未成年の人探しは早急に!中学生、高校生が家出する原因と対策

朝方の町並み

中学生や高校生の家出は他人事ではなく、どの家庭でも起こりうる問題です。平成29年度の警察が発表した行方不明者届受理数84,850のうち中高生10代の割合は約20%を占め最も多くなっています。

家出をしても、「よくある話だ。帰ってくるのを待とう」と悠長に構えていては、取り返しのつかない事態に陥るかもしれません。元気な姿で会うためには早急な対応が不可欠です。

この記事では、中高生の家出で起こりうるトラブルから家出の原因、対策までまとめました。

中学生や高校生の家出は事件に巻き込まれやすい

中学生や高校生は多感な時期で影響を受けやすく好奇心が強い年代です。そのため、いろんなことに首を突っ込みトラブルが起こりやすいです。

どのようなトラブルが想定されるか具体的に挙げてみました。

金銭トラブル

被害者になるだけではなく、加害者になる可能性にも注意です。

深夜に中高生が一人で外にいることで不良や不審者にお金を取られてしまう、怪我をしてしまうのは当たり前のことです。しかし、家出をしている中高生は、日々の食費や宿泊する施設の料金など出費に追われ、手持ちの現金が少なくなっていきます。そのため、コンビニで食べ物を万引きしてしまったり、人の財布を取ってしまったり犯罪行為をしてしまうケースは少なくないです。

子供を犯罪者にしないためにも家出をした中高生を早急に見つけてあげることが大事です。

たばこやお酒、薬物の使用

家出先で出会った悪い友人に勧められて使用してしまうケースがあります。喫煙や飲酒だけでなく、未成年者の覚せい剤や大麻の使用は問題になっています。出会った人が年上で逆らえなかったり、暴力団の組員であったりすると怖い存在であり、勧められると断れない状況になってしまうのです。中毒性が高く、一生の問題になってしまうので注意が必要です。

売春の被害

中高生の女の子の場合、売春被害の可能性は非常に高いです。最近は、SNSが発達しており未成年売春の相手を探すのは容易になっています。ウェブサイトでも「神待ち掲示板」といわれるサイトが乱立しています。泊まる場所や食事、お小遣いを提供する代わりに身体を売ることを目的とした出会い系掲示板です。一回くらいならいいか、お金ないからと考えるよりも先に見つけてあげることが肝心です。

中学生や高校生が家出をする主な理由

中高生が家出をする理由を知って、わかってあげることで未然に家出を防げるかもしれません。ここでは主な理由をご紹介していきます。

家族関係

中高生の多くは、本当の意見を押し殺して、胸のうちで問題を抱えていることが多く「自分の意見を聞いてくれない」、「こんなところから逃げ出したい」と心の中の感情が爆発し、家出を決意させます。

親子間でのコミュニケーション不足や意見の不一致が大きな原因にあげられます。また、家庭が貧乏であったり、毎日夫婦げんかがあるなど、家庭内での環境がストレスになることも原因のひとつに挙げられます。

具体的な例として

  • 進路を父親に決めつけられ喧嘩になって飛び出した。
  • 両親が自分のことを考えてくれてないんじゃないかと疑問に思い心配をかけたくて家出した。
  • 毎日毎日、両親が怒鳴りあって喧嘩しており嫌気がさした。
  • 期待してるよというプレッシャーから逃げ出したくて家出した。

友達や先輩後輩との人間関係

学校での人間関係で家出をする理由は大きく2つあります。

非行グループに影響されて社会への反抗から家出をする。もうひとつは、人間関係に悩んでいるが相談する人もおらず、自分の中でいっぱいいっぱいになって逃避してしまう。

中高生は、今までなかった上下関係や新しく出会う人との接し方で悩むことが多いようです。

具体的な例として

  • 悪い上級生と遊びだし影響をうけて家出した。
  • クラスでいじめられているが誰も味方になってくれず学校からも家からも逃げ出した。
  • 新しいクラスになじめず、学校に行きたくないし家にいても叱られるから家出した。

勉強や部活などの学校問題

中高生になると学校の成績や、部活動のレギュラー争いなど他人と比べての結果が見えてくるようになります。そこで、「どうして自分はこんなにもできないんだ」と現実を知ることで自暴自棄になり、すべてが嫌になって家出をする原因になることがあります。

具体的な例として

  • 部活動で今まで、補欠だった同級生にレギュラーを奪われ全てから逃げ出したくなり家出をした。
  • いくら勉強をしても周りについていけず成績が上がらない。家にいても勉強しろと言われるし家出をした。
  • 勉強も部活もうまくいかず、やりたくないから家出をした。

恋人関係

中高生は恋愛経験が浅くのめりこんでしまい、恋人と二人で家出をしてしまうことがあります。また、SNSやネット上のやり取りで出会った他府県の異性に会いに行くために家出をすることも少なくないです。

具体的な例として

  • 好きな異性のそばにずっと居たくて、家出をした。
  • 好きな異性と深い思い出を作りたくて、軽い気持ちで家出をした。
  • ツイッターで知り合った異性に会いに行きたいが、親に反対されると思ったので家出をした。

夜遊びに興味を持つ

中高生は、今までしたことない経験に魅力を感じやすい多感な時期です。夜遊びをしている非行グループと遊んでいると楽しく感じてしまい、門限を守らずに、そのまま家出をしてしまうことがあります。

具体的な例として

  • バイト先で知り合った友達と夜遊びを始めて家出をした。
  • 門限が厳しく抑圧されているのがストレスで家出をした。
  • 真面目に生きるのが退屈で非行グループに入り家出をした。

家出した中学生、高校生をいち早く見つけるためにするべき行動

中高生が、家に帰ってこないときの対処法を見ていきましょう。思い当たる原因がある場合は、家出の可能性が高くトラブルに巻き込まれるのを防ぐために、いち早く対処して見つけてあげましょう。

自力で探せる場所を捜索

中高生が家に帰ってこない時に、自力で探し素早く発見するためにできることは次の通りです。

  • 知り合いや本人に連絡をとり情報を集める
  • 行きそうな場所を探す
  • SNSで発信する

本人に連絡を入れるのは、当たり前のことですが、日頃よく遊んでいる仲の良い友人に連絡を取ることが大事です。中高生の多くは、親には話さない内容を周りの友人には話していることが多いです。そのため、最近の様子、行き先など具体的な情報がわかることがあります。

また中高生の家出で一番多い行き先は、圧倒的に友人の家です。未成年のために深夜のネットカフェやカラオケ店などの利用は断られることがあり、夜勤で親がいない家や一人暮らしをしている友人がいる場合は優先的に探すと見つかりやすいです。

早く見つけたいなら探偵に依頼する

中高生の家出探しの際に、自力で探しても見つからない、警察も動いてくれないという状況に陥ることがあります。そのときには、人探しのプロであり、捜査の制約が少ない探偵に依頼することが1番早い解決策になりえます。

探偵は警察と違い依頼された仕事は優先度関係なく本格的に動いてくれます。素人ではなかなか難しい周辺での聞き込み、張り込みもしっかりとしてくれ、他府県など遠方への捜査も行ってくれます。また、最近では警察犬の導入をしている事務所もあり安心して人探しを任せられる能力をもっています。

さらに、近所の人の目が気になる、大事にしたくないという場合でも対応をしてくれ、プライバシーを守りながら素早く捜査を行ってくれます。

中高生の子どもが家出をした際は、「大丈夫だろ、すぐ帰ってくる」などと軽くみたり、「大事にしたくない」と世間体を気にして行動をとらないのではなく、プライバシーを守ってくれながら本格的に捜査してくれる探偵に早い段階で依頼することも、家出をした中高生を守るために必要なことです。

中学生、高校生の未成年者の家出で警察が積極的に動いてくれる状況

中高生の子どもが、家に帰って来ない時に、警察に相談してみることを考えると思います。警察に捜索願を出して、ちゃんと受理してもらえるのか、捜索してくれるのか疑問があったり不安になったりすることもあるでしょう。

結論は、事件性が高いと判断しないと動いてくれません。帰ってこない中高生の命に関わるか、事件性があるかが、動いてくれる基準になります。

では、実際にどのような場合に動いてくれるのか、具体的なシチュエーションを挙げてみました。

誘拐の可能性がある

13歳以下の小さい子どもの場合は考えられますが、中高生が家に帰ってこないだけでは選択肢に入りません。誘拐犯から連絡があったり、情報がある場合は、積極的に動いてくれます。

家出とは考えられない

トラブルが全くなく、家出の原因が一切ない場合に考えられます。家に帰りたくても、第三者によって許されていない状況なのではないかと判断されれば、動いてくれます。

遺書が残されている

帰ってこない中高生の部屋に書置きの遺書があったり、ひどくいじめられていて悩んでいるなどの日記が見つかれば、死亡の危険があり、命に関わると判断され、捜索をしてくれます。

事故の可能性がある

交通事故や水難事故に巻き込まれたのではないかと判断されれば、人命に関わるので、探してくれます。

警察内で捜査の優先度が低いと見つかりづらい

警察は、一つの事件だけを追っているわけではありません。そのため、動いてくれても大きな人員を割いて、本格的な捜査活動をしてくれるとは限りません。捜査の途中でも、緊急性のない中高生の家出だと判断されてしまえば、見た目や服装などの特徴を警察にあるデーターベースに登録し照会する程度です。

その他には、パトロールを増やすなど、見回りをしてくれるくらいで、積極的に探し出すといった行為はしてもらえません。ですので、友達の家の中にずっと入り浸っていたり、他府県に家出をしている状況では、たまたま補導されるなどしないと発見できず、見つかりづらいです。

警察が捜索願を受理しても見つからないなら探偵へ

家出した中高生は、まだ見つかっていないけど、警察に捜索願を出したから、安心だと思うのは間違いです。警察の捜査では、家出と判断されれば、補導されたことで見つかるか、子供が自ら帰ってくるかのどちらかしか、ほぼ期待することができません。そのため、早期発見して、事故や事件、非行などから子供を守りたいと考えるのであれば、どんな場合でも、積極的に人探しを行うプロである探偵に依頼することがおすすめです。

まとめ

中学生や高校生の未成年者が家出をした場合は、早急に発見してあげることが重要です。未成年者が家出をしている間には、いくつもの危険にさらされています。

家出になりうる原因も多くあり、常日頃からコミュニケーションをとってあげることで、家出の防止になります。また、中高生の子どもが家出をしてしまったら、自分で探す、警察に届けを出す、探偵に依頼するなど解決策があります。

いち早く見つけてあげるなら、探偵にお願いしましょう。

家出・人探し・行方不明調査の料金・費用相場

1日あたりの相場 費用総額の相場
家出・人探し・行方不明調査 15.2万円 124.8万円

※実際に探偵ちゃんで紹介した探偵事務所に依頼した人の事例を元に算出しています。