もらったプレゼントに盗聴器!?注意するべきアイテムや対策を解説
友達や知人からもらった誕生日プレゼントや、アイドル活動でファンからのプレゼントなど、日常で贈り物をもらうシーンはよくあります。
大切に飾っていたら、友達や知人に話していない個人情報がバレていたというケースもあるようです。人からバレたのでなければ、プレゼントに盗聴器が仕掛けられていたのかもしれません。
今回は、盗聴器を仕掛けやすいプレゼントや盗聴器を見つけたときの対応を解説します。
そもそも盗聴は犯罪?
盗聴とはボイスレコーダーや盗聴器を利用して、無断で他者の会話や生活音を盗み聞くことをいいます。現代では浮気調査やパワハラの証拠集めにも利用され、盗聴器は一般の人でも購入しやすくなっています。
盗聴は本人の意思を無視して会話の内容を聞いているため、倫理的には良くないと思う人がほとんどです。盗聴器が仕掛けられていると知ったら、嫌な気分になる人が多いでしょう。
しかし、2024年現在の法律では盗聴行為自体は犯罪にはなりません。盗聴をおこなうために、屋内への侵入や対象者の私物を破壊する行為があれば、別の犯罪として立件できる可能性はあります。
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盗聴器が仕掛けられやすいプレゼント4選
盗聴器が仕掛けられやすいプレゼントは、おもに4つです。
どのようなプレゼントに仕掛けられやすいか知っておけば、もらったときに警戒できます。よく知らない人や知人からプレゼントをもらったときは、当てはまるプレゼントでないかチェックしましょう。
- ぬいぐるみ
- 置き時計
- 家電製品
- 文房具
ぬいぐるみ
ぬいぐるみは、盗聴器が仕掛けられやすいプレゼントのひとつです。大きさがある分バレづらく、縫い目をほどけば素人でも簡単に仕掛けられます。
ぬいぐるみに盗聴器が仕掛けられる事件は多く、普段盗聴器に縁がない人でも耳にした経験があるでしょう。盗聴器が不安な職業に勤めている場合は、もらったタイミングで中を押して硬いものがないか確認しておきましょう。
置き時計
置き時計や装飾時計をもらった場合も、盗聴器が仕掛けられている可能性があります。近年の盗聴器は小型化が進んでおり、時計のような小さな製品にも仕掛けられます。
常に身近な場所にあるため、生活音を聞き取るには十分です。また、時計の部品は小さいため、素人では一見して盗聴器と気づかないケースが多いでしょう。時計が盗聴器か悩んだときは、専門の業者に依頼すると安心です。
家電製品
電話や換気扇など、家電製品も盗聴器が仕掛けられやすいポイントです。家電に盗聴器を仕掛けられた場合、コンセントから電気が供給されているため、半永久的に盗聴できます。
盗聴器があるのではと不安を感じたときは、普段みないテレビの裏やエアコンの上部に目を向けましょう。見覚えのないコンセントタップがあれば、盗聴器が仕掛けられているかもしれません。定期的に見覚えのない製品が家にあるか確認しておくと、なにか増えていても気付けるでしょう。
文房具
近年では、ボイスレコーダーが搭載されたボールペンが販売されています。離婚の話し合いや上司のモラハラの証拠をつかむために利用されるケースが多いです。インターネットでも購入しやすく、ぬいぐるみの一部を開けたり時計を解体する必要がないため気軽に使えます。
ボールペンをもらったときは、ボイスレコーダーがついた製品でないかチェックしておきましょう。怪しい製品であれば、なるべく早めに破棄するのがおすすめです。
プレゼントの盗聴器が心配になったときの調べ方
盗聴器が仕掛けられているか心配になったらまずは自分でできる範囲の調査を行ってみてください。自分でできる調査方法は以下の通りです。
- 盗聴器が仕掛けられやすい場所を探す
- FMラジオを使って探す
- 盗聴器発見器で探す
自分で調べても見つからず、それでも不安なときはプロの専門業者や探偵事務所に依頼してください。プロの調査は本格的な機器を用いて行うので確かな調査ができます。
プレゼントに盗聴器を見つけたときの対策
もらったプレゼントに盗聴器を見つければ、多くの人は焦ってしまいます。しかし、焦ると正常な判断ができず、かえって状況を悪化させかねません。
プレゼントに盗聴器を見つけたときの対策を知っておき、いざというときも落ち着いて対応しましょう。
- 落ち着いて対応する
- 盗聴された原因を考える
- 盗聴器付近で音楽を流す
- 警察に被害届を出す
落ち着いて対応する
もらったプレゼントに盗聴器を見つけても、まずは落ち着いて対応しましょう。盗聴されているとわかれば恐怖を感じ、焦って外してしまう場合もあります。焦っていると余計なことを口走ったり、慌てて行動して怪我をする恐れもあるでしょう。恐怖を感じる気持ちはわかりますが、まずは落ち着いて対応することが重要です。焦ってしまえば、重要な部分を見落とす恐れもあります。
盗聴された原因を考える
盗聴器の存在に気づいたときは、盗聴された原因を考えましょう。
アイドルや芸能人といった人から見られる仕事であれば、ファンがもっと近づきたい気持ちからプレゼントに盗聴器を仕掛けてしまう可能性が考えられます。
一方で、人に見られる仕事でない場合は原因の特定が難しくなります。プレゼントを送ってきた相手が自分に持っている感情が、好意か敵意かでも対応が変わるでしょう。家族からもらったプレゼントであれば、不在時にどのような行動・言動をしているのか知りたい可能性があります。
盗聴器付近で音楽を流す
盗聴器を見つけたら、これ以上生活音や話したことが相手に伝わらないよう近くで音楽を流すのが有効です。音楽が生活音をかき消してくれ、犯人にこちらの音が伝わりづらくなります。
ヒーリングミュージックを流していれば、睡眠時も流しっぱなしにしていても違和感がありません。相手の盗聴を心配せずに、次の行動へ移せます。
警察に被害届を出す
犯人の想像や対策ができたら、実際に警察へ被害届を出すのもおすすめです。
家族以外の友人や知人であれば、ストーカー行為の可能性が否定できません。ストーカー目的で盗聴をしている場合、今後もっと直接的な行動を起こしてくる恐れがあります。盗聴行為自体に違法性はありませんが、警察へ相談しておけば事件性のあるなしを判断してくれるのがメリットです。今後事件に発展する恐れがあれば、パトロールの強化や何かあったときの相談先ができます。自分一人で抱え込まずに済み、その後の行動がとりやすくなるでしょう。
プレゼントに盗聴器を見つけたときのNG行動
プレゼントに盗聴器を見つけた場合には、おこなってはいけない行動もあります。NG行動をすると、危険な目合う可能性も否定できません。安全に生活できるよう、普段から知っておくと安心です。
焦って外す
盗聴器を見つけたら、焦って外してしまう人も多いでしょう。しかし、見つけたときすぐに外すのは、危険をともなう行為です。
犯人がリアルタイムで盗聴していた場合、焦って外せば犯人に盗聴がバレたことを気付かせてしまいます。聴に気付かれたことから口封じや別の盗聴器を設置するなどさらなる被害につながる可能性もあります。
盗聴器を見つけるとすぐに外したくなる気持ちはわかりますが、安全にトラブルを解決するためにもすぐには外さず警察やプロの手を借りると安心です。
ひとりで抱え込む
プレゼントに入った盗聴器を見つけたら、怖くてひとりで抱えこんでしまう人もいるでしょう。しかし、誰にも相談しないのは危険な行為のひとつです。
犯人の目的がストーカーだった場合、今後盗聴以外の行為に行動を移す可能性があります。直接的な行為につながれば、身の危険も想像できます。
なにか起きたときに相談できる場所を増やしておくと、万が一のケースが起きても安心です。いきなり警察への相談に抵抗がある場合は、家族や友人など身近な人に相談しましょう。
盗聴器にプレゼントがないか確認しておくと安心
もらったプレゼントがぬいぐるみや筆記用具の場合は、受け取った段階で盗聴器が仕掛けられていないか調べると安心です。
盗聴器は近年小型化しており、小さなプレゼントでも仕掛けやすくなっています。万が一盗聴器を見つけても、焦ってとりはずしたりひとりで抱えこむのはやめましょう。頼れる人に連絡し、警察やプロの手で外してもらうのが安心です。
安全に暮らすためにも、盗聴されているか不安になったときはなるべく早めに行動しましょう。