探偵にストーカーに注意やボディガードの役割を期待できない!

ストーカーに遭っているので今の状況を変えたいと思い、親、友人、彼氏、職場仲間にまずは相談されるかと思います。それでも状況が変わらない場合は、探偵、警察に相談することを考えます。
警察に相談するほどでもないし、警察が動いてくれるとも思えない。探偵に相談して助けてもらおう。そう考える人は大勢います。
よくある質問に「探偵からストーカーに注意してくれますか?」「ボディガードのようなことはしれくれますか?」など、探偵がストーカーに直接会えるのか?という質問が多くあるので、それに回答する内容の記事を書きました。
探偵にストーカーに接触することは期待できない
探偵はあくまでも証拠収集をするプロです。ストーカーに直接会って交渉したり、注意するのは越権行為であり、探偵に期待することはできません。
ただし、調査中に目の前で被害に遭っている場合は、被害者保護を第一優先にし、ストーカーの私人逮捕をする場合はあります。
探偵は、警察に被害届けを出す際に証拠不十分で受理されなかった場合などに活躍します。ストーカーの身元や被害の証拠を集め、その証拠をもって警察に届け出てもらいます。
探偵の実際の声
<質問1>:ストーカー調査を依頼した場合、ストーカーに注意もしてくれるものですか?
申し訳ありません、弊社では対象者へのお声がけは、トラブルや被害の拡大につながる恐れがあるため、行っておりません。まずは警察にご相談いただき、摘発が出来ない場合どの程度の証拠が必要か聞いてきてください。そちらの証拠作りのお手伝いは可能でございます。
ストーカー被害のご相談は非常に多くあります。まずは警察に相談し被害届を出してください。
被害届けが受理されると警察による巡回パトールを行ってくれます。
証拠不十分で受理されず、または巡回をしてもらっても被害が変わらないようであればMJリサーチにご相談ください。
内容を聞き取り、ストーカーと予想される人物の割り出し、被害の証明など相談者様に合った調査プランを立案いたします。
探偵が直接対象に交渉することは非弁行為になり得ますので交渉などはできませんが、調査によりストーカーの特定と被害状況を報告書にまとめ、その報告書を警察に届けストーカー規制法によって警察から対象に処罰を下してもらいます。
探偵によるストーカー調査は、加害者の特定と証拠収集が主な目的です。ただし、ストーカーに対して注意や接触をする行為は法律上、探偵が行うことはできません。調査によって得た証拠は、警察への相談や法的手続きに活用することができます。
また、当社では調査後の対応についてもサポートしており、弁護士や警察と連携して解決に向けた具体的なアドバイスをご提供しています。まずは調査で状況を把握し、その後の対応を一緒に考えていきましょう。
<質問2>:ストーカーへの対策で探偵に依頼するとボディガード的な役割も期待できますか?
まずは警察に相談し被害届を出してください。受理されると警察による巡回パトールを行ってくれます。
探偵によるボディーガードは探偵業務とは異なりますので受任することはできませんが、依頼者様に何かしらの危害や被害を確認した場合、警察への通報と、一般人としての被害者保護に努めます。
MJリサーチでは詐欺師や窃盗犯、ストーカーなどの私人逮捕(常任逮捕)の経験を持つ調査員が多く在籍していますので、まずはご相談ください。
はい、可能でございます。ご依頼者様の指定されたお時間帯、ご依頼者様を尾行させて頂き、犯人の特定、証拠の撮影、何か被害に遭うようなことがありましたら、被害阻止に向けて行動することも可能です。
探偵業務は調査や証拠収集が主な範囲であり、ボディガードのような直接的な保護行為を行うことはできません。ただし、ストーカーの特定や証拠収集を通じて、警察に相談しやすい状況を整えることが可能です。
警察の動きが不安な場合でも、法的手段を含めた解決策をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
ストーカー調査の依頼前に警察に被害届を出す
ストーカー調査を探偵にしてもらう前に警察に相談に行くことをおすすめします。警察ではどういう状況か聞かれることになります。その際に、ご自身で持っている情報を全て提出し、それで警察がストーカー被害を受けていることを受理してくれるかもしれません。
もし、受理されなかったとしても警察とのやり取りでどういった被害証拠が足りないかもわかってくると思います。警察に言われた証拠を集めることに絞れるようになります。
ストーカー被害に対する警察の対応は段階を踏んでいくつかあります。まずは被害届を受理してもらうところからです。
証拠集めが必要な場合に探偵に依頼する
証拠が必要であれば探偵の出番です。
探偵は証拠収集のプロです。どういった証拠が足りないか探偵に伝えてその証拠を集めるようにしましょう。調査プランによって料金が異なるので具体的に伝えて無駄な出費を抑えましょう。
警察に相談する前に依頼しても、その証拠だけでご自身でストーカーと対峙することはできません。危険なだけです。その証拠は、警察に届け出るためのものですので、証拠集めが必要な場合に探偵に依頼しましょう。
ストーカーに悩んでいる方は相談窓口へ
警察はストーカーに直接対応してくれるところ。探偵は警察に被害届を出すために証拠収集するところ。
ストーカーに悩んでいる人にとってはすぐに誰かに相談したいものです。事務的に進めるところだけでは心が持たない、誰かに相談して恐怖心を拭いたいと思っているでしょう。
探偵や警察に相談する以外で、相談する窓口や支援制度が存在するので活用してください。
例えば、
- 各都道府県に設置されている「婦人相談所」
- 自治体に設定されている「男女共同参画センター」
- 電話で相談できる「女性の人権ホットライン」
- 被害者を支援する施設「民間シェルター」
- 「婦人保護施設」
詳細は、ストーカーに関する相談窓口や支援制度についてをご覧ください。
まとめ
探偵にストーカー対象者に接触してもらう期待はやめましょう。あくまでも証拠収集のつもりで依頼しましょう。ストーカーは犯罪です。ですので、まずは警察に相談することが何よりです。探偵には証拠集めで力を発揮してもらいましょう。