• イマージュカルビさん

    私と同級生の従姉は、誕生日が近いこともあり、幼い頃から一緒に遊ぶことが多く、私達は姉のように慕っていました。その従姉にはいつも悩みがありました。それは従姉の父、つまり私の父の兄である伯父の存在です。警察官という職業柄、家でも自分か正しいと正義感溢れる人で、家族にもそれを強要しておりました。自由がないと従姉は嘆いていました。あまりに窮屈過ぎる時が続くと、決まって我が家に泊まりに来ては気持ちを発散させていました。伯母には行先は告げていたので心配はしていなかったようですが、社会人となった従姉がまた宿泊した先は我が家ではなく、何処にも見当たらないと伯母から連絡がありました。1週間が過ぎても行方が分からず、伯母は伯父には内密にと私に相談しにきました。私は警察官の伯父の手前、警察に捜索願いを出すわけには行かないということで、探偵に従姉の居所を突き止めてほしいと依頼しました。探偵なら警察みたいな大事にならないので、伯父にもバレずに済むと思ったからです。依頼してから3日後、探偵事務所から連絡があり私と伯母と一緒に結果を聞きに行きました。従姉は会社の同僚のうちに泊まっていたようです。会いに行くと、やはり伯父様に色々言われて耐えきれなくなったそうです。伯父にも見つからず、無事居所を確認出来て良かったです。