ママ友からのいじめの原因と対策

ママ友いじめ

育児に関する悩みや情報を交換できて、子育ての心強いパートナーとなるママ友ですが、すべてのママ友の人間関係がうまくいっているわけではありません。心無いいじめにあい、ママ友づき合いが憂鬱になってしまっているママもいることでしょう。

ママ友からのいじめでママの笑顔が曇ってしまった場合、大切な子供にも心配をかけてしまいます。いじめを解消したり、上手にかわしたりして、ママが元気を取り戻すためにはどうすればよいのでしょうか。

この記事では、ママ友からいじめられてしまった場合の対策について解説します。

ママ友からのいじめの原因

仲良く心地よい関係であるはずのママ友間でなぜいじめが生まれてしまうのでしょうか?ママ友同士のいじめは、比較的発生しやすいばかりか、一旦発生するとエスカレートしがちな特徴があります。その原因をいくつかご紹介致します。

夫の収入

夫の収入から妬み、僻みが生じて仲間はずれや嫌がらせをされるということがあります。

夏休みや、年末年始に海外旅行に行ってきたという話をしただけで、妬みや僻みの対象になり、仲間はずれにされることもあります。また、どこどこに食べに行ってきたなど、自慢するつもりはなくても周りのママからすると、自慢話に聞こえ、“嫌な人”というレッテルをはられかねません。

旦那さんの収入や職業、最終学歴によるカースト制もあると言われるぐらいです。

子供を比較

例えば、他の子よりも早く“逆上がりが出来た”、“自転車に乗れた”など少しでも目立つと子供を比較して、やっかみや妬みが生じてママ友同士でいじめに繋がることがあります。

価値観の違い

ママ自身が学生時代や職場でできた友達とは異なり、ママ友は子供同士の保育園、幼稚園、学校が一緒だったり、夫同士が同じ会社の同僚だったりすることがきっかけで友達になります。そのため、家族以外の共通点がママ友同士に無いことも多いでしょう。

いわゆるタイプが違う女性同士で、子供がいなければ友達にならなかったであろうママ同士だと、価値観が合わずに話題があわないこともあります。

そのため、礼儀がなっていないや貸したものの返りが遅いなど、少しの価値観のずれだけでいじめの対象になってしまいます。

女性同士のコミュニケーションの難しさ

女性は感情の生き物ですので、ひとたび感情が行き違ってしまうと、相手のよい点をみたり自分の悪い点を振り返ったりすることなく、相手を嫌ってしまうことがあります。

女子校のいじめのほうが共学のいじめよりも陰湿だといわれるように、女性同士のコミュニケーションは時にこじれてしまう難しいものなのです。

弱いものをいじめてしまう人間の心理

人間は集団になると、弱いものをいじめてしまう傾向があります。これは共通の敵をつくることで、共同体の結束を固めようという見えない心理が働いているゆえ、ともいわれています。ドラえもんののびたくんが毎回訳もなく、“ジャイあん”と“すねお”にいじめられてしまうように、ひとたびいじめっ子といじめられっ子の役割にはまってしまうと、なかなか抜け出せません。

育児に関する考え方の違い

育児に関する考え方の違いも、争いやいじめの原因になります。あるママは厳しく育てることで子供を強くしたいと考えますし、あるママはなるべく甘えを許して自己肯定間の高い子供に育てたいと考えます。

同じように子どもたちが遊んでいるときに、厳しくする親とある程度甘い親との価値観がぶつかったときにいじめに発展するというケースがあります。

教育に関する考え方の違い

わが子の教育に関する考え方の違いもいじめの原因になります。

私立に行かせるか公立に行かせるのか、習い事は何をいくつやらせるかなど、教育についての選択肢は数限りなくあります。正解がみえない分野だけに隣の家庭がどうしているかが気になりがちでもあり、自分の選択肢が正しかったと証明したいために、違う方針のママを批判したくなってしまいます。

同じ価値観同士の親が少数派のママに嫌がらせや意地悪をしたりするケースがあるようです。

子供同士のいじめ

子供同士も小さな人間の集団になるので、いじめが発生します。

いじめられている親は子供に仕返しを教えるよりも、親自らが仕返しをしようと考えます。特に幼稚園や保育園児の場合には正確に“いじめ”という認識をしていないため、親が相手の親に仕返しをするということがあります。

いじめている側の親を無視したり、仲間はずれや無言電話など復讐するケースがあります。

ママ友からのいじめ対策

ママ友からいじめられてしまったときはどうすればよいのでしょうか。

上記に挙げた原因に自分は当てはまっていないか、当てはまっていた場合に、改善できるところはしてみてはいかがでしょうか。

それでもいじめの対象にされたままだという場合に、以下の対策を取ってみてください。

周りに理由を聞く

自分でいじめや嫌がらせをされている原因がわからない場合は、聞ける仲のママ友に原因を聞いてみることです。

そのママ友に自分の現状を伝えて、どうしてか真剣に相談してみてはいかがでしょうか。助言や原因を教えてくれるかもしれません。原因が分かり、こちらに何か非があるのであれば謝ったり、行動を見直せばいじめの解消につながるかもしれません。

また、価値観のずれであれば別のコミュニティを見つけて関わりを無くすようにして、いじめの対象にならないようにするだけです。

別のコミュニティをみつける

ママ友コミュニティしか世界がないと考えると行き詰ってしまいますが、そんなことはないはずです。ママは母であるとともに1人の個人であり女性です。ママ友コミュニティ以外にも、学生時代、ご近所、職場、趣味など様々なコミュニティに参加することができるはずです。

また、ママ友にもグループがあります。別のグループを見つけて別のママ友と接すればいいだけです。

深入りせず笑顔で挨拶

いじめをかわす方法のひとつとして、いじめに気づいていないふりをして、明るくさわやかに振る舞うことです。暖簾に腕押しではないですが、いじめても全く反応がないことに飽き、いじめている側がいじめを止めることがあります。

もし子供までいじめられてしまったら?

ママ友同士のいじめが子供に影響する可能性があります。

敵対しているママの子供と自分の子供まで仲が悪くなり、子供同士のいじめに繋がる可能性があります。また、さすがにママ友から自分の子供へのいじめや嫌がらせに発展することは稀ですが、可能性としてはあります。

子供まで発展している場合は、よほどのことです。

相手の親との関わりを一切やめて、それでも収まらない場合は、学校に相談したり、転校させることも検討しましょう。

最後に

ママ友からいじめられると、子供への影響も心配になり落ち込んでしまいがちですが、必ず対策はあります。思いつめすぎず、上手に回避したり話し合いで解決したりしましょう。

いじめ対策と調査の料金・費用相場

※実際に探偵ちゃんで紹介した探偵事務所に依頼した人の事例を元に算出しています。

いじめ対策と調査の1日あたりの相場:

約11万円