調査がずさんで、ターゲットに尾行がバレてしまった。これ以降の調査が不可能になった責任を探偵社に負わせることができる?

「プロの探偵なら絶対にバレないはず」「尾行がバレたせいで、もう二度と証拠が撮れなくなった。責任を取ってほしい!」

高い調査費用を払っている以上、探偵のミスで調査が台無しになった際、その責任を厳しく追及したいと考えるのは当然です。

しかし、法的な視点から見ると、探偵に「尾行失敗の責任」を負わせ、損害賠償などを勝ち取るハードルは、想像する以上に高いのが現実です。

本記事では、弁護士の見解をもとに、なぜ「尾行発覚」の責任追及が難しいのか、そして契約上どのような扱いになるのが一般的なのか、厳しい現実を踏まえた真実を詳しく解説します。

弁護士の回答

まとめ

弁護士の見解を整理すると、探偵の尾行失敗に対して法的な責任を問うことの難しさが浮き彫りになります。

主な理由は以下の3点に集約されます。

「尾行発覚」は想定内のリスク
2人目の弁護士が指摘する通り、どれほど熟練した探偵であっても、対象者の警戒心や周囲の状況により発覚するリスクはゼロではありません。そのため、裁判実務上も「失敗=即、不法行為や契約違反」とは認められにくい傾向にあります。

「損害」の計算が困難
1人目の弁護士が言うように、尾行がバレたことによって「いくらの損害が発生したか」を金銭的に証明するのは極めて難しく、慰謝料や賠償金の請求が認められるケースは稀です。

契約書の「免責事項」
多くの探偵契約には「調査の成功を保証するものではない」「不可抗力による発覚は免責」といった条項が含まれており、これが高い壁となります。

「お金を払ったのに納得できない」という気持ちは痛いほど分かりますが、法的な戦いに持ち込むには、探偵側に「あまりに基本的なミス(居眠り、重大な不注意など)」があったことを証明しなければなりません。

まずは、契約書の内容を冷静に読み返し、今の状況から少しでも返金や再調査の交渉ができる余地があるか、専門家のアドバイスを仰ぐのが現実的な解決への第一歩となります。

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