離婚が子どもに与える影響は?親が子どもにできること

離婚届け

性格の不一致、パートナーの浮気、DVやモラハラなど、離婚を選択せざるを得ない状況に陥った時、夫婦がまず考えなければいけないのは子どものことです。両親の離婚は、子どもの生活を大きく変え、人格形成にも多大な影響を与えてしまうことがあります。

離婚を決断する前に、子どもにはどのような影響が出る可能性があるのか、また影響を最小限にとどめるために子どもに何をしてあげればいいのかということを知っておきましょう。

離婚が子どもに与える悪影響

子供

両親の離婚は、多かれ少なかれ子どもにさまざまな影響を与えます。子どもがまだ物心ついていない時期であれば影響が少ないと思うかもしれませんが、そんなこともありません。本来であれば夫婦で面倒を見て愛情を注ぐべきところ、片親になってしまうとどうしても金銭的・時間的な限界があり、子どもにしわ寄せがいくことになります。

まずは、離婚が子どもに与える悪影響にはどのようなものがあるのかを詳しくみていきましょう。

感情を表に出さなくなる

両親の離婚をきっかけに、表に感情を出すことができなくなってしまうことがあります。

子どもは、親が思っている以上に親の表情や態度から気持ちを敏感に感じとっています。離婚をして親が心身ともに疲労困憊していると、子どもは親の顔色を第一に伺い、「自分がこれ以上親のことを困らせてはいけない」と自分の本当の気持ちを押し殺すようになってしまうのです。

「自分は常に良い子でいなければいけない、親の前で悲しい顔をしてはいけない」と自分のことを追い詰めてしまうことで、精神的なトラブルを抱えてしまう可能性があります。

成績が下がる可能性がある

両親が離婚した子どもには、成績の低下という影響もよく見受けられます。とくに、小学生や中学生といった思春期の真っただ中にいる時期に両親が離婚してしまうと、その影響が顕著に表れてしまうことが多いようです。

急に親がいなくなってしまったことへの不安感や孤独感、また離婚に伴う生活環境の変化で勉強に集中ができず、成績が下がってしまう可能性があります。

また、母親に子ども引き取られるケースでは、これまで専業主婦をしていた母親が外に働きにいかなくてはならなくなり、子どもが家事を担当して勉強する時間をとることができなくなって成績が下がってしまう、ということもあるでしょう。

人やモノに愛着がなくなる

離婚によって、人やモノに対して愛着がなくなってしまう子どももいます。普通であれば、子どもは家族やペット、好きなおもちゃなどさまざまなものに対して愛着を持ち、少しずつ愛情を育んでいきます。ところが、両親が離婚することによって愛情そのものに疑問を持つことになってしまうのです。

「愛情を持って接しても、親のようにそのうち自分から離れていってしまうのではないか」という失うことへの恐怖心から、次第に人やモノに対して愛着を持たなくなり、執着しなくなってしまいます。

将来子どもが離婚する可能性が高くなる

両親が離婚してしまった子どもは、家族や家庭の存在自体に疑問を持つことが多く、結果的に将来自分が結婚した時にも離婚をする可能性が高いと言われています。ある研究結果によると、両親が離婚している子どもの離婚率は、両親が離婚していない子どもに比べて約3倍になると言われているのです。

愛されたいという承認欲求が強くなる

子供に悪影響を及ぼすひとつとして、強く愛されたいという欲求が強くなることです。一見、当たり前かと思いますが、それが人よりも強いと弊害が起きるということです。

強いがゆえに、もし裏切られたりすると、その人のことを強く憎んだり、ストーカーにつながる恐れがあります。

また、常に愛されていたいという承認欲求が高すぎると、依存症に陥ってしまう傾向があります。

離婚が子どもにとって良い影響を与えるケース

DVをする夫

両親の離婚が子どもにとって悪影響を与える一方で、離婚した方が良い影響を与えるというケースもあります。下記のようなケースの場合は、早い段階で離婚を決断した方が良いかもしれません。

DVやモラルハラスメントがある場合

家庭内で、自分や子どもがパートナーからDVやモラルハラスメントを受けている場合には、早急に離婚すべきです。子どもには直接的に暴力を振るわれていなくても、暴力の現場を目撃するだけで子どもには精神的なダメージが残ってしまいます。不登校やいじめ、うつ病の発症に繋がってしまうこともあるのです。

また、子どもの頃に受けた暴力、目撃した暴力は子どもの心に深く残り、大人になってから自分も親と同じことを繰り返すケースが多いと言われています。

こういったケースでは、離婚という選択肢がその後の子供のことを考えると、現状よりも良い結果に繋がります。

頻繁に夫婦喧嘩がある

夫婦喧嘩が頻繁にあり、家庭内の雰囲気が良くない場合も、離婚することで良い影響を与えるケースがあります。日常的に両親が喧嘩している場面を目撃してしまうと、子どもにとって大きなストレスを与えてしまうことになるのです。

また、子どもは自分を中心に考える傾向が強いために、「両親が毎日喧嘩しているのは自分のせいだ」と思い込んでしまうことがあります。その結果、心にトラウマを抱え精神的に不安定になってしまうのです。

両親は離れて暮らしても、子供がいつでも会いにいける状態にしてあげることができれば、それまでよりは良い影響を与えられるでしょう。

夫や妻が不倫で家を空けている

不倫でどちらかの親が家によりつかなくなっていると、当然家庭内の雰囲気が悪くなり、関係がぎくしゃくしています。そのような場合も、離婚をすることで子どもに良い影響を与えるかもしれません。

親が家に帰ってこないと、子どもは「自分は親に捨てられた」と感じてしまいます。また、パートナーが不倫で家を空けていることで、当然一人残された親はピリピリし、子どもにまで八つ当たりしてしまうかもしれません。家庭内でそのような状態が続いているのであれば、離婚も子どもにとってプラスになるでしょう。

離婚を子どもに伝えるときに気をつけること

両親の離婚は、例外を除いて子どもの心を傷つけてしまいます。そのため、離婚を子どもに伝えるときには細心の注意を払う必要があります。ここでは、離婚を子どもに伝えるときに気をつけることをお伝えします。

嘘をついてごまかさない

適当な嘘をついて離婚したことをごまかすことはやめましょう。例えば、「パパ(ママ)は死んでしまった」という嘘をついて、その時はやり過ごせたとしても、子どもが大きくなれば、いずれバレてしまいます。

嘘がバレてしまった時、それまで築いてきた信頼関係は一気に崩れてしまい、子どもは誰のことも信じることができずに人間不信に陥ってしまうことになります。

離婚の原因は子どもにないことを伝える

小さい子どもは、何かトラブルがあると自然と自分のせいだと考えてしまう傾向が強いです。親が何もケアをしなければ、両親が離婚したことも「自分のせいで離婚してしまったのだ」と自分を責めてしまうかもしれません。そうならないために、子どもにはまず「離婚はあなたのせいじゃない」ときちんと説明してあげましょう。そうすることで、子どもの気持ちも多少は落ち着くはずです。

離婚しても親であることに変わりはないと伝える

離婚して夫婦は他人同士になりますが、子どもにとっての親は一生変わることはありません。父親からも母親からも愛されたいと願うのは当然のことでしょう。「親に捨てられた」と勘違いしてしまうと、子どもの心に大きな傷を残すことになってしまいます。

例え離れて暮らすことになったとしても、「あなたのことを捨てたわけではない、会いたくなったらいつでも会えるから」と伝えるようにしてください。子どもの不安を取り除き、少しでも安心して暮らしていけるように配慮してあげるようにしましょう。

子どもの年齢に合わせた離婚の伝え方

子どもを必要以上に傷つけてしまわないために、子どもへの離婚の伝え方もとても重要になってきます。ここでは、子どもが未就学児と小学生以上の場合とに分けて話していきましょう。

保育園・幼稚園児(1歳、2歳、3歳、4歳、5歳)の場合

幼い子ども

保育園・幼稚園など子どもがまだ幼い場合、まだ理解できないだろうと適当にごまかしてしまう人も多いでしょう。しかし、3歳を過ぎ、言葉が発達してくる頃になると難しい言葉は理解できなくても、状況の変化は敏感に感じとります。

「離婚」という言葉は難しいので、「パパとママはこれから別々に暮らすことになるけど、会いたくなったらいつでも会えるからね」と事実を伝え、子どもが不安にならないようにしてあげましょう。

しかし、幼い子供の場合は、両親が離れて暮らすことに対して、泣きわめいて悲しさを伝えてきて、どうしようもなく子供に影響を与えそうな場合は、年齢を見て、徐々に伝えていくのも有りです。

最初は、「お仕事の都合で・・・」としておいて、歳が上がって理解が進んできた段階で正直に伝えるという、段階的に伝えてみてもいいでしょう。

小学生、中学生、高校生の場合

小学生高学年以上になると、細かく離婚について説明しなくても、どうして親が離婚することになったのかということも理解しているかもしれません。そのため、ある程度、両親の離婚について理解しているのに、後になって離婚したと伝えられると、「自分は除け者にされている」と感じてしまうことがあります。その感情は、親への不信感へと繋がってしまうかもしれません。

小学生以上である程度、事情が理解できている場合は、事後報告ではなく、具体的に離婚話が決着しそうなタイミングで前もって伝えてあげた方がいいでしょう。

離婚をしなければならない理由、これからどう生活していくかということなど、子どもの不安を取り除くためにしっかりと説明してあげてください。子ども扱いするのではなく、一人の人間としてきちんと対応してあげましょう。

子どもへの悪影響を最小限に抑えるために気を付けること

残念ながら、離婚が子どもに与える悪影響を100%避けることはできません。しかし、親が気を付けることで子どもに与える悪影響を最小限に抑えることはできます。

それでは、離婚が子どもに与える悪影響を最小限に抑えるために親が気を付けるべきことをお話しましょう。

愛情はしっかりと分かるように伝える

親が離婚することで、子どもは「自分は親から愛されていないのかもしれない」と感じてしまうことがよくあります。精神的に不安定になり、ひどくなると不登校や引きこもりなどになってしまうことも。

また、両親から愛情を受けていないと誤解したまま成長した子どもは、大人になってから他人と信頼関係を築くことができず、上手く人と付き合っていくことができなくなるケースが多いです。

子どもがそのような不安を抱えたまま成長することがないよう、「あなたのことを愛している、心底大切に思っている」ということを、きちんと伝えてあげてください。言葉だけでなく、スキンシップをとることもとても大切です。愛情をしっかりと感じることができれば、例え片親になってしまっても、子どもは自分に自信を持ってしっかりと生きていくことができるでしょう。

子どもの前でパートナーの悪口を言わない

夫婦間のトラブルは、子どもには全く関係がありません。夫(妻)として最悪なパートナーだったとしても、子どもにとっては愛すべき大切な親であることに一生変わりはありません。

父親(母親)の悪口を目の前で言われると、子どもは自分を否定されたように感じることがあります。親の悪口を聞かされ続けることで、自己肯定感が低い大人になってしまうこともあります。自己肯定感が極端に低くなってしまうと、物事に対してネガティブになったり、過剰に人の目を気にするようになるなど、人間関係を築いていく上で苦労することになってしまいます。

パートナーにどれだけ腹が立っていたとしても、子どもの前でだけは悪口を絶対に口にしてはいけません。自分の胸のうちにとどめ、別のところで発散するようにしましょう。

子どもとしっかり向き合う時間を作る

離婚をすると、家事や仕事を一人でこなし、生活を支えていくことに精一杯で子どもとゆっくり過ごす時間をとることが難しくなるかもしれません。しかし、そんな中でも子どもとしっかり向き合う時間を作ることは、とても大切です。食事の時間やお風呂の時間、休日など、いつでもいいのでその時間だけは子どもに集中する、という時間を作りましょう。子どもが普段何をして、何を感じているのか、子どもの話にしっかりと耳を傾けてあげてください。

まとめ

両親の離婚は、子どもにとって全てのケースでマイナスになってしまうわけではありませんが、やはり良いことではありません。どうすれば子どもに悪影響を与えずにすむのか、与える悪影響を最小限に抑えることができるのかをまず考えるようにしてください。

離婚は夫婦だけの問題ではありません。子どもにも影響を与えてしまうということをしっかりと理解し、しっかりと心のケアをしてあげるようにしてください。親が子どもに愛情を伝え、子どもの小さな変化をいち早く察知して、サポートすることができれば、離婚の悪影響を最小限に抑えることができるはずです。

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