• 若い頃はいろいろさん

    息子が居なくなったのは19才の時でした。大学受験に失敗して悩んでいたときに、うっかり余計なことを言ってしまって、ふいに出て行ってしまった。どこに消えたかわからなくなり慌てていた。一月経っても戻ってこない。探す宛もない。交友関係からは、見つからなかった。警察に届けたけど見つからない。自力では無理か。そこで探偵社に頼んで、どこに行ったか調べて貰った。そしたら、すぐに見つけてくれた。東京の方でネット友達のところに転がり込んでいた。バイトをしながら暮らすつもりでいた。何を血迷ったのか、そうなっていた。それから説得するのが大変だったけど、ちゃんと大学受験をして、今では立派な成人になっています。