宗教に入っている場合は、親族になったあなたも同じ宗教に入信するのが当然であると考える場合があります。
また、配偶者のみが宗教に入っている場合であっても、これから夫婦になるのだから、同じ宗教に入るのが自然なことだと考えている可能性があります。
自分の家族や友人にまで勧誘する可能性がある
配偶者であるあなただけが勧誘されるならば、まだましかもしれません。場合によっては、あなたの家族や友人まで勧誘するケースがあります。
一部の宗教のなかには、とにかく信者を増やすことに力を入れているところがあります。勧誘のノルマが設定されているところさえあります。そうなると、関わりのあるすべての人に宗教の勧誘をするケースがあります。家族や友人が勧誘されれば、迷惑をかけることになるでしょう。今後の付き合いにも影響してしまいます。
自分の子供が宗教に加入させられる可能性がある
結婚をすれば、将来は子供が生まれ可能性は当然あります。そうなると、その子供を宗教に加入させられるかもしれません。
大人ならばともかく、まだ判断能力のない子供を宗教に入らせることに抵抗を感じる人は多いでしょう。たとえば、結婚相手が信仰しているのが怪しげな宗教の場合は、子供を加入させることに躊躇するでしょう。子供の人生にまで影響を与えることになりかねません。
結婚してしまうと断りにくい
まだ、恋人同士の関係であれば、勧誘されても断ることはできます。最悪の場合は、すぐに別れてしまえばいいからです。しかし、結婚してしまうと、勧誘を断りにくくなります。
簡単に離婚するわけにもいかないと考える人は多いでしょう。結婚生活を続けていくならば、できるだけトラブルを避けたいと思う人がほとんどです。その結果、嫌々ながらも相手の宗教に入ってしまうというケースもあります。
法外なお布施を要求される
一部の宗教では高額なお布施を支払うのが当たり前になっている
宗教のなかには、お布施を定期的に支払わなければいけないところがあります。そのなかには、高額なお布施を払うことが当然のようになっているケースもあります。
高いお布施を払うほど、自分が救われる、望みが叶うという教えを受けています。お布施によって徳を積むことができ、それが自分を救うことにつながると教えられます。配偶者が信者で高額なお布施を払うことを肯定している人だと、トラブルにつながりやすいでしょう。
高額なツボなどを買わされる
怪しい宗教のなかには、信者からお金を回収するために高額なツボなどを買わせるケースがあります。これは霊感商法と呼ばれていて、昔から多くの被害者がいて問題視されていることです。
たとえば、壺を買うことによって幸運を得られるなどと説明されることが多いです。その宗教を信じ切っている場合は、客観的に見て普通の壺であっても、ご利益のあるものだと考えてしまい、高いお金で買ってしまうことがあります。
断ると脅迫される
法外なお布施や高額な壺などを配偶者や信者から要求されると、簡単に断れるものではありません。
断ってしまうと、「あなたはこれから呪われる」「あなたに不幸が訪れる」などと脅迫されたり、嫌がらせを受けることもあります。強引な手段でお金を支払うことを強要するような宗教もなかには存在します。このような怪しい宗教に一度でもかかわってしまうと、大変なことになってしまうでしょう。
配偶者が勝手に借金をしてお布施などをするケースがある
たとえ、法外なお金を要求してくる宗教であっても、それを信じ切っている人はいます。配偶者が熱心な信者だと、高額なお布施を支払ったり、高額な壺を買ったりする可能性があります。お金がなければ、消費者金融などで借金をしてでもお布施や壺などを求めることがあるため注意しましょう。気がつけば、莫大な借金を背負っていたという事態になりかねません。
集会やセミナーに誘われる
怪しい宗教の集会やセミナーに誘われる
配偶者の信仰している宗教が怪しいものだと、集会やセミナーに誘われることがあります。定期的に行われていて、参加するためにお金を支払わなければいけないものもあります。
配偶者と一緒に集会やセミナーに参加すると、最終的には宗教に入ることを強要される可能性があります。集会やセミナーのなかで勧誘を受けると断りにくい雰囲気があるため、流れで入会してしまうケースは少なくありません。
非科学的な考えや危険な思想を押しつけられる
集会やセミナーに誘われたとしても、そこでまともな話を聞けるのであれば問題ありません。しかし、怪しい宗教の場合は、そこで教主から非科学的な考えや危険な思想を押しつけられる可能性があります。
常識的に考えたら明らかにおかしな思想であっても、その場の雰囲気によって納得させられてしまうことがあるため注意しましょう。どんなにおかしな教義であっても、信者にとっては、それがすべて正しいもののように思えてしまうのです。周りにいる人たちが教主の話に納得している場面を見せられれば、自分も信じなければいけないという気持ちにさせられてしまうでしょう。
マインドコントロールのリスク
カルト宗教と呼ばれているもののなかには、集会やセミナーに参加した人に対してマインドコントロールを行うケースがあります。たとえば、結婚した芸能人が妻に誘われてセミナーに参加して、マインドコントロールを受けたという事例があります。10年にわたって何億ものお金を教団につぎこんだというケースもあります。
マインドコントロールとは、人の思想や考え方を他者がコントロールすることです。個人の意思決定を操ることができ、都合のいい結論へと巧妙に誘導する技術で、悪用されれば大きな被害を受けます。マインドコントロールされた結果、多額のお金をお布施として支払うというケースがあります。反社会的な思想を植え付けられてしまい、犯罪的な行為に手を染めてしまうこともあります。
マインドコントロールを受けている本人は、あくまで自分の意思で行動していると思いこんでいる点が厄介です。家族や友人から説得されても、意に介しません。怪しい宗教のセミナーなどに参加するのは、慎重にならなければいけません。
自宅で会合が行われることがある
たとえ、配偶者の信仰している宗教がそれほど害のないものだったとしても、トラブルが起きるケースがあります。たとえば、自宅で会合が行われることがあるからです。信者が自宅を頻繁に出入りすることもあります。そうなると、信者の人たちと付き合うことを強要されるかもしれません。プライベートな空間や時間が奪われてしまう可能性があります。
考え方や思想の違いで衝突する
初詣やクリスマスなどを一緒に楽しめない可能性がある
宗教のなかには、ほかの宗教にかかわる儀式への参加を認めないものがあります。たとえば、多くの日本人が当たり前のように行っている初詣やクリスマスなども、本来は宗教が関係しているイベントです。一部の宗教では、初詣やクリスマスといったほかの宗教行事への参加を許さないものがあるため注意しましょう。結婚しても、その宗教の行事以外のものは、たとえクリスマスや初詣であっても祝ったり楽しんだりすることができない場合があります。
日本人は初詣やクリスマスなどを宗教行事と認識しておらず、みんなが当たり前に参加するべきだと考えています。しかし、熱心な宗教の信者の場合、自分の宗教に無関係な宗教行事への参加を嫌うほうが普通です。この点で夫婦同士で争いになることもあるため注意しましょう。
相手の食生活に合わせなければいけない
宗教のなかには、食べるものについてルールが厳しいところがあります。たとえば、肉食を禁止しているなどです。配偶者がこのような宗教に入っていると、食生活を合わせることを強要されるかもしれません。たとえば、肉を食べられなくなるなどです。仮にあなたにだけ普通の食事をすることを認めてくれたとしても、配偶者と同じものを食べられないことにストレスを感じる人もいるでしょう。いろいろな場面で気を使ってしまい、疲れてしまうことがあります。
喧嘩する可能性が高い
宗教には、それぞれ独自の考え方や思想などがあります。それらのなかには、現代の一般的な日本人の考え方とは合わないものも含まれています。そのため、考え方の違いから喧嘩に発展してしまうケースがあるため注意しましょう。その宗教の信者でないと理解することが難しい思想などが存在します。信仰の違いによって、多くの人が争っているのが事実です。たとえ、愛し合って結婚した夫婦であっても、思想の違いを乗り越えることが難しいケースは少なくありません。相手があなたに宗教の思想を強要するケースも考えられるのです。
お互いの親族同士で争いが起きることがある
配偶者やその家族が特定の宗教に入っていることで、親族同士の争いに発展するケースがあります。たとえば、あなたの親などが離婚を勧めてくるケースです。
配偶者が一般的になじみのない特殊な宗教の信者の場合、あなたの家族が心配して今すぐ離れるべきだと説得してくることがあります。あるいは、配偶者のほうがあなたの家族の信仰している宗教を否定するケースもあるでしょう。自分以外の宗教に対して排他的な家族や親族がいると、そのせいで争いに発展する可能性もあります。親族同士の争いになると、たとえ夫婦仲がそれほど悪くなかったとしても、気まずい関係になってしまうでしょう。今後の家同士の付き合いにまで影響します。
現代科学を嫌う宗教がある
病院を利用させてくれない
現代科学を否定している宗教に配偶者が入っていると、現代医学を否定される可能性があります。
この場合は、病気や怪我をしても病院を利用させてくれないかもしれません。特に西洋医学を嫌っているケースがあり、病院で治療を受けると余計に悪化すると信じていることもあります。普通の風邪などの場合は問題ないかもしれませんが、危険な病気のときにも病院を利用させてくれないのは困るでしょう。配偶者本人が病気になったとしても、病院へ連れて行こうとすると拒否されるケースもあります。
単に病院を利用させてくれないだけではなく、非科学的な治療法を信じているケースもあるため注意しましょう。医学的には病気を悪化させるような治療法を強要されることがあります。
化学合成物質の使われたものを全否定する
科学すべてを否定しているような宗教の場合は、化学合成物質をすべて忌避しているケースがあります。たとえば、化学調味料や添加物などが含まれているものを食すことを許してくれないかもしれません。野菜は無農薬で有機栽培されたものしか受けつけないというケースもあります。このような食事を配偶者本人だけではなくあなたにも強要する可能性があります。これでは日常生活を送るうえで苦労する場面がたくさん出てきます。外食に出かけることが難しくなり、家族や友人付き合いにも影響する可能性があるのです。
除霊によって病気が治ると信じる宗教がある
一部の宗教のなかには、除霊をすることによって病気が治るという教えを広めているところがあります。たとえば、手かざしによって目には見えない力を送りこんで病気を治すという治療を実践している宗教があります。
配偶者がこの手の宗教を信じていると大変でしょう。たとえば、病院を利用せずに信者による手かざしで治療させようとするかもしれません。病院に入院していると、信者を大勢連れてきて手かざしによる治療を施そうとすることもあります。自分の家族や友人が入院しているところに、信者を連れてきてしまうかもしれません。
子供に対する医療拒否の可能性も
信者である本人が現代科学や医療を否定して拒否するのは信仰の自由として認められています。しかし、それを他人に強要するのは許されないことです。たとえば、自分の子供に対してまでも、科学や医療を否定した子育てをする可能性があります。子供への医療拒否をするケースがあるため注意しましょう。
たとえば、宗教上の理由から子供への輸血を拒否するような事例があります。その結果、実際に子供が死んでしまったというケースもあります。子供が病気になっても病院へ連れていけないと、最悪の場合は死んでしまうかもしれません。まともに子供を育てることができない状況となるでしょう。配偶者が特殊な宗教を信仰していて、それが子供に害のあるものだと、子育てに大きな影響が出る可能性があります。
まとめ
配偶者が宗教に入っていることを知らずに結婚するとさまざまなトラブルが発生する可能性があります。特殊な思想や考え方を持つ宗教に入っている場合は特に注意しましょう。トラブルを避けるためにも、結婚前調査をしてパートナーの宗教を把握しておくことは大切です。
結婚前調査は、プロである探偵に依頼することをおすすめします。