彼氏と別れたいのに別れられない6つの心理と対処法
一度は好きで付き合った男性ですから、理性では「別れた方が良い」とわかっていても、簡単には別れられないかもしれません。
だけど、別れたいのに別れられないままズルズルと関係を続けると、貴重な時間を無駄にするだけではなく、彼氏と関係が悪化したまま離れられない共依存に陥ってしまうリスクがあります。
また、ついストーカー行為を働いてしまうことも出てきます。
自分の未来のためにも、別れたい気持ちと向き合って彼氏とはキッパリ別れるべきですが、それには「なぜ別れたいのに別れられないのか?」と、自分の気持ちと向き合うことが大切です。
そこで今回は、彼氏と別れたいのに別れられない心理について解説し、別れるための対処法を伝授します。
彼氏と別れたいのに別れられない6つの心理
彼氏と別れたいのに別れられないのには、さまざまな心理が働いています。まずは、別れたいのに別れられない女性心理について解説していきます。自分に思い当たる点がないか、考えながら読んでください。
1人になるのが寂しいから
自分から「別れよう」と言えば、彼氏は受け入れてくれる、あるいは突っぱねる自信があるのに、別れを決断できないのは、無意識に1人になるのが寂しくて恐れているからです。
既に、愛情を感じない彼氏と一緒にいると苦痛を伴いますが、寂しがり屋は「それでも1人きりになるよりマシ」と思ってしまうのです。「別れたいけど1人になるのはイヤ」という心理状態になり、結局別れられません。
次の恋愛に進む自信がないから
次の恋愛に進む自信が無いので、別れられないケースもあります。
特に、以下のような状況の人は、この心理が原因で、彼氏と別れたくても別れられないジレンマに苦しみます。
- 自分の若さに自信がない
- また出会いから付き合うまでの流れを踏むのが億劫
- 彼氏と長く付き合いすぎて恋愛感情がわからなくなった
次の恋愛に期待と自信があれば、すぐに別れられるでしょう。しかし、次の恋愛に自信がない場合は、別れたいのに別れられなくなってしまうのです。
今までかけた時間がもったいないから
女性にとって若さは貴重な財産です。そのため、若くて旬な時代を長く一緒に過ごした彼氏だと、「ここまで時間をかけたのに、今更別れるなんて惜しい…」という心理が働いてしまいます。
今彼氏と過ごす時間に価値を感じられなくても、「ここで別れず踏ん張れば、結婚できるかも」「彼氏もいずれ変わるかも」と、根拠ない可能性にすがってしまうのです。
全部が嫌いじゃないから
彼氏と別れたいと思うのには、「彼氏のこんなところが嫌」「彼氏にされたことが許せない」「恋愛感情がほとんどなくなった」など、理由があるものです。しかし、好きで付き合っていた男性ですから、全部が嫌いではないのでしょう。
「もうイヤ!」と強烈な嫌悪感があれば、迷いなく別れを決断できます。しかし、良い思い出もあり、彼氏に良い部分が残っていると、「別れたいけど、全部が嫌いじゃないし、もう少し様子を見るのもありかな…?」と、迷いが出てしまいます。すると、なかなか決断できず、別れたくても別れられない状態に陥ってしまうのです。
彼氏が恐いから
「自分から別れを切り出したら、彼氏がどんな行動に出るのか恐い…」という恐怖心があると、別れたくても別れられません。それどころか、本当は別れたいのに彼氏のご機嫌をとってしまいます。
逆上すれば暴力するかもしれない、あるいは非常に粘着質なストーカーになり兼ねない彼氏と付き合ってしまった場合、多くの女性は「別れたいのに別れられない…」と苦しむことになるのです。
彼氏のことを放っておけないから
彼氏が恐いわけではなく、それどころか頼りなくて手がかかる場合も、「別れたら彼氏はどうなるんだろう?」という心理になり、別れたくても別れられなくなります。責任感と母性が強い女性は、1人では心もとない彼氏を放っておけなくなってしまうのです。
この場合、彼氏への恋愛感情ではなく、母親のような心理で面倒を見てしまいます。自分ばかりが彼氏に搾取されていると感じつつも、どうしても見捨てられません。
彼氏と別れたいのに別れられないときの対処法
彼氏と別れたいのに別れられない原因があなたの心の中にある場合、自分の心理状態を見つめた上で気持ちを切り替えることが大切です。
どのように気持ちを整理して別れを決断するのか、心の対処法を解説します。
自分の将来を真剣に考える
「彼氏と別れたいのに別れられない…」と悩んでいる間も、あなたの大切な時間は消費されていきます。どこかで踏ん切りをつけなければ、この先もずっと「別れたいのに別れられない」と、同じ思考がグルグル回るだけです。
踏ん切りをつけるには、「彼氏と別れるかどうか」よりももっと大切なこと、あなたの将来について真剣に考えましょう。あなたが実現したい未来はどんな形なのか、希望する将来を叶えるには何が必要なのか、じっくり考えるのです。
そこに、彼氏の存在がないならば、交際を続けるとあなたが願う未来は遠ざかっていきます。「このままでは、自分が望む形にならない」と強く意識し、別れる決断をするべきです。
別れない場合のデメリットを考える
自分の将来を真剣に考えても、まだ彼氏と別れる決心がつかないなら、別れない場合のデメリットを考えましょう。
例えば、次のようなデメリットが挙げられます。
- 次の恋愛に進めない
- 別れたい彼氏に自分の時間を割かなければならない
- 一緒にいる苦痛な時間に耐えなければならない
- 時間だけではなくお金も無意味に消費される
- 嫌な状態を継続するストレスで体調不良に陥ることもある
別れたいのに別れず付き合い続けると、あなたの貴重な時間やお金を好きでもない彼氏に投資しなければなりません。しかも、儲けの可能性が限りなく少ない投資です。別れたいと考えている彼氏との交際は、あなたにとって不良債権だと自覚した方が良いでしょう。
別れた場合のメリットを考える
別れなかった場合のデメリットと同時に、別れた場合のメリットを考えるのも重要です。あなたは今、別れたいのに別れられないと悩んでいます。だけど、キッパリ別れられれば、あなたにとってたくさんのメリットがあるのです。
- 別れることで、「別れられない…」という悩みから解放される
- 別れれば堂々と新しい恋愛に進める
- 別れたい彼氏のために、無駄なお金と時間を使わずに済む
- 自由になれる
別れる前は1人になるのが恐いかもしれません。でも、思い切って別れを決断すれば、思わぬ解放感に、今よりもずっとポジティブになれるでしょう。彼氏と別れるだけで、あなたの可能性は広がります。
周囲に「別れる」と宣言して逃げ場を失くす
「よし!別れよう!」と決断できたとしても、行動に移せるかどうかは別問題です。別れたいのに別れられない人の中には、気持ちは固まっているのに言い出せず、苦しんでいるケースもあります。
この場合は、周囲の力を借りましょう。自ら「私は彼氏と別れる!」と宣言し、周囲にアナウンスするのです。宣言する相手は多ければ多いほど良いでしょう。宣言して引っ込みがつかない状態にし、自ら逃げ場をなくして行動せざるを得ないようにするのです。
それでも勇気が出せないなら、宣言した友達に別れを伝える手伝いとして、付き添いをお願いするのも良いでしょう。
自分が悪者になる覚悟を決める
別れを決断したのに行動に移せないのは、「彼氏を傷つけるのが心苦しい…」という心理も原因の1つです。だけど、この心理は「自分は悪者になりたくない」という偽善だと自覚しなければなりません。
円満な別れを望み、別れたいのに別れられない状態をズルズル続けると、あなたにも彼氏にも不利益をもたらします。あなたの偽りの愛情で、彼氏が幸せになれるはずがありません。嘘の交際期間が長ければ長いほど、別れのダメージは大きくなります。
恋愛は2人で始めるものですが、別れの多くはどちらかの一方的な感情です。あなたは今、彼氏への愛情を失い、別れたいと思っているんですよね。ならば、彼氏が傷つくとわかっていても、悪者になる覚悟を決めて伝えるべきです。
彼氏も別れたがっているときは自身がストーカーにならないようご注意を
もし、彼氏があなたと別れたがっている場合にはすぐに身を引く覚悟を持ちましょう。彼氏も別れたがっている、そして、あなたも別れたい、両者が別れたいと思っているのにも関わらず、あなたがそれでも別れられないという行動を出すと、それがストーカー行為につながる危険性があります。
自分では気づかないうちにストーカー行為をしているのです。彼氏のことが放っておけず心配だからといって、家の前で待ち伏せしたりしてしまいます。
あなたも別れたいのだからこそ、上述した対処法を実践し、自分がストーカー化するまえに別れることをおすすめします。
別れたいなら彼氏を負債と考えよう
彼氏と別れたいのに別れられない理由は、人によって違うでしょう。しかし、どんな理由でも、あなたが望まない状態が継続する形になるのは変わりありません。あなたにとって不利益をもたらします。
別れたいなら冷静に、そして時には非常になって、「今の彼氏は自分にとって負債だ」と自覚することが大切です。あなたが望む未来を手に入れるために、知恵と強い決意を持って、別れたいのに別れられない状態から脱してください。