【子供、妻、夫別】プチ家出の理由、行き先、未然に防ぐ方法まとめ
数時間~数日の家出を「プチ家出」と言います。長年家庭を築いていれば、家族の誰かが一度や二度プチ家出することはさほど珍しいことではありません。しかし、前もってプチ家出を対策できるならそれに越したことはありません。
そこで今回は、子供、妻、夫のそれぞれにおけるプチ家出の理由、行き先・未然に防ぐ方法をまとめました。
子供のプチ家出
まずは、子供のプチ家出のパターンから見ていきましょう。子供のメンタルは大人よりもデリケートです。寄り添う対応が必要です。
プチ家出の理由
子供の場合は、家庭内トラブルを理由にプチ家出するケースが多いです。
例えば、
- 親に不満がある
- 進路や就職で揉める
などが目立ちます。
このような家庭内トラブルを理由に、「あの家には帰りたくない」となってしまいます。
これら以外の理由もあります。
例えば、
- 友達と夜遊びしたい
- 恋人と一緒にいたい
- SNSで出会った人に会いに行く
などです。
SNSを理由にしたプチ家出は、まさに現代ならではの理由です。
インターネットで人の輪が広がるのは悪いことではないですが、事件に巻き込まれる可能性もあるため、気を付けなければいけません。
プチ家出に使われる場所
年齢にもよりますが、子供は基本的にお金を持っていません。そのため、お金をかけずに滞在できる場所が選ばれます。
例えば、
- 友達の家
- 親族の家
などです。
少しだけ金を使うのであれば、
- ファミリーレストラン
- ファーストフード店
- ゲームセンター
- 漫画喫茶
なども使われます。
特に便利なのは、漫画喫茶です。漫画喫茶は、12時間の一泊で1000円ちょっとしかかかりません。漫画やパソコン、テレビや飲食、シャワーなどもあるので、アルバイトしている子供なら、プチ家出にぴったりな場所となっています。
悪い友達の家やゲームセンターに入り浸っている場合は、非行に走る可能性があるので、注意が必要です。
未然に防ぐ防止策
子供のプチ家出を未然に防ぎたいなら、子供の気持ちを理解してあげてください。
子供と会話する時間を毎日作るだけでも違ってきます。特に、思春期に入った子供は、心はデリケートなので気を配らなければなりません。
親の帰宅が遅い、バイト、塾、部活などで家族が集まる時間がバラバラになる家庭も多いと思いますが、家族で過ごせる時間を作れるようにしましょう。
妻のプチ家出
プチ家出の理由
妻がプチ家出する理由のほとんどは、夫への不満と言われています。
- 育児や家事を手伝ってくれない
- 夫の浪費癖やギャンブル
- ゲームセンター
- 夫の浮気
に対してストレスが爆発するケースが見られます。「自分がいなくなれば困るだろう」と思わせるのが目的でプチ家出するのです。
プチ家出に使われる場所
- 車
- ビジネスホテル
- 実家
免許を持っている妻の場合は、車に乗ってプチ家出するケースが多いです。スーパーの駐車場などで時間を潰します。
時には、行き先を決めずに車を走らせて車中泊するケースも。車以外だと実家に帰ったり、友達の家に泊めてもらうケースもあるようです。
子供とは違ってお金を持っているため、ビジネスホテルで宿泊するケースもあります。子供のプチ家出に比べると、バリエーションが広いです。
その日のうちに帰ってこない場合は、夫は、お義母さんやお義父さんに確認を取った方が良いかもしれません。
未然に防ぐ防止策
妻のプチ家出を未然に防ぐ方法は、「感謝を伝えること」です。
夫は外で働き、妻は育児や家事をするのが普通になっていますが、それを当たり前だと思ってはいけません。妻は家政婦ではありません。「ありがとう」の一言を忘れてはならないのです。このような心がけがあれば、妻のプチ家出を防げる確率は高くなります。
たまには2人で出かけて、恋人気分を思い出すのも良いかもしれません。
夫のプチ家出
プチ家出の理由
- 仕事の人間関係がうまくいっていない
- 仕事の結果がイマイチ
- 家で妻の愚痴を聞きたくない
- 子供がうるさい
このような理由で、プチ家出する夫が多いです。要するに、「一人になる時間が欲しい」ということです。
夫は家でも外でも人と接しており、人間関係のストレスが溜まりがち...。それは妻も同じかもしれませんが、「家庭を支えなくちゃ」という夫のプレッシャーは、妻の比ではないかもしれません。
プチ家出に使われる場所
- ファミレス
- カフェ
- 漫画喫茶
- 個室ビデオ店
- ビジネスホテル
夫はお金と車を持っているため、行こうと思えばどこにでも行けます。この辺りは、妻のプチ家出と同じです。
しかし、行く場所は少し違います。妻は、駐車場や友達の家で時間を潰す(基本的にお金は使わない)ケースが多いのに対し、夫はお金を使うケースが多いようです。ファミレスやカフェで軽く時間を潰す場合もあれば、漫画喫茶や個室ビデオ、ビジネスホテルで宿泊するケースもあります。シャワーもあって睡眠も取れる場所で過ごす場合は、朝そのまま仕事に出かけるプチ家出も多いようです。
1日で帰って来ればまだ良いですが、そのまま数日帰ってこない場合もあるかもしれません。
未然に防ぐ防止策
夫のプチ家出を未然に防ぐには、「家は居心地がいいなぁ」と思わせることが必要です。
夫は社会の荒波に揉まれながら働いて帰ってくるため、家庭は安らぎの場でなければなりません。まずは、夫が帰ってきた時に「お仕事お疲れ様」の一言をかけてあげてください。そっけなく「おかえり」と言うだけになっている間柄になってしまっている方は多いと思います。夫への対応を見直してみましょう。
家で仕事の話を聞くのも減らした方が良いでしょう。妻の愚痴を聞かせすぎるのも減らした方がいいかもしれません。
外でちゃんと働いてきてくれる夫なら、家では多少ゴロゴロさせてあげても良いのではないでしょうか?
プチ家出が長い時は事件に巻き込まれている可能性も!?
前述したように、プチ家出の理由や行き先は三者三様ですが、基本的に長引くものではありません。しかし、何日経っても帰ってこない場合もあります。それどころか、連絡が途絶えてしまうケースも...。
もしかしたら、事件に巻き込まれているのかもしれません。ちょっと家を出たからといって「どうせプチ家出だろう」と、タカをくくるのは危険かも?
連れ去りの危険性
子供がなかなか帰ってこない場合は、連れ去りの可能性も考えなければいけません。
「連れ去りなんて身近で起こらないだろう」なんて油断するのはナンセンス!ニュースの中だけの話ではないので、気をつけなければなりません。
ちなみに、連れ去りは大人が被害に遭う可能性もあります。特に注意したいのは、SNSを利用した事件です。プチ家出したくなるような家庭のトラブルをSNSで相談すると、共鳴してくれる人が続出します。そうすると、直接会ってみたくなるものです。そこにつけこんで事件に発展するケースがあります。
座間市で起こった連続殺人事件がまさにそれでした。
なかなか帰ってこない場合は警察に捜索届け出す
プチ家出と思っていたのになかなか帰ってこない場合、それにプラスして連絡も取れない場合は、警察に捜索届けを出した方が良いです。
ただ、警察は事件性が高い場合じゃないと積極的に動いてくれないので、効果がない場合もあるかもしれません。その場合は、探偵に人探しの依頼するのも手段のひとつです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供、妻、夫におけるプチ家出のパターンをまとめたのですが、決して珍しい事例ではありません。どこの家庭でも起こり得ることだと思います。ただ、そうは言ってもプチ家出を未然に防げるならそれに越したことはありません。
プチ家出をきっかけにひどい事件に巻き込まれる可能性も否定できないので、できるだけプチ家出が起こらない家庭を築いていけるように努力しましょう。