いじめられる原因は保護者にある!?今から見直すべき子供の育て方は?

お手伝いする子供

子供がいじめの被害にあうのは保護者にとっては悲しい出来事です。しかし、保護者があることに気付かないといじめられるリスクは高まります。

それは、いじめられる原因がもしかすると保護者にあるということです。

地球が自転しているから昼と夜が訪れるように、この世は因果関係で成り立っています。原因がないのに子供がいじめられることはありません。原因があるからいじめられるのです。では、その原因はどこから生じているのでしょうか。

子供は親の影響を一番受けています。親の教育や接し方、育て方で子供の人格が変わります。そこで育った子供の人格が、社会で受け入れられない場合に、いじめという被害を受けることになります。

つまり、保護者の育て方が、いじめられる原因のひとつになっていると言っても過言ではありません。いじめられる原因はいろいろ考えられると思いますが、原因のひとつとして、教育や育て方もあるのではないかということです。

子供が集団生活を送るうえで不適切な行為をしたり、おかしな言動を発したりしないように、保護者が子供の育て方を少し見直すことで、もしかするといじめを防止することができるかもしれません。

今回は、保護者が見直すべき子供の育て方を紹介していきます。子供をいじめられにくいように育てる方法も説明していきますので参考にしてください。

うちの子は大丈夫と思っている保護者の皆さん、今一度子育てについて見直すべきところがないか、この記事を読みながら考えてみてください。

子供がいじめられやすい保護者の特徴

子供が保護者と同様のライフスタイルになるということは、保護者自身も模範となる振る舞いをしなければなりません。そのため、子供がいじめにあいやすくなる育て方をしてしまう保護者の特徴を知っておくと反面教師として役に立ちます。

気が利きすぎる

学校に行く準備や宿題などをはじめとし、日常生活のあらゆることを必要以上に手伝ってしまう気が利く親がいます。子供のためになっているように見えますが、反対に子供の成長の機会を奪ってしまってしまいます。

そのため、子供が自分の判断を自分で下すことが苦手となり、行動も遅くなります。行動が遅くなると周囲から馬鹿にされたり、面倒に思われたりし、それが原因でいじめられるというケースは往々にしてありがちです。気が利きすぎる保護者の方は注意です。

エリート意識がある

裕福な家庭で育てられた子供は生活に余裕があり、周囲を気遣える場合が多いです。しかし、親がエリート意識を持っていると話は別です。周囲を見下す態度は子供にも影響し、子供も友達に対して上から目線で接するようになってしまいます。

上から目線の振る舞いが周囲の鼻につき、それが原因で子供がいじめられるということは想像に難くありません。

やってはいけない子供の育て方

ここまで、保護者自身の振る舞いについて触れてきました。ここからは、やってはならない子供の育て方について触れていきます。

家庭の居心地を良くしすぎる

家庭の居心地が良くなるとどうなるでしょうか?当然、子供は家に依存して、周囲の友達と遊ばなくなっていきます。それだけでなく、友達との間でトラブルが起こると、家族にばかり頼るようになり、子供自身が自分で乗り越え、成長しなければならないチャンスを失いやすくなるといえます。

これでは、いつまでたっても強くなりにくいといえるでしょう。家にいるよりも友達と過ごしていた方が楽しい、といわれるくらいの育て方がちょうどよいのかもしれません。

遊びより勉強を優先させる

保護者は子供の将来を考えるあまり、勉強重視の教育をしてしまいがちです。確かに勉強ができれば、就職率の高い大学に入って、待遇の保証された会社に入社できる可能性も高まりやすくなります。

しかし、人間は楽しいことを追い求める生き物といっても過言ではありません。子供の世界も同様で、子供は一緒に遊びを楽しめない友達には無関心になりやすく、ひどい場合は、いじめの対象とすることがあります。

よって、遊ぶことに対して叱りすぎている保護者は、育て方を見直す機会を持つとよいかもしれません。保護者にとって子供を遊ばせることは、「義務」という捉え方もあるくらいです。バランスを考えてあげることも重要です。

考え方を強要している

もし、子供がいうことを聞かない場合にどのような言葉が浮かびますか?

叱るときに、「~すべき」と子供に注意している場合は、子供をいじめられやすい性格に育てている可能性が高いです。

「~すべき」と日ごろから強要されている子供は、そのようにしない子供を見て、自分は怒られるのになぜ許されるのか?という思考をするようになってしまいます。すると、周囲の子供に対して、無意識に怒りの感情を向けがちになってしまい、トラブルに巻き込まれる機会も増えるといえるでしょう。

したがって、子供を注意するときの言葉遣いを、「~すべき」から「~したほうがよい」にしてみてはいかがでしょうか。

子供の自信を失くすようなことを言わない

出来ていないことを叱らない

子供に対して、できなかったことを毎回言われると自信を失くしてしまいます。子供ができたときには褒めず、できなかったときにだけ「なんでそんなことも出来ないんだ」と言われると、子供の自尊心は失われ、ネガティブな子供になってしまうでしょう。

ネガティブな子供は集団でもいじめられやすい傾向にあるので、なるべく子供の自尊心を大事にしてあげることが重要です。

周囲の子供と比べない

子育てをしているとつい、「~ちゃんは~なのに」、「~くんは~できるのに」などと、周囲と比較してしまうことがあります。比較するつもりでなくても、他の子供を目一杯褒めることも、子供にとっては比べられていることと同じです。

比較されて、かつ、劣っているということを頻繁に言われていると、自信を持てなくなってしまいます。「自分なんて」という考え方になってしまいますので、極力比べるような発言は控えた方がいいでしょう。

いじめられにくい子供の育て方

集団スポーツなどで協調性や助け合いの精神を育む

いじめられやすい子供は集団行動になれていない可能性があります。その場合、ほかの子供とどのような会話をし、どのような行動をするべきかなど、集団行動に際する判断基準を形成させるとよいかもしれません。

そのために、一人で行う習い事でなく、集団行動を伴う習い事をさせることを提案します。例えば、サッカーや野球などは、大人数で行うので、必然的に集団行動を強いられることになります。

ただ、いきなり大集団に所属するのはハードルが高いといえます。そうであるなら、テニスや卓球など、少人数で行うスポーツをすすめてあげるという手もあります。

自信を持たせる

例え他の子供達から相手にされなくなっても下を向かない子供に育てることが、深刻ないじめにつながらないと考えられます。

子供に自信を持たせてあげることで、ネガティブなことが起きても下を向かない子供になるでしょう。

例えば、習い事でいい結果が出たときは褒めてあげたり、いつも「やれば出来る子」と声を掛けてあげるだけで前向きで自信を持つことができるでしょう。

それでも、いじめられてしまったら?

今回は、保護者の育て方の観点からいじめについての対策を紹介しました。しかし、育て方がうまくいったと思っていても、子供を取り巻く人間関係は複雑で、いじめを回避できないことがあります。

一度いじめられたら標的にされ、とことんいじめが続く場合があります。両親がいじめを発見できたらすぐにいじめ対策をした方が懸命です。その場合、その時点で育て方を見直しても駄目です。子供を守ってあげることだけを考えてあげて下さい。

いじめの対策として担任、学校への相談がありますが、学校側がいじめを認めない場合は、探偵などの専門機関を利用して証拠を集めて学校に認めてもらい、学校側で対策を取ってもらうという方法もあります。その他には、転校も視野に入れてみてはどうでしょうか。

いじめ対策と調査の料金・費用相場

※実際に探偵ちゃんで紹介した探偵事務所に依頼した人の事例を元に算出しています。

いじめ対策と調査の1日あたりの相場:

約11万円